1999-4-16
よく俺が言う言葉に、
「世界中が俺だったら世の中平和だよ。戦争なんて絶対ないね。
その上、愛にあふれた世界になるって。だろ?」
なんてのが有ります。
これを言うと大概の人はご丁寧に呆れてくれます。
きっと信じてないんだね。俺の凄さを。俺の素晴らしい人間性を。
しかし、最近気づきました。俺は間違っていました。
世界中が俺でも戦争はおきます。
いや、確かに俺は凄いし、素晴らしい人間性を持っている。
世界中の人間が俺を尊敬してもイイくらいだ。
では何故?それを今から考えてみましょう。
もし、世界中が俺だったら・・・。
まず手始めに、エビフライ好きの俺のことだからきっと、
近所にある俺のお気に入りの定食屋「きさらぎ亭」の
エビクリームフライ定食のもの凄い争奪戦が始まる。
その結果、桜新町一帯は焼け野原に・・・。(世田谷エビフライの乱)
しかし、エビフライだったら何でもイイ俺らしく、
日本中の洋食屋でエビフライ定食を巡る戦いが勃発。(日本エビフライ紛争)
漁場では乱獲が始まり、市場ではエビが高騰。
いや、市場に出る前に漁師が食うか。俺だし。
政府高官たち(俺)は己の欲望を満たすためエビを大量に蓄え始める。
その結果、市場では極端なエビ薄となる。(昭和エビ騒動)
それに腹を立てた民衆たち(俺)は政府に対して
「民衆にもっとエビを!」とデモを始める。
最初は小さな波だった。だがそれは国中を巻き込み
大きな波となり連立政府(俺)を襲う。(日本エビ騒動)
その戦いは長く続いた。
国連軍(俺)も呆れて介入すらしなかったのも一つの原因と言われている。
そして年号が変わり数年経った時、
民衆(俺)の力に負けた政府(俺)は民衆(俺)にエビを解放。(千代田区エビ解放の儀)
それを受け民衆たち(俺)は「エビは我が手中にあり!」と叫んだという。(平成エビ宣言)
しかし、食うだけでエビを育てようとも思わない俺。
やっぱり市場はエビ薄のまま。
やがてその火花は世界に向けられる。
でもやっぱりソコにいるのも俺。
その為、世界中で、エビを巡り血で血を洗う争いが起こる。(第1次エビフライ大戦)
日本人(俺)をはじめ、アメリカ人(俺)、イギリス人(俺)、ドイツ人(俺)、
フランス人(俺)、中国人(俺)、インド人(俺)その他すべての人種(俺)を巻き込み
国と国が、いや人と人が国など無視してお互いに争い始める。
そりゃ俺だもの。国なんか関係ないものね。
その内誰か(俺)が言い出す。
「エビってプリン体が多いらしいよ。食い過ぎると痛風になるらしいよ。」と。
小心者の俺らしく、急激に戦火は収まりだす。
だけどやっぱりソコは俺。
「なら今のウチに食っとくべきだ。」と誰か(俺)が気づく。(プロレタリア・エビ脳内革命)
「全く持ってその通り!」と民衆(俺)。
また世界は戦火に包まれる・・・。(第2次エビフライ大戦)
そしてエビはこの世界から消えることになる。
最後に残された物は焼け野原と山積みのエビの殻だけである。
しかしソコにはエビの尻尾は一つもなかった。
だって俺はエビフライ尻尾まで食うからね。
2号
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