1998-3-28
えっとですね、今日ですね、ぼーっとしてる時に
自分の顔を鏡に写して見てたんですよ。暇だったもので。
でもって、ナンカ不思議ですね。人の顔って物は。
ほら、体全体で見ると、顔にはいろいろな要素が
これでもかってくらい詰まってるじゃないですか。
目あり、、鼻あり、眉あり、口あり、耳あり、毛あり、舌あり、歯あり、
皮膚あり、脂肪あり、角栓あり、穴あり、たんぱく質あり、カルシウムあり、
水分あり、ケラチンあり、ホクロから生えてる毛があり、山あり、谷あり、
人によっては、金だったり、銀だったり、シリコンだったりとか、
そりゃあ、ありとあらゆるものがありますよね。
そんでもって、その中の一つの目の中に、眼球があり、
その中に瞳がありって、
瞳は瞳孔が自分の瞳孔はこんなに大きくなるのかというくらい、
大きく開いていました。
そう、大きくです。
そして、日本人だとすぐに分かってしまうくらいに、黒かったのです。黒かったのです。
キラキラと艶を出しながら、黒かったのです。
さあ、もう行かなければ、早くしないと時計が逆回転を始めて、黒くなる。
ところで先生、
黒はすべての色を含んでいるそうですが、そこらへんは
どのようにお考えですか?
そうですね、黒とはすべての色を含んでいる。
含んでいよう。
含んでいるべき。
含んでいるかも。
含んでいた。
そう、含んでいた。過去形。
現在、過去、未来。
過去、過去、過去形。
含んでいると思ったら大間違い。それは、過去の事であって、今は違う。
すでに、黒とは一つの色であって、すべての色ではないのだよ。頂点では無い。
並列の中の一つにすぎない。 白と対局にも無い。光が闇という黒をつくり出す。
そんなだいそれた事を考えてはいけない。
闇が光をつくり出すなんて、もってのほか。
もってのほか、もって三日ですね。
今のうちにあわせたい人がいれば、呼んでおいてください。
今の内が花ですよ。綺麗な色のある花の内、
内は外に繋がって、色々な色が色に色です。
壁には極彩色な絵があり、人はそれを窓と呼んだ。
さあ早く、呼ぶ人を呼ばなければ、
内に秘めた書物はまだ表紙から数えて11ページのところで、
以下略。
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