吉本ばなな
吉本ばなな 虹 幻冬舎 うれしかった。 旅ものシリーズは、「不倫と南米」から読み始めてただけで、「SLY」 でもこれはよかった。 主人公と「ご主人様」が恋愛をするとしたら、それは世間が言うとこ ・・・引用・・・ 私はご主人様があの奥様を選んだ理由をなんとなく知った気がした。 ここで私はなんだかとっても愕然とした。 恋愛と結婚は違う。延長である場合が多いとは思うけれど、それは恋 江國さんの「東京タワー」や「泳ぐのに安全でも適切でもありません」 ばななちゃんのは、どこまでもまっすぐ。きちんと根を張った関係に 二人とも好きな作家だけど、私がこれから恋愛するとしたら、ばなな ・・・引用 私はその時、ドラえもんやタイムマシンやいつもいっしょにいてくれ ・・・ なんだかねえ。しみじみと私も考えました。 |
ハネムーン 中央公論社 吉本ばなな 今一つ、話題にならなかったという気がする。 海岸で拾ってきたきれいな桜貝をいつまでもオルゴールの中に入れて |
ムーンライト・シャドウ 吉本ばなな 福武書店「キッチン」 そこそこばなな好きな私ですが、これが一番好きなんです。 幼い小説だと思います。 あとがきにありました。 克服と成長は個人の魂の記録であり、希望や可能性のすべてだと私は思っています。 これこそ、この小説のよさ。 私はもうここにはいられない。刻々と足を進める。それはとめることのできない時間の流 生きること。 大人になんか、なりたくないよって、泣きたくなることが時々ある。 そんな時に、読みたくなる小説。 |
キッチン 福武書店 吉本ばなな 衝撃のデビュー作だった。 どのあたりが衝撃だったのか。 「最も実用的に書くと云うことが、即ち芸術的手腕を要するところなの にもつながる、「芸術性」だと思う。 ここには、三編の小説が収められている。 「幸せになりたい」と願っている人ばかりではないように感じる今の世 |
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