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アート・絵画・現代アート・美術系のイベント・団体展出品作品3

浅野琢也(Takuya Asano)

アサノタクヤ あさのたくや
第59回 日本アンデパンダン展(日本美術界)東京都美術館

2006年3月アンデパンダン展にインスタレーション作品

「ブルーシートTokyo」2006年3月

  
「日の丸プチプチ」とポグラフィー    「ソルティードック」側       折り紙で参加できます。黄色はナショナルジオグラフィックな鏡
ブルーシート・トウキョウ TOKIYO!には、ブルーシートが似合う・・・
    
東京都美術館での「ソルティードック」の写真
  
フェニックス・ウグイス・ハト・ツルの巨大折り紙

天上から吊り下げる展示はローリングタワーを彫刻室に運べず位置が
ズレました。


2006年アンデパンダン展解説    浅 野 琢 也(アサノ タクヤ)
ブルーシートTokyo
ブルーシートTokyo全体像
「ブルーシートTokyo」では美術館の外にあるテント小屋を連想させて問題提起を
すべく人生における「青い鳥」を模索する為にブルーシートで折り紙の鳥を色違い・形違いで三羽
作り天井から吊り下げて空間表現する空間インスタレーション部分と床面部分に世の中・世間を
広く表現するためにブルーシートによる梱包ではなく、配色と質感を出すべく作品の素材として
貼り付けたダンボール箱とベニヤの箱の合計を三つ置き〔1〕ソルティードック 〔2〕折り紙と感想を
書ける参加型アート 〔3〕幻の地球と時点する地球儀 の三部構成にする。
三つの箱の角を合わせると三角形の隙間が出来るので三角錐の先に鶴〔ツル〕の折り紙を
鳥が止まっているように取り付ける。

空間インスタレーション
鳥の折り紙の大きさは、1m60cm以内に作りました。重量は一羽、1kg無いので三羽を空間に
吊り下げて規定のインスタレーションスペースの上空に吊り下げ床からのスペース内に収める。
鳳凰〔ほうおう=不死鳥〕ウグイス・ハトの三羽を空間に吊る。
昨年、金田勉氏が紙飛行機を空中に展示していた〔58回批評と感想で桃色ゲリラさんは鶴に
見えたらしいので事務局から図録を送付してもらい紙飛行機である事を確認してブルーシートでの
鶴の折り紙作品の出品を決定。二番煎じにならないように鳥にバリエーションをもたせ鶴と鳩と鳳凰
〔不死鳥・朱雀〕の三羽を作成。三羽カラスにしない。床に並べた箱の三角錐の先端に鶴〔ツル〕を付ける
所がミソである。

空間インスタレーションには、天井まで届く梯子や脚立が必要である。設置のため高所の
作業用の道具を借りられるか確認したい。
又、借りられるとしたらどの様なものか知りたい。〔身体障害があっても使えるか〕
〔インスタレーションスペースまで運んでもらえるかを重い物を運べないので知りたい〕

床に設置した3種類の箱の内容
〔1の箱〕ソルティードック
批判的作品を発表している私自身、「けむたいヤツ」であると自覚しているので「しょっぱい奴」という
「船の甲板員」 を意味するスラングから 「船の甲板員」で「海の塩気を浴びまくってる」ところから
冷静に自己分析や自己批判も必要だと塩の固まりで犬造形物を作りインスタレーションスペースの
中に納まるようにする。犬の造形は、ブルドックでなくシッポのある犬にしました。
「ソルティードック」には塩なしの 「ブルドック」 「テールレスドック」〔シッポのない犬〕 とかあるらしく
「グレイハウンド」もあるみたいなので塩ヌキの犬の形だと矛盾が起こるので以上の点をクリアして
ウケを狙います。作者は酒とタバコはたしなみませんが煙たい事を表現します。シラフではっきり
言いづらい事も言います。戦わず声を出さない無関心・無批判より良く吠える弱い負け犬となっても
「地の塩」のごとき創作姿勢を続けている。
塩の塊のオブジェは、新美術新聞2001年10月21日付けの新美術時報3で取り上げられており
過去に横浜トリエンナーレで村岡三郎氏の作品が湿気を含み周囲を腐食し撤去となったらしい。
これを私なりの表現でブルーシートの上に置いて周囲を汚さず犬の造形物とした。
アンデパンダン展の会期中は特に湿度が低いので展示上問題ない。
建物自体が塩に浸食される程だったらしい。それと比較にならない塩の塊の大きさでタイトルも
形状も異なり著作権上の問題もないと判断した。

〔2の箱〕折り紙と感想を書ける参加型アート
参加型アートにする為、折り紙を箱の上に置いて展示を見た人に折り紙を折って箱に入れることで
参加可能にする。例えば鶴が千羽集まれば世界平和なり世の中が多少はマシになるかもしれない
という淡い希望を込めた作品にする。
床に置いてブルーシートで包んだ箱には美術館周辺の写真を両面テープで貼り付けて
インスタレーションとの関連性を明確にする。使用する写真は公園内の屋外造形物を作者が
撮影したので著作権上の問題は無い。
肖像権についても問題もないように人を写さないよう注意して撮影した。
今も上野公園の東京都美術館を取り囲むようにブルーシート〔フルコンシート〕の小屋が建っている
状態は、社会の制度という目に見えない形の無いモノ、つまり「ものごと」の「こと」の結果である。

〔3の箱〕幻の地球と時点する地球儀
世界規模の環境破壊により浸食される地球。繰り返す公害被害と被害の拡散。
無くならない戦争。世界規模の環境に目を向けすぎるより身近に起こっている公害被害の
大気汚染の問題を自転する地球儀の後ろに空気清浄機のフィルターをイメージした背景で
知らせようとした。インバーター式蛍光灯照明とシンクロナスモーターで地球儀は自転する。
ホログラフィーは光学式である。

電源は、家庭用電源とし高温化を防止する為に五分刻みに
設定可能のタイマーでクールダウンさせ管理。

2005年のアンデパンダン展では、医療制度の問題点を批判すべく「差額ベット」を出品。
せんだいアートアニュアル2005では、銭金・金融システムをテーマに「完・ファイン・ナンシャレ」
出品し佳作受賞
庶民金融の街頭宣伝用ティッシュをタイル条に使用した壁面作品
〔せんだいメディアテーク公式サイトでネット公開中・作家名とタイトル有り〕
あと環境芸術学会第6回大会のポックスアート展にも出品



映画の撮影に良く使われる「大倉山記念館」にて夏に
「ソルティードッグ」の屋外写真を写しました。

   

 

屋内に置いてみました。ずーっと展示してほしいです。


映画「でらしね」と重なる世界を感じました。芸術家は必見です。お奨めの
作品です。

続きの画像へリンク(馬券舞う寒空)


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主題歌:「若葉」スピッツ  さん 
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