☆香港映画「緑の炎」が福岡グランプリ2006  "49 Days"(Hong Kong) won the Fukuoka Grand Prix 2006.                               7月17日に閉幕した第20回福岡アジア映画祭2006の福岡グランプリは、香港の「緑の炎」になりました。伝統的な中国古来の伝説をベースにした作品ですが、単なるホラー映画ではなく、家族の愛をテーマにしたラブストーリーでした。徐小明(ツイ・シューミン)監督は、5歳の時から演技をしているベテラン俳優ですが、今回の作品が初めての製作作品で、喜びもひとしおのようでした。また、主人公に妻でセリフが少なく、表情で気持ちを伝えなければならないという難しい演技にチャレンジしたジェス・チャンも初めての映画での受賞が本当にうれしそうでした。驕陽電影では、これからも多くの作品を製作するそうですので、大いに期待しましょう!            ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎


第20回福岡アジア映画祭2006 割引券 20th Fukuoka Asian Film Festival 2006  上映スケジュール
2006年7月7日(金)〜17日(月・祝)  
会場:7日〜9日(ドキュメンタリー・短編中心)・福岡市・大名・九州日仏学館5Fホール(地下鉄赤坂駅3番出口)                                                                           14日〜17日(劇映画中心)・福岡市・天神・岩田屋本店本館(旧ジーサイド)7F・NTT夢天神ホール
(上映予定作品)       会場地図                 

クァンシクの弟クァンテ When Romance Meets Destiny 韓国・2005年・104分 監督:キム・ヒュンソク
 内気な性格の兄は、大学時代の片思いの相手に告白できない。プレイボーイの弟は、つき合う女性をひっきりなしに変えている。ところが、そんな兄弟に運命の出来事が…。「シングルス」のキム・ジュヒョク、「浮気な家族」のポン・テギュ、「子猫をお願い」のイ・ヨウォン。日本初公開!
 
放課後の屋上 See You After School 韓国・2006年・103分 監督:イ・ソックン
 不幸な星の下に生まれた高校生グンダルは、転校した学校でも、不良たちに目をつけられる。そしてついに、放課後、屋上での不良たちとの対決の時間が迫ってくる。韓国で大ブレイク中のポン・テギュが再び高校生役で爆笑の演技を見せてくれる。「チャングム」のイム・ヒョンシク特別出演。日本初公開!

愛を逃す Lost in Love 韓国・2006年・118分 監督:チュ・チャンミン
 そのあまりにも長い親友の期間が、お互いの愛に壁を作ってしまい、二人は、すれ違いを繰り返していく。そして、10年後に出会った2人は…。「シルミド」のソル・ギュングと「ホテリアー」のソン・ユナによる韓国映画お得意の大人のラブ・ストーリー。日本初公開!

緑の炎 49 Days 香港・2006年・93分 監督:徐小明(ツイ・シューミン)
 無実の罪で斬首刑になろうとする主人公は、新人女弁護士の助けを借りて、愛する妻子が待つ故郷に帰る。しかし、彼がこの世にいられるのは、あと数日しか残されていなかった。スティーブン・フォン、ジリアン・チョン主演のゴシック・ホラー。日本初公開!

忘れえぬ想い Lost in Time 香港・2003年・108分 監督:イー・トンシン
 事故で亡くなった婚約者の連れ子を育てなければならないヒロインは、彼が残したミニバスの運転手を始める。しかし、生活は苦しくなるばかり。婚約者のことが忘れられないセシリア・チャンの切ない演技が涙を溢れさせ、香港アカデミー賞主演女優賞に輝いた。九州初公開!

わが家の犬は世界一 Cala, My Dog  中国・2002年・100分 監督:ルー・シュエチャン
 未登録の愛犬カーラが捕まった!タイムリミットは18時間。いつもはカッコ悪くて頼りないけど、頑張れ!父さん、カーラを救うために、家族の愛を取り戻すために。“今の中国”を伝える新しい中国映画と話題を呼んだ、クスッと笑えて、ホンワカできる愛犬と家族の物語。主演は葛優。九州初公開!
 
中国之夜 Night in China 中国・2006年・82分・DVD 監督:ジュー・アンキ
 オリンピックを2年後に控える北京の英会話学校、モノレールや地下鉄、京劇とロック・コンサート、社交ダンスやフィットネス・クラブ、靴作りのオートメーション、キリスト教やイスラム教の寺院など、リアルで驚くべき中国の姿が浮かび上がってくる。日本初公開!

京都夜想曲 Kyoto Nocturnes 日本・アメリカ・2005年・22分・DVD 監督:ジョン・フォスター
 Part 1:優雅な虐殺者。相原組の奇襲に会い、壊滅状態となった渡辺組の組長・渡辺は京都の抗争下で正気を失いかけている。組のナンバー2・内田とバーに身を隠す渡辺は、アメリカ人の女殺し屋「K」に暗殺を依頼する。ニューヨーク出身のインディーズ監督作品。日本初公開!

アンコールの人々 The People of Angkor フランス・カンボジア 2003年・90分・Video 監督:リティー・パニュ
 アンコール・ワット周辺に住む人々や遺跡、観光客たちの情景に重ねて、深く残る内戦の痛み、都会と農村の落差、未来を見通せないひとりの少年の思いを「S21 クメール・ルージュの虐殺者たち」の監督が圧倒的な美しい映像で綴る。九州初公開!
 
