第１９回福岡アジア映画祭２００５
☆香港映画「b420」が福岡グランプリ２００5
"b420"(Hong Kong) won the Fukuoka Grand Prix
2005. 第１９回福岡アジア映画祭２００５は、７月１０日に無事閉幕になり、見事、福岡グランプリに輝いたのは、香港の「b420」でした。ほかの韓国映画と違って、全くのインディペンデント映画として製作された作品で、低予算ながらも、香港に生きる現代の若者の姿をリアルに描き出した青春映画に仕上がっていました。この作品で監督デビューとなるマシュー・タン監督は、「まだ、香港での劇場公開も決まっていませんでしたが、福岡を始め、世界の映画祭で評判が良く、秋には公開される予定です。これからも応援して下さい。」と受賞のことば。そして、今回、自費で福岡までやってきた主演女優のミキ・ヤンも思いがけないグランプリ受賞に大感激！福岡が忘れられない街になりました。これからの活躍をぜひ期待したいと思います。
＊第１９回福岡アジア映画祭２００５のカタログ（Ａ４版60ページ）郵送します。ご希望の方は、郵便振替（０１７９０ー４ー７１３８９ 加入者名：福岡アジア映画祭基金）まで、８００円を振込み下さい。８１０ー００４１福岡市中央区大名２ー４ー３１平子ビル４Ｆ、福岡アジア映画祭実行委員会
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◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎第１９回福岡アジア映画祭２００５
19th Fukuoka Asian Film Festival 2005
上映スケジュール
２００５年７月１日（金）〜１０日（日）
会場：１日〜３日（ドキュメンタリー・短編中心）・福岡市・大名・九州日仏学館５Ｆホール（地下鉄赤坂駅３番出口） ８日〜１０日（劇映画中心）・福岡市・天神・岩田屋本店本館（旧ジーサイド）７Ｆ・ＮＴＴ夢天神ホール
（上映予定作品） 会場地図 印刷媒体用写真
●特別オープニング作品 公共の敵２ Another
Public Enemy 韓国・2005年・148分 監督：カン・ウソク
「シルミド」のソル・ギョングが再び、カン・ウソク監督と組んだ本格クライム・アクション。刑事から検察官に出世したカン。そんな彼の前に現れる巨大財団の次期代表ハン。証拠を残さず、スマートで巧妙な犯罪を繰り返すハンに、正義感に燃えるカンは真正面からぶつかっていく。日本初公開！
風の伝説 Dance with the Wind 韓国・2004年・133分 監督：パク・ジョンウ
「エンジェル・スノー」のイ・ソンジェが、自分では騙すつもりはないのに次々と女性から貢いでもらうというジゴロ的ダンス・インストラクターを好演。そんな彼を逮捕すべく、証拠探しのために近付いてくる女刑事を「冬のソナタ」のパク・ソルミが熱演。見事な社交ダンスを披露してくれる。日本初公開！
回し蹴り Spin Kick 韓国・2004年・108分 監督：ナム・サングク
人気アイドルグループ「神話」のドンワン初主演映画。すっかり弱くなってしまった高校のテコンドー部に、落ちこぼれの生徒たちが集められ、特訓し、奇跡的に大会を勝ち進んでいく。アイドル主演の典型的なスポ根ドラマだが、これからブレイクしそうな若きイケメンたちの活躍が楽しい。日本初公開！
最後のオオカミ The Wolf Returns 韓国・2004年・97分 監督：ク・ジャホン
大都会ソウルでの壮絶な犯罪捜査に疲れてしまった敏腕刑事チョは、犯罪のない山奥の小さな村の駐在所に転勤し、静かな生活をしようとするが、やっぱり事件が…。「風のファイター」のヤン・ドングンと「浮気な家族」のファン・ジョンミンのギャグには、思わず笑わずにはいられない。日本初公開！
b420 b420 香港・2005年・85分 監督：マシュー・タン
20歳になる前に、自分たちは何が出来るのか？普通の高校生だった少女は、ある事件をきっかけに、これまでとは違う人生を生きようとする。香港の人気グループ“クッキーズ”のミキが明るく生きるヒロインを快活に演じる。共演は、モデル出身のベン・ハンと、「ピンポン」のサム・リー。日本初公開！
レスリー・チャン 嵐の青春 Nomad
香港・1982年・91分 監督：パトリック・タム
