| 2001年11月18日のゲームの感想 |
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「スタッツを信じちゃいけないよ」
第10週、NYジェッツatマイアミのゲームを見ました。AFCイーストの首位決戦です。 スタッツというのは「統計」と訳すようですが、数字による比較です。 | ||
| チーム名 | ・NYジェッツ | ・マイアミ |
| ラン獲得距離 | ・86ヤード | ・78ヤード |
| パス獲得距離 | ・76ヤード | ・176ヤード |
| トータル獲得距離 | ・162ヤード | ・254ヤード |
| ターンオーバー | ・0回 | ・5回 |
| 攻撃時間 | ・25:30 | ・34:30 |
| スコアを知らないで上のスタッツだけを見るとゲームはどんな感じに想像できるでしょう?確かにマイアミの5回のターンオーバーは多すぎます。それにしても10分以上多く攻撃して100ヤード近く多く稼いでいるのですから、せいぜい23(2TDと3FG)対17(2TDと1FG)なんて予想は外れていないと思います。しかし現実はマイアミにとってもっと残酷でした。1970年以来のホームでのシャットアウト負け。
ゲームはとにかくずっとマイアミが攻撃しているような印象すらあります。ランは出るので時間を消費します。しかし肝心なところでパスがポロポロと落ちてしまいます。一方ジェッツもランが5回に1回くらいしかロングゲインができなくて、パスもなかなかヤードを稼げません。共にパントで終わったあとのマイアミの第2シリーズ、マイアミQBフィードラーの放ったパスをWRマクナイトがお手玉、それをインターセプトリターンTDされて先制。ずっとマイアミが押していたのにたった1球で失点です。 マイアミの長いシリーズが続き、2Qへ。4回も1stダウンを更新します。パスプロも良く、ランブロックも押せています。ところがこのシリーズ42ヤードのFGを名手Kマーレーが外してしまいます。続くジェッツのシリーズは2回ともパントに終わるのですが、Pテューパが1回目は敵陣2ヤード、2回目はなんと1ヤードという神懸かり的なパントを見せガッツポーズです。 対するマイアミもやはり2回ともパントでお返しなのですが、3&アウトでのパントですから、ジェッツに有利なポジションでの攻守交代になります。いくら押されていても要所を占めてきます。ジェッツのテスタバーディといえばインターセプトの多いQBでしたが、この日はマイアミのセカンダリー唯一の穴であるルーキーCBフレッチャーを狙い撃ち。満を持してのリバースフェイクからの見事なTDパスが決まります。前半終わって14対ゼロ。マイアミは自陣を背にしてのデンジャラスゾーンでの攻撃が、中央のブラストだけと消極的な攻撃で、もがき苦しみます。 後半、ジェッツの最初の攻撃はパントに終わり、マイアミ最初の攻撃は順調に2回の1stダウンを更新し、4thダウン1ヤードのギャンブル。フィードラーが右ロールアウトから放ったパスは正面に迫ったディフェンダーにディフレクトされそのままキャッチ、リターンTDです。オプションパスだったのかわかりませんが、オフェンスコーディネーターのチャン・ゲイリーの策が今日はなぜかみんな裏目に出ます。 パントの応酬のあとジェッツはまたしてもテューパが敵陣5ヤードへの見事なパントを見せました。味方チームのオフェンスが思うように出なくても、こうしてパントで相手へじわじわとジャブを放っていけば、いずれ大きなダメージになるという見本のようなキッキングゲームでした。 その後マイアミは3つ目のパスインターセプト、後半に入りジェッツはパスラッシュを3人にしたりして後列重視で守ってきています。マイアミは基本のIフォーメーションから、ワンバック、ノーバック、ショットガンといろんなフォーメーションで攻めますが、なかなか決め手に欠けます。結局マイアミは5回のターンオーバーを献上して、2つのTDと1つのFGをただで上げてしまいました。 チャン・ゲイリーは元ダラスのヘッドコーチで、ジミー・ジョンソン門下で、彼がHCになってダラスもショットガンを導入するなど、奇抜な人のようですが、やはり相撲と一緒でオフェンスには「型」が求められると思います。「この型に持っていけば何ヤードは計算できる」こういうオフェンスは強いです。そしてそれができないとやっぱり勝てないのです。 アメフトにはいろんなスタッツが取られていてそれを眺めているだけでも結構楽しいのですが、私は得点と失点以外のスタッツをあまり信用しません。点差が離れれば守備は甘くなるので、パスヤードを与えることは間々あります。結局何ヤード進まれようが点を取られなければいいのです。そして逆もまた真なりです。 | ||
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