といっても、当然日本のような(といっても日本では行ったことないけれど)コンピューターシュミレーター付きの立派な教習所なんかなくて、いきなり第1日目から路上です。スズキ自動車とインド政府の合弁のマルチ・ウドヨグ社が作っている、インド軽自動車市場の雄、マルチ800ccをダブルペダルに改造した教習車で練習を開始しました。
ところが、サンジャイ(=勝利という意味)という名の、「教官」というよりは、その辺の「オニイチャン」いった風情の、まぁ、それでも一応「教官」が、ヒンディー語しか話せないので、何回か日を重ねて、運転の基礎的なことが分かってくると、運転を習っているのか、ヒンディー語の勉強をしているのか、分からなくなってきました。やっぱり、いきなりヒンディー語でHoran dedo!(クラクション鳴らせ!)って言われたって、普通分かりませんよねぇ。因みに、サンジャイがヒンディー語しか話さないので、心配になって私の運転手アショクも同乗させていたのですが、これもしまいにはサンジャイの調子に乗せられて、ヒンディー語で「はい、そこでクラッチ踏んで」とか言い出す始末(教習者とサンジャイ(左)、アショク(右)の写真はここ(Many thanks to Mr Takesada))。
人も自動車もオートバイも自転車もオートリキシャもサイクルリキシャもウシも水牛もヒツジもヤギも犬も猫も子供もいて人も自動車もオートバイも自転車もオートリキシャもサイクルリキシャもウシも水牛もヒツジもヤギも犬も猫も子供もどこからでも飛び出してきて、それでもってその上自動車もバスもオートバイもオートリキシャも何かにつけて八つ当たり的にブーブーブーとクラクションを鳴らしまくっているインドの道を走るのは非常にスリリングです。特に、そこら中にあるラウンド・アバウトに突入・脱出する時は、360度全方向に注意を払わねばならず、自分の血圧が一挙に20位跳ね上がるのが実感できます。
因みに教習は一日30分×15日で〆て1,200ルピー(約4,000円)!その後はLearner's Licenceで走った後、テストがあって、晴れて正式免許発行となる予定。(教習は終わったけれど、Licenceの申請に行く時間が無くて、11月末現在まだLearner's Licenceさえも取れていない)
「いずれにせよ、インドの道で無事故で走れれば、世界中どこに行っても大丈夫だ」、と周囲のインド人に太鼓判を押される一方、日本人からは、「頼むからインドで取った免許を日本に持って帰って運転しようなどと思わないでくれ」、と懇願されている複雑な心境の私です。
また、仮免を取ったら近況を更新したいと思います。
因みに、11月1日から、デリーではオートバイの相乗りの人にもヘルメットの着用が義務づけられ、ヘルメット屋がエラク繁盛したそうです。当地では、マルチ800ccを所有するには至らない、「中産階級の下」相当の人達はオートバイ(といっても大体が50ccのVespa型)を家族全体の足としているので、多い時には赤ん坊まで含めて6人位オートバイに乗っているのを見かけますが、新たなルールでは、赤ん坊も含めてヘルメットを着用する必要があるとのこと。唯一の例外はターバンを巻いたシーク教徒の男性で、彼らはヘルメット着用の対象外との由(だから、ちょっと見づらいですが、別添新聞記事の左の男性は「セーフ」なのに、後部座席の奥さんと赤ちゃんは「アウト」になります)。因みに、ロンドンでも、シーク教徒はヘルメット着用の対象外でした。(「ターバンの上から被る超特大のヘルメットがある」、という噂を聞いたことがあるが、私自身は未だかつてみたことが無い)。