何 で も Q & A |
《 セ ク ハ ラ ・ い じ め 》 |
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上司からホテルに誘われ、拒否して逃げ帰ったが、その後無断欠勤状態を続けている。「このまま無断欠勤状態が続けば解雇になる」と言われた。 | |
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いずれにせよ、理由を告げずに休み続けるのは良くない。話しにくいことは分かるが、どうして休んでいるのか、今の状態はどうかを正確に会社側に伝えておくことが必要。就業規則を見ることが大切だが、解雇理由として通常「正当な理由がなく無断欠勤を繰り返すもの」というのがあるので、セクシャルハラスメントを「正当な理由」として認めさせること。 | |
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部長がすれ違うたびに腰に触れて通る、が社長に言っても取り合ってくれない。 | |
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会社がこれを放置した場合は、会社自身に損害賠償を請求できる。 労働者は会社が指定した場所で就業しなければならないのであり、一方職場は会社の支配監督の及ぶ場所なのだから、会社は職場の環境を整え、労働者が安心して仕事ができるようにする義務がある。 |
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古参の女性とトラブルになり、それからいじめられる。 | |
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まず、偏見なく接しているか自らの行動を点検してみることが大切。 本当にどうしようもない場合。周囲の誰もがいじめを恐れているようなケースの場合、個人的感情を交えず、純粋に職務上の立場から、職務に重大な支障を来たす状態なので、その旨上司にハッキリ言い、止めさせる。 会社の断固たる措置が期待できないときは、相手に対して「○○の行為をしてはならない」という「不作為の仮処分」を求める。(民事保全法23条) |
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始末書提出を命じられたが、出さないと処分されるか。 | |
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懲戒処分の中で、通常最も軽いのが謹慎処分(訓告というところもある)。始末書を提出させ将来を戒めるものだが、単なる事実関係の報告を求める顛末書とは異なり、謝罪の意思表明を含むもの。裁判例(丸住製紙事件、高松高裁昭和46.2.25判決など)があり、強制は個人の意思の自由、尊重という法理念に反し許されない。したがって、業務命令違反にはならない。 しかし、反省していないという会社の評価につながることは否定できないし、そうなる可能性は高い。このことが人事考課、査定でマイナス材料となることは覚悟しなければならない。 |
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