Race
report

 まずはじめにお知らせしなくてはならないのは、Healey号を駆るナカオ選手。車はどうにか仕上がり、事前にFISCOにてshakedown。耐久でコンビを組むヤマナカ選手ともども確かな手ごたえを掴んでいた模様。
しかし神の悪戯か(いや我々の不手際以外考えられないが)、なんとレースにエントリーできていない事が判明。泣く泣く今回はギャラリーに 徹することと相成った。

 一方GiuliaでGreenflagにエントリーのコバヤシ選手。
土曜日の練習走行の一本目、霧雨の降る中初めてのコースをおっかなびっくり走り、新調した各部の様子を見ながら無事20分の枠を走り終えた。完全なウェット路面、標高が高いコースなど悪条件の中、日曜日の本戦に向けてベストなセッティングを出すべく走行枠二本目を走り出した。
一応ピットにてラップタイムを計測していたのだが数周後、いつまでたっても戻ってこない。まあお得意のスピンアウトでもしたかな、車ぶつけてなければいいが、なんて事を考えていたらそろそろとピットへ戻ってくるGiuliaが目に入った。なんかあの一帯だけ随分濃い霧がかかってるな、と思ったらGiuliaが盛大に煙りを吹いていたのであった。(多少誇張あり)

 ピットにてボンネットを開けてみると、クーラントが飛び散っている。どこから吹いたのだろう? オーバーヒート? 気温は低いのに何故?
ラジエターが冷えてからキャップを開けてみると確かにクーラントは減っている。いやーな予感&期待を持ちつつプラグを順番にはずしてみると、1番から湯気が出てきた。見事温泉を掘り当てたのであった。
そうではなくてどうもガスケットが吹き抜けシリンダーに水が入ったらしい。という訳で日曜日の本戦は出走を取り止めることになった。

 ガレージGならば速攻でヘッドを下ろすところだが、弱小貧乏チームに(チームとは名ばかりで99.99%個人参加)そんなモチベーションは微塵も無く、後は今夜の宿がまともであることを祈りつつ侘びしく夜逃げ、もとい撤収にとりかかったのであった。

第2戦エビスは出走前に全滅。シャンパンファイトが見られるのはいつの日の事であろうか....


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