実用フランス語技能検定試験5級 |
私は大学での専攻は「英語学」で、その時の「第2外国語」はドイツ語を選択しました。単純にその頃はフランスよりはドイツが好きだったのです。 では元々外国語が得意だったのかというとそんなことはなくて、ただ外国語が好きで(決して出来るという意味ではなく、単に好きだという意味で)フランス語にも興味はあり、NHKのテレビフランス語会話は何度か見ていました。ただ、当時は夏休みの時期に前半のまとめという構成になっており、毎年8月の復習の時期になるとテレビを見るのをやめてそのまま春になるというパターンが続きました。 |
今回本格的に受験しようと思ったのは、直接的には9年間勤めた会社を退職し、浪人生活をする中で目標が欲しかったのと、何か資格を生かしたかったのと、勉強がしかたかったという3つの理由からなっています。 では、何でフランス語かというとそれは私の中で2000年くらいからフランスブームがやってきたのです。フランス製の「コルトワ」というメーカーのトロンボーンが欲しくなり、それを手に入れたこと、元々好きだったフランス車、プジョー、シトロエンやルノーが日本で販売促進を行ってきた。こんな事が重なりフランスに対する興味が高まったのです。 そんな中2001年に新婚旅行(結婚して2年経っていますが)でフランスに行きました。友人がパリで働いていたので彼女を頼って10日間。とにかくパリ市内を歩き回ってきました。そこで私は確信したのです。フランスはいい!と。 帰国後、俄然やる気が湧いてきて、5年で仏検1級をとる!と目標を立てたのです。達成出来るかどうかは分かりませんが、とにかく目標が出来たのでそれに向かって足を踏み出すのみです。 お金がないのでとにかく独学です。ですから本当は無視してもいい5級から挑戦することにしました。試験なんて10年以上受けていないわけでそれに対する勘を取り戻す意味でも、小手調べを兼ねて5級受験を決めたのです。 |
仏検は正式には「実用フランス語技能検定試験」といい、主催団体は日本の財団法人フランス語教育振興協会です。仏検自体は1981年から始められ、同検定は86年から旧文部省の認定を受けています。因みにこの認定は2002年現在、文部科学省が外国語検定の認可を取りやめたようで外されているそうです。 仏検には5級から1級まであります。 5級では初歩的なフランス語を理解し、平易なフランス語を聞き、話し、読むことが出来る。学習50時間以上(中学生から、大学の1年前期終了程度の大学生に適している)。という指針があり、筆記試験(全て客観形式)と聞き取り試験会わせて約45分間となっています。 因みに受験料は2000円でした。 |
受験当時34歳。なかなか机にかじりついて勉強というわけには行きません。基本的には毎週NHKのテレビフランス語会話を見る。そして購入した本をとにかく読みまくる。この2つの繰り返しです。 何でそんなもんかといえばやはり5級だからというので安心出来る部分があったからです。私の中では本気の受験というよりは、試験慣れのためのプレ受験のつもりだったので本格的な勉強というよりはフランス語に慣れる、試験に慣れるという意味の方が強かったのです。 とはいえ、単語帳を作り移動などの時間に読みましたし、寝る前はフランス語のCDをかけてとにかく耳を慣らすことを心がけました。一応1ヶ月ほど前には5級の範囲内のノートを作ったのですが、5級の範囲は驚くほど狭いので、意気込みの方が強く呆気ない感じでした。 試験の2、3日前に模擬試験をやってみましたが、概ね8割以上は出来る感じでしたので、ますますなめた感じで試験に臨むことになりました。 |
NHKテレビフランス語会話 日本放送出版協会 各350円 お勧め度☆☆☆★★ NHKのテレビフランス語講座のテキストは2001年2月から購入し続けました。年度によって編集の仕方が変わる点がマイナスなのと、系統付けというか、流れが分からないのでフランス語に興味がある人が、テレビで気軽に親しむという域を出ていない気がする。 文部省認定 実用フランス語技能検定試験 仏検合格のための傾向と対策 5級 藤田裕二著 川村克己・朝倉剛監修 エディション・フランセーズ(発売 株式会社駿河台出版社) CD付き 2450円(+税) お勧め度☆☆☆☆☆ 非常によく出来た問題集だと思います。初学者に対する配慮がきちんとなされており、順番に読んでいけばまるで階段を上るように理解が深まります。模擬試験を本番前にやったのですが、模擬試験の方が難しく出来ているので本番が優しく感じられたほどです。 辞書なしで学べるフランス語の最初歩 外国語教育研究会編著 株式会社三修社 CD付き 2800円(+税) お勧め度☆☆☆☆★ これもいいテキストです。辞書なしで学べるの謳い文句の通り逐語訳が全て載っているので本当に便利です。難点を言えばあまりにまとまりすぎているのと、ちょっと内容が高度なところでしょうか。仏検でいえば4級までをカバーしているので、ある程度まで勉強が進んだ人が復習に使うと、恐ろしいほど理解出来るという感じです。 因みに辞書は大学卒業時に友人からもらった、三省堂のクラウン仏和辞典第2版(3200円)を使っています。 |
試験会場は慶應大学の三田校舎でした。同じ日にカラー何とかの試験も一緒にあったのですが、早めに着いた人はキャンパス内で最後の追い込みとばかりそれぞれの本を読んでいました。 試験内容は全て客観形式の選択問題ばかりです。冠詞や形容詞の性数一致、動詞の活用、語順並べ替え、応答問題、発音、絵を見て内容の一致するものを選ぶという筆記問題と、聞き取り問題は数字、ペーパーに書かれた答えに相当する質問、絵の内容を選ぶという問題でした。 前述のエディション・フランセーズについている模擬試験をやっておけば特に問題はないと思います。思ったよりも簡単でしたし、きちんと基礎を押さえておけば合格は簡単だと思います。 |
100点満点で92点。解答用紙は送付されないが、試験終わりに問題用紙は持ち帰りオーケーで、出口に解答用紙がおかれているので、自分で答え合わせが出来ます。その私の答え合わせ通りの結果で、間違えたのは知らない単語だったので山勘で答えたのが2問。あとは聞き違えが2問でありました。 合格点数は60点以上で、合格率は87.4%でした。満点取れていなければいけない類の試験であったと思いますが、私はこの出来に満足です。 反省点としてはやはりボキャブラリーをもう少し増やしておくべきだったというのと、CDを聞き流すのではなく、文章と照らし合わせて意識的に聞いておくべきだったということです。 |
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