実用フランス語技能検定試験4級

 2002年の春期試験で5級を取得しました。それ以前の私についてはそちらを読んでもらうとしてとにかく5年で仏検1級を取るという目標に向かって歩き出しました。

 5級取得以後特にフランス語を急に使ったりすることもなく、フランス人の友人が出来たわけではありません。実はその間韓国に行きハングルの方に興味が移ったりもしました。因みにハングルを読むのは非常に簡単で、私は実質2日の勉強でほとんどのハングルを読めるようになりました。もちろん読めても意味は分かりませんが(笑)。

 5級の受験で試験に慣れ、勉強した分きちんと成果が出たので満足していたのですが、私の究極の目標は1級を取ることではなくフランス語を使えるようにするということで、その道しるべとして仏検を使っているという感じです。

 ですからもう少し学習が進めば仏検ではなくて他の試験に移るかも知れません。どちらにしても私の中では3級までは独学でやると決めていました。そして4級からが試験の本番だと思っています。

 仏検は正式には「実用フランス語技能検定試験」といい、主催団体は日本の財団法人フランス語教育振興協会です。仏検自体は1981年から始められ、同検定は86年から旧文部省の認定を受けています。因みにこの認定は2002年現在、文部科学省が外国語検定の認可を取りやめたようで外されているそうです。

 仏検には5級から1級まであります。

 4級では基本的なフランス語を理解し、平易なフランス語を聞き、話し、読み、書くことができる。学習100時間以上 (大学の1年終了程度。高校生も対象となる)。という指針があり、筆記試験(全て客観形式)と聞き取り試験合わせて約45分間となっています。

 因みに受験料は3000円でした。

 正直に書きます。言い訳ではないのですが、ほとんど勉強はしませんでした。5級の試験で9割以上の点数が取れ、TOEICも受験して何となく試験慣れみたいなものが自分の中であって、生活の中でコツコツ勉強するという語学に一番必要な部分が欠けていたような気がします。

 テレビフランス語も段々と見なくなって、ノートを取ることもせず、とにかく本を読むだけでした。しかしこれではダメなのは分かり切っています。4級では単語の書取はありませんが、英語のスペルでさえよく間違う私なのでフランス語の単語は書けないものの方が多いのです。今はいいかも知れませんが、これでは後々苦労します。

 勉強しないので精神的には追い込まれますが、本来怠け者な私はどうにも手が動きません。フランス語系のサイトで知り合いが出来たりして、もっと焦らなくはいけなかったのでしょうが、逆に5級の時の貯金で何とかなるやという気持ちもあったのです。

 試験前日に模試をやってみました。聞き取りは何とか満足のいく点数が採れそうですが、語順の問題と前置詞の問題はまるで手が出ませんでしたし、単語も全然足りないという感じでした。

 購入図書   

 新傾向問題対応 完全予想仏検4級 株式会社駿河台出版社 田中成和・富田正二著 2200円

 お勧め度☆☆☆★★ これは大変定評のある問題集ですが、私は参考書が欲しかったのでこれはあまり役に立ちませんでした。とにかく問題を一杯解きたいという学生さん向きではないでしょうか?一番不満足なのは今どきCD(カセット)が別売りだということです。語学系の本で音の出る教材が付いていないのは既に時代遅れではないでしょうか。

 文部省認定 実用フランス語技能検定試験 仏検合格のための傾向と対策 4級 川村克己・朝倉剛監修 エディション・フランセーズ(発売 株式会社駿河台出版社)  CD付き 2400円(+税)

 お勧め度☆★★★★ 5級が参考書としても問題集としても優れていたのに対し、同じノリで買ったのが間違いでした。確かに解説は充実していますからこれがいいという方もいると思います。しかし私の期待するものとは違いました。4級の範囲を網羅していて尚かつ系統的に解説するものが欲しかったのです。

 petits pois 《仏検》3・4級必須単語集 株式会社白水社 CD付き 1600円(+税)

 お勧め度☆☆★★★ CD付きなのと例文が付いているので勉強をするにも、CDを聞きながら本を読むのにもいいのですが、どうにも系統的に勉強するには動詞も、形容詞もごちゃ混ぜです。更に言えば「5級」用の最基本単語が抜けているので中途半端な感じがします。

 なんか不勉強を本のせいにしているようですが、確かに参考書が合わなかったというのは事実だよなぁ、という気はしています。

 試験会場は青山学院大学でした。時間ギリギリに着いたのでキャンパスを歩くことは出来なかったのですが、日曜日というのに大変賑やかな大学でした。入り口からすぐに「仏検」という看板がでているので余計なところを見ていなければ迷うことはないと思います。因みに椅子や机が慶應大学のものより小さくて窮屈です。

 試験内容は数字の聞き取り以外は客観形式の選択問題ばかりです。冠詞、代名詞、動詞の活用、前置詞などの基本問題の他に、応答文と語順の問題もあります。絵を見て一致する内容を選ぶもの、そして会話文を読んで、その内容と合っているかどうか○×で答えるものが筆記問題。聞き取り問題は、問題と一致する絵を選ぶもの、問いに対する正しい答え、数字を聞き取るもの、最後は会話文を聞いて内容と合っているか○×で答えるものでした。

 自分のことを棚に上げていえば、基本を押さえておけばさほど難しい問題ではないと思います。この際の基本とはあれもこれもということではありません。もちろん冠詞、形容詞、代名詞の性数一致、動詞の活用、ボキャブラリーどれも大切ですが、覚えることがいっぱいあるというよりはフランス語はとても論理的だということを肝に銘じておいて、何となく解くというのをやめることだと思います。

 結果と反省点   

 前回同様問題用紙は持ち帰りオッケーでした。私は試験本番中から問題用紙にも回答を書きました。そして試験終わりに正解の紙を配布していたのでそれと照らし合わせました。単語が分からずに損した問題や、基本事項を抜かした為に2問4点損をしたりというケアレスミスが随所にありました。聞き取りでは「キャトルヴァン(80)」が聞こえた時点で油断してそのあとに付いた「ディス(10)」を聞き漏らしたりしました。正解は90だったのに80と書いてしまいました。70台と80以上は絶対に出ると思っていたのですが、その通りでした。

 一方前置詞を答える問題は全滅でした。全く私の勉強が抜けていたという証拠です。初歩の段階でやり漏らしがあるとあとになって穴が大きくなるので早いうちに修正したいと思います。さて、自己採点の結果筆記は42点(66点満点)、聞き取りは28点(34点満点)で70点でした。聞き取りの方が得意なのはやはり文法の「手を使ってやる」勉強が疎かな証拠ですね。

 それでもって合格致しました。基準点が60点で合格率は72.3%でした。1/4が落ちる試験であったともいえますが、私的にはやはり80から90点は取っておきたかったような気がします。まぁ、勝って兜の緒を締めよということで、次回の3級は真剣に勉強したいと思います。

実用フランス語技能検定試験HOME
 仏検のオフィシャルサイトです。申し込みはオンラインでは出来ませんが、申込書はメールを送れば送付してもらえます。

TEF フランス語能力認定試験
 こちらはパリ商工会議所が認定する検定試験です。

DELF・DALF フランス文部省認定フランス語試験
 こちらはフランス文部省認定の試験です。

TFI (Test de Francais International)
 まだ公式サイトがないようなのですが、TOEICのフランス語版で現在モニター試験が行われているようです。