◆酒中花(しゅちゅうか)とは?
本来、山吹の髄(茎の芯)などでいろいろ象り、杯中の酒や盃盞の水に投ずると、押し縮めていたものが生き物のように開き広がる細工物、これが酒中花です。酒席などでの興趣を添えて久しいものでした。コップの水の中で咲かせる造花、水中花に似ています。水中花は歌謡曲でも歌われ今も人気がありますが酒中花(盃中花、ウォーターフラワー等の呼び方あり)は、とんと目にしません。ところが、元禄の頃、今から300年も遡る江戸は浅草寺内の楊子見世で売られ、庶民に爆発的な人気を博していました。明治期に一度復活を遂げかけたようですが、以来、沙汰止みになっていたということです。”しからば”ということで、同志を募り、300年の眠りを破ってひそやかに、飛騨は高山の地から罷り出た次第です。
細工物の花はなくても、夏なら天然の巧緻とでもいうべき鷺草(さぎそう)の花を盃に投ずれば、即興の酒中花、酒に純白の鷺が舞うという次第です。(コップなど無地の器に水を入れたものなら代用出来ます。)
目下は山吹の芯・竹紙こぶ(特注のおぼろこぶ・浅草仲見世 大海屋製手漉き)、山吹の髄などに墨または色墨(ともに奈良・墨運堂製)、筆(銀座・鳩居堂)で手書きして、字謎・考えオチ等のスタイルで提供しています。
                                (「酒中花」商標登録 第3128387号)
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(左図)
一斗(五升倍)二升(升升)五合(半升)
「ご商売益々繁盛」と読みます。(左図は、杯中に開いている絵)


(「へまむしよ入道」商標登録 第3182804号)
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河野 善男