天下第一の家 The House Masters 台湾・2004年・89分・Video 監督:呉乙峰(ウー・イーフォン)
 1999年の台湾大地震。震災で粗悪建材の使用が露呈した集合住宅の住民たちは、建設業者を訴えるが、司法の矛盾をつきつけられることになる。「生命(いのち)ー希望の贈り物」の監督が描く、もう一つの社会派ドキュメンタリーの傑作。九州初公開!

部落の声 Radio Mihu 台湾・2004年・136分・Video 監督:李中旺(リー・チョンワン)
 先住民タイヤル族の村では、詩人で小学校教師のワリス・ノガンが、伝統的共同生活をベースに仮設住宅区を設立、被災民自ら復興を目指す。しかし、古老たちとの見解の相違や、村人たちの不公平感を生むが、ワリスたちの違法FMラジオの声は、力強い。九州初公開!

梅の実の味わい A Taste of Plum 台湾・2004年・142分・Video 監督:郭笑芸(グオー・シャオウィン)
 震源地に近い村では、地割れにより村落が埋没。思惑の違いから起こる政府との対立や、観光地化していく村で、自らの被災体験を売り物にしてでも生き抜こうとする人々の生きざまが、等身大の台湾の姿を見る者に投げかけてくる。九州初公開!

三叉坑 Three Fork Village 台湾・2005年・144分・Video 監督:陳亮 (チェン・リャンフォン)
 震災で集団移転を余儀無くされたタイヤル族の村の再建で起こる悲喜こもごもの出来事を、カメラは村人に寄り添いながら、映し出す。そして、そこに村が抱えている問題の本質とはいったい何なのかということを深く考えさせられるドキュメンタリー。九州初公開!

わたしの葬送日記 The Funeral- Junko's Battle with the Temple  日本・2005年・74分・DVD 監督:松原惇子
 「えっ?戒名代300万円?」なんで、そんなにお金がかかるの?檀家制度のひずみ、お金中心のあるお寺の姿、人を送る意味。お墓って、葬儀って、いったい何なんでしょう。父親の葬儀を出すことになったノンフィクション作家のお葬式奮闘記。九州初公開! 

シンガポール・ショート Singapore shorts シンガポール・2005年・計21分・DVD 監督:アン・ソッコン
シンガポール出身で、現在、アムステルダムに住んでいる女性アーティストによる実験映画的ショート・フィルム集。アニメを取り込んだ「Do I Ever Linger There?」、ウサギと子供たちを題材にした「Bend to Mirth」ほかの6作品。日本初公開!

マーシー Mercy (med-dah)  タイ・アメリカ・2002年・50分・DVD 監督:ジャンヌ・ハラシー、ジャムロン・サヨット
タイのエイズ・ホスピスにいる13歳の少女ルクナムの両親は、エイズで亡くなってしまっていた。そして、ルクナムの妹、さらに親友も病いに蝕まれてゆく。エイズは、患者当事者だけでなく、彼らの子供たちの命まで容赦なく奪っていく。


◎福岡アジア映画祭基金にご協力を!
 私たちの「福岡アジア映画祭」は、100名以上のボランティアと地元企業を始めとするさまざまな協賛金、そして全国から寄せられた「福岡アジア映画祭基金」によってすべてが運営されています。皆様の温かい募金をお待ちしています。
 郵便振替 01790-4-71389
 口座名  福岡アジア映画祭基金

◎GUESTS 予定 キム・ヒョンソク監督(韓国)、チュ・チャンミン監督(韓国)、イ・ソックン監督(韓国)、徐小明(ツイ・シューミン)監督(香港)、ジェス・チャン(女優・香港)、アン・ソッコン監督(シンガポール)、ジョン・フォスター監督(アメリカ)、ジュー・アンキ監督(中国)、ドミニク・リュイリエ館長(フランス)、有森松三元RKBディレクター(日本)ほか。
◎ゲスト作品については、上映後ティーチ・イン(質疑応答)を行います。
☆料金:前売(1作品券)¥1400                                  
      (5作品券)¥6000(10作品券)¥10000 
    当日(一般)¥1800(大学)¥1500(中高・シニア60才以上)¥1000 
    7月16日パーティーチケット¥4000(当日¥4500)
*前売券は、チケットぴあ、ファミリーマート(Pコード:475-995)、ローソンチケット(Lコード:87099)、九大生協、福岡市内有名プレイガイド(大丸エルガーラ2F、マイング博多駅、ショッパーズ福岡、キャナルシティ、博多リバレイン地下アートリエ)などにて発売中!


☆主催:福岡アジア映画祭実行委員会 電話092ー733ー0949             ☆映画祭ホームページ http://www2.gol.com/users/faff/faff.html           e-mail: faff@gol.com 

*上映作品、ゲストなどが変更になる場合があります。


Link  世界のCMフェスティバル 今年は、7月14日、山笠の前だ!


****************************************第20回福岡アジア映画祭2006のカタログ(A4版60ページ)+20周年記念カタログ 郵送します。ご希望の方は、郵便振替(01790ー4ー71389 加入者名:福岡アジア映画祭基金)まで、800円を振込み下さい。810ー0041福岡市中央区大名2ー4ー31平子ビル4F、福岡アジア映画祭実行委員会  バックナンバーもあります。
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