1998-6-30
えー最近、銀行の口座をマイナスにしてまで、
定期預金をしている二号です。
今回ははっきり言って長くなってしまいました。
本気で書いてったら本当は本一冊分位になる話です。
今日ですね、学生時代の同期の奴が家に遊びに来たんですよ。
でもって、そいつが会社のデジカメを持ってきたんですよ。
いやー、なかなか面白いもんですね、デジカメっていう亀等は。
きっと、中に絵の上手い小人さんが入っていて、
その他にも何人か小人さんが入っているんですよ。
そんでもって、その中でみんな何かしら係があって
自分の仕事を何の疑問も持たずに一つの社会を作っていて、
毎日毎日生活をしてるんだろーなー。きっと。
でもって、シャッターボタンっていう丸い部分を押されると、
「シャッターを押されるのを24時間監視する係」の小人さんが
「うあっ。シャッター押された!あああっ!早く絵の上手い奴に
教えなきゃ!」って言って伝言ゲームが始まるんだよきっと。
「シャッターを押されるのを24時間監視する係」から
「早馬で大通りを伝言を持って疾走する係」に伝言を持たせて、
「メーンストリートで無許可で露天商を開いて手作りアクセサリーを売る係」や
「自転車でよろよろ走りながら注文も無いのにソバの出前をする係」とかを
こう巧みによけながら、
「絵の上手い小人のアトリエの前に
いつも渋い顔しながら立っている専属マネージャー係」ってのに
伝言を渡して、そしたら今度はそいつが、
「アトリエのドアをノックする係」ってのに指示をして
アトリエのドアをノックさすんだよ。
そしたら絵の上手い小人さんが「どーぞー」って言ったら、
「ドアを開ける係」ってのがドアを開けると、
「絵の上手い小人のアトリエの前に
いつも渋い顔しながら立っている専属マネージャー係」が
アトリエの中に入って、絵の上手い小人に、
「いま窓(レンズ)から見える景色を描いてくれとの注文が入りました。
640*480のスタンダードモードで、フラッシュなしです。」って言うんですよ。
そうすると、絵の上手い小人は「うむ。」って言って、
おもむろにベレー帽を取り出して、それをかぶると、
「出された注文を正確に640*480の升目に色を塗って描写する係」に
変わるんだよ。
でさ、デジカメ内小人さん社会では絵の上手い小人さんが
一番偉くて、特権階級なんだよね。
だから周りはそいつをいつでもサポートしたり、
機嫌を損ねないようにちゃんと「太鼓持ち係」ってのもいて、
「いやー、サイコーッス!天才的ッスよ。自分には無理ッスよ。」とか言ってるんだよ。
するとその絵の上手い小人が、
「あったりめーだろ!俺とおまえとじゃレベルが違うんだよ。レ・ベ・ルが!」とか
答えたりしてるうちに絵が出来上がって、そしたら今度は、
それを「液晶に描いた絵を表示させる係」ってのに渡すんだけど、
やっぱり「液晶に描いた絵を表示させる係」が液晶って名前の付いた窓の前に立って
両手に大きく絵を持って液晶画面がその画像を表示しているように見せるまでには
大冒険だったりするんだけど、もう面倒くさくなったのでやめます。
そうそう。で、やっぱり小人さん同士でも価値観の違いやらなんやらで、
いろいろと問題も起こったりするんだよね。
「俺が受けた注文はこんなんじゃない!」だとか、
「俺の描いた奴のどこがいけないんだ!表出ろ!」だとか、
「伝言が伝わるのおせーんだよ。」とか、
「そこの服着た犬を散歩させてるおばちゃん。邪魔なんだよ。」とか、
「かーさん。ワシの股引どこかね。」とか、
「ポチが僕のソフトクリーム舐めたー。」とか、
「いい加減はいちまえ!お前がやったんだろ!」とか言ってたりするんだろーなー。
だから、ほら、動かすと何かしら音がするんだよ。「ピーピー」とか「キーキー」とか。
でもってやっぱり落ちこぼれとかもいてさ、
そんなのが集まってみんなで銭湯をのぞきに行ったりとかして、
そのうちに、下克上を起こそうとする一派が現れたりとかして、
保守派っていうか現行政権とぶつかったりとかするんだよね。
すると、首都は壊滅状態になって首都の機能が麻痺するんだよね。
そうすると俺達は「あー、故障したー。」とかいって修理に出す。
すると、中にいた小人さん達は総入れ変えになって戻ってくるんだよね。
でもって、そうこうしてるうちに中の小人さん達も年を取ってきて、
だんだん若い奴らにはかなわなくなってくる。
「俺も若い頃はバリバリやってたのに、今じゃあんな若造にやられっぱなしだよ。」
とか愚痴をこぼすようになって、
しまいにゃリストラでクビになって、
「あんた!どーすんのさ。まだ家のローンも終わってないし、子供達の学費も
あんのよ。あぁ、こんなんだったら私立なんかやめれば良かった。まったく、この宿六が。」
とかカミさんに言われたりするんだよね。
でも結局もっと効率のいい社会を作っている「新人類」って呼ばれる小人さん達が出てきて、
今のこのデジカメ社会にいる小人さん達は全員お払い箱になるんですよ。
それを俺達は「おっ、新しいバージョンが出たか。」とかいって
喜んだりするんだけど、実は俺達の知らないところでこんな「複雑な小人さん模様」が
繰り広げられていたんだよね。
だから物を大切にしないといけないんだよね。
じゃないと沢山の小人さん達を路頭に迷わせることになります。
えーと、なんだ?うん、「だから俺の部屋は物で埋まる」って話。
二号
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