| 2001年11月11日のゲームの感想 |
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「キックをおろそかにするチームは負けるのだ」
第9週、ボルティモアatテネシーを見ました。昨年のAFCチャンピオンシップのリマッチということで本来は注目のゲームとなるはずでしたが、今季テネシーは黒星先行でAFCセントラル5位、ブッチギリで首位であるはずのボルチモアも惜しい星を落として3位。とピリッとしないマッチアップ。 ディフェンスマッチはアメフトを良く分からない人にはパントの連続でつまらないものですが、このゲームはディフェンスマッチというより明らかに「拙攻の2チーム」のマッチで、退屈極まりなしです。テネシーはRBジョージのランがでなければ勝負にならないのははっきりしていますが、それはさすがにボルティモアディフェンスが必至に止めにかかります。この攻防は面白い。ボルティモアDTシラグサやLBルイスはさすがに素晴らしい活躍ぶりです。しかし情けないくらいテネシーQBマクネアーのパスが通らない。みんなポロポロとやっていてどっちが悪いんだか良く分かりません。しかも大事なところでFGをテネシーのKネドニーが左に外してしまいなんと前半終わって0対0。 まぁボルチモアもボルチモアという感じで、鳴り物入りで移籍してきたQBガーバックが働いているんだか、働いていないんだか全然オフェンスが進みません。オフェンスのプレーブックに問題があるんだろうか?TEシャープやWRイスマイルがいるんだからそうとしか思えない拙攻ぶり。それでもようやく3Q終了間際にスクエアインしてきたイスマイルにパスがヒットし、そのままイスマイルが快足を飛ばしTD。本当にお兄さん(いまダラス?のラギブ・イスマイル)共々超っ速兄弟の走りっぷりには惚れ惚れします。 4Qに入ってもゲームの展開はそれほど変わりません。本当に不思議なことにテネシーのRBジョージが珍しくパスをポロポロこぼし、挙げ句の果てにはファンブルまでおかしてしまう始末。ほとんどファンブルしないRBなのにこのファンブルが原因でボルティモアにFGで3点が入ってしまいます(結果として決勝点)。テネシーのオフェンス全体(キッカーまで含めてもいいかも知れない)に微妙なリズムのずれを感じるのです。自信をなくしたチームはこういうものなのでしょうか? そしてこのゲームの見どころはラスト2分にやってきます。スコアはボルチモア16点対テネシー10点。いままでのリズムの悪さをものともせずマクネアーはガシガシとオフェンスを進めます。しかしボルチモアは点を取られなければよいというプリペンドディフェンスでパスラッシュも大体3人。別にオフェンスがでてきたわけではないようです。 残り14秒。テネシーの攻撃はボールオン敵陣6ヤード。サードダウン&ゴールでWRダイソンへのパスがフィールド中央に決まりました。あと1ヤードです。おお、時間は止まらない。タイムアウトもない〜〜〜。残り時間1秒!ディフェンスが戻りきるか切らないかのうちに慌ててセットしたテネシーはそのままQBスニークでTD!狂喜のアデルフィアスタジアム!!しかしここでイエローフラッグ。ディフェンスのオフサイドのようです。 テレビで見ているとオフェンスがスクリメージに7人いなかったようにも見えましたし、とにかくめっちゃくちゃな混乱の中のプレーでした。協議の結果ディフェンダーがオフェンスの選手と接触していたため、セットの邪魔をしたと取られこのプレーはなかったことになり時計を3秒に戻してもう一度4ダウンをやり直し。テネシーの選択はもう一度QBスニークでしたが、これはボルティモアに阻まれ試合終了。 ここでもう一度スニークにいったということはジョージに何か問題があったのでしょうか?見え見えジョージでそれが止められることが予想されてもやはりエースランナーに持たせてダメだったらチームもファンも納得すると思うのです。やはりHCフィッシャーのこういう弱腰がテネシー不調の原因なのでしょうか? 私はアメフトを見だして13年くらいになりますが、プロアマ含めてこんな試合終了は初めて見ました。この日のオフィシャルもあまり出来が良くなく、疑惑のラフィン・ザ・パッサーも2度ばかりありましたし、ドタバタという意味では面白い試合でした。しかし真面目な話、前半のテネシーのたった34ヤードのFGが入っていれば、最後に来て慌ててプレーしなくてもFGで同点、オーバータイムだったわけです。タラレバの話をしたいのではなくて、きちんとキッキングゲームを作っていかないとこうやって星を落としてしまうわけです。試合数の少ないNFLではこのことは致命的だといえるでしょう。 |
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