モバイルギア (1998/09/13)
今後、このコーナーでは、ちゃっくが、日常使っているあるいは使ったことのある電子機器、ソフト、サービス等の商品で、「これは、いいっ!!」というものを紹介して、その長所、短所を説明するコーナーにしてみようと思う。で、これをお読みになった皆様から、「なるほどそりゃいいや」とか「こっちの方がもっといいよ」というご意見を伺い自分の役に立てようという魂胆である。また、ひょっとしてその紹介したものに係わりのある人が読んで「いやぁーいい宣伝をしてもらった」と思ったら、お礼に何かください。うん。よろしく。よろしく。
初めに さてさて記念すべき優れモノコーナーのトップを飾るのは、今利用しているマシン、何?ノートパソコンかって?ブーっ違います。まあ親戚のようなものだけど、PDAと呼ばれる範疇のNECモバイルギア(以下モバと表記)です。私が持っているのは、キーボードタイプ三世代目のMC−MK12というモノラルのマシンなんだけど、その良い点を列挙してみよう。
モバの良い点 1 電池が長持ち
モバは単三電池2本で約30時間持つとされている。例え電池がなくなったとしても、単三電池なら、キオスク、24時間ストア等、手に入る場所もとっても多い。私は今、専用充電池で使っているが、朝夕の通勤時間のみの利用で、一週間は追加充電なしでやっていける。電池の持ちがノートパソコンのネックとなっている今、この点は大きい。
2 とっても軽い一般的には、電池の持ちと重量は反比例する関係にある。ところが、モバは、電池が長持ちの上に、非常に軽量(550g)のため、持ち運びやすく、片手で持っての長時間入力も可能である。以前に愛用していたThinkPad535Eは、1.75Kgでノートパソコンとしては決っして重い方ではなかったのだが、さすがに片手で持っての入力はとても大変だったし、Macの(Duo以外の)パワーブックシリーズに至っては、自分の腕の方に、パワーがついた。(ダンベルじゃないんだから...)
3 レジューム機能が優秀
電車の中での入力に適しているのが、この点である。降りるべき駅に到着するまで、入力を続けることが出来、保存もせずに一度閉じ、乗り換えた電車で、おもむろに開いて、またすぐに続きを入力することが可能である。そして、この間のバッテリーの消耗などとるにたりない。ノートパソコンの場合は、起動にも時間がかかるし、終了させないで眠らせた場合でも、機種によっては、バッテリーの消耗が激しい。
4 モノクロ液晶で横からは見にくい
最近はノートパソコンも安くなってきており、安価でも優秀なカラーのTFT液晶がついている。これは、非常に視認性に優れ、横、斜め後ろからでもよく見える。ただでさえ、まだまだ人の目を引くモバイラーである。興味津々のおばはんやおじさんがじっと見つめてくれちゃうのである。しかし、モバの液晶は正面からはとってもよく見えるが、横からはとても読みにくく、シークレットな長所を持っている。
5 いつでも、どこでも、誰にでも
まあもともとモバはメール専用機でモデムを内蔵しているので、当たり前であるが、場所によって様々な方式でインターネットメールの送受信が出来る。自宅にいる場合は、直接電話線をつなげばOK。外でも、グレイ電話があれば、極めて容易に通信でき、グレイ電話がなくても、PHSと専用カード(カードがなくてもみなし通信という手もある)か、携帯電話と専用カードがあれば、やはり通信可能である。キーボードも打ちやすく、まさに、「いつでも、どこでも、誰にでも。」といった感じである。
モバの良くない点 次に、逆に良くない点の方を列挙してみよう。もしモバの設計者が、この文章を読まれた場合は、次回作に是非生かして、より魅力的な商品を創り出して欲しい。頑張ってくれたまえ。
1 WWWが見れない
一応テキストブラウザというソフトを走らせれば、インターネットのWebのテキストを中心としたものは見ることが出来るが、でも、きれいな画像は見れない。モバイラーも外ではメールだけに徹して、WWWは、家か事務所ででも見ろというわけである。当然のことながら自分のHPの更新なども出来ない。
2 SDが動かない
SDとは、私の愛用しているスクエアダンスのコールを作るソフトである。これがモバのCPUでは役不足で動かない。しかし、あのソフトを動かせるCPUだと逆に、こんな少ないバッテリーの消費では動かないんだろうな。やっぱり。当然ExcelやWordも動かない。
にゃ〜んてな、いやぁー客ってものは、なんと我が儘なものだ!!改めてびっくりしてしまうぜ。
最後に モバへの思い込みのせいか、結構、長文になってしまった。思えば、このマシンは、1997年の6月に、アメリカのNCCに参加する一週間前くらいに、日本にメールするためにあわててほとんど衝動的に購入したものである。以来使わなくなったり、使ったり、を繰り返してきたが、やはり通勤中のワープロとしての役割は、他機の追随を許さない、まさに最高といえるマシンである。これからも多くの私の思いを込めた文章を生み出してくれることだろう。
ビバ!!モバ!!