“レスリー・チャン”スペシャルプログラム2005。デザイナー志望の青年と日本から帰ってきた従姉妹。そして二人の前に現れた男女との恋の行方は、…。青春映画の名作ついに日本公開。イップ・トン共演。レスリー・チャンの若い頃の姿が本当に初々しい。九州初公開！
琵琶情 Sentimental Remembrances of
the Lute 中国・2004年・53分 監督：馮喬(フェン・チョー)
少女は、１歳の時に道で拾われ、養子になる。彼女の親は、“お父さん”と“叔父さん”の二人。同性愛の“父親たち”は、少女に伝統的な琵琶の弾き方、そして、これからの生き方を教えていく。ハワイ映画祭最優秀ドキュメンタリー賞。日本初公開！
生命（いのち）ー希望の贈り物 Gift of
Life 台湾・2003年・148分 監督：呉乙峰（ウー・イフォン）
1999年に起きた台湾大地震。見つからない家族を探すため瓦礫の山に通う子供。肉親を亡くすという埋められない喪失を抱えながら、生きることを決めた人々への熱い思いが伝わってくる感動作。山形ドキュメンタリー映画祭優秀賞。九州初公開！
人質 Hostage 日本・イラク・2005年・54分 監督：吉岡逸夫
2004年４月。日本人３人が、イラクの反米組織に捕らえられ、人質となった。メディアの報道は、大きく分かれ、“自己責任”という言葉でのバッシングが巻き起こる。その裏に隠されたものを問うドキュメンタリー。九州初公開！
北朝鮮３部作 The Axel of Evil- Trilogy フィンランド・北朝鮮・イラン 2005年・計48分 監督：ジョウニ・ホッカネン、シモジュッカ・リッポ
完結編『独裁者版・北朝鮮映画』は、金日成が目指したプロパガンダ映画の分析。前作『ピョンヤン・ロボガール』『子供たちの宮殿』、イランで撮った『テヘラン・タクシー』、韓国に住むドイツ人を描いた『不法滞在者はテロリストじゃない』も同時上映。３本は、日本初公開！
居留ー南の女 Koryu 韓国・2001年・75分 監督：ソハ
夫が北朝鮮に亡命したため、南海の見知らぬ町に移り住んだ監督の祖母。韓国で小さな中華料理店を経営する中国人女性。両親の反対を押し切って外国人と結婚し、イギリスに移住した韓国人女性。彼女たちには、それぞれの場所での「居留」があった。九州初公開！
アボン／小さい家 Abong フィリピン・日本・2004年・130分 監督：今泉光司
都会で暮らしている子供たちは、祖母たちの住む山奥で、これまでには知らなかった自然な生き方に触れていく。日系フィリピン人家族の姿を描きながら、地球で生きるために大切なことは何かということを教えてくれる。
みやび 三島由紀夫 Miyabi 日本・2005年・74分 監督：田中千世子
三島由紀夫生誕80周年記念。三島に傾倒している作家・平野啓一郎、福岡在住の現代美術家・柳幸典、また、娘の同級生でもあった野村万之丞などに、それぞれの三島観を聞き、三島文学とその生き方を探る貴重なドキュメンタリー映画。
◎GUESTS 予定
パク・ジョンウ監督（韓国）、ナム・サングク監督（韓国）、ク・ジャホン監督（韓国）、マシュー・タン監督（香港）、ミキ・ヤン（香港）、吉岡逸夫監督（日本）、今泉光司監督（日本）、ユベール・オリエ館長（フランス）、清水展教授（日本）ほか
◎ゲスト作品については、上映後ティーチ・イン（質疑応答）を行います。
☆主催：福岡アジア映画祭実行委員会 電話０９２ー７３３ー０９４９ ☆映画祭ホームページ http://www2.gol.com/users/faff/faff.html e-mail:
faff@gol.com
＊上映作品、ゲストなどが変更になる場合があります。
☆料金：前売券（１作品券） ￥１４００
（５作品回数券） ￥６０００ （１０作品回数券）￥１００００ ＊作品・日時指定券ではありません。１枚でいずれか１作品が御覧いただけます。また、回数券は、複数の方で分けて使用されても結構です。30分前から並んでいただきます。満員の際は、ご入場いただけない場合もあります。チケットぴあやローソンチケットなどの回数券は引き換え券になっています。当日会場受付でお引き換え下さい。
当日券（一般）￥１８００ （大学）￥１５００
（高中・シニア60才以上・身障者）￥１０００
7月9日（土）21：30〜パーティー 限定チケット￥４０００（当日￥４５００） 参加には事前にチケットの購入が必要です。映画祭上映会場（夢天神ホール）で9日14：00まで発売します。（メールでの予約＆郵便振込みも受付けます。）