このような要求が毎週のように提示され、その都度マスコミは"Crisis of the BJP Government"と報じるのだが、彼女の要求は地元タミルナドにおいてAIADMKが有利な立場に立つことしか考えていない、という点で見事に一貫している。AIADMKは一応、BJP政権のNational Agenda for Governanceという、全インドを対象とした、連立与党の政策要綱に参加しているが、Jayalalithaは自分に対する汚職疑惑が一掃され、タミルナドゥ州で政権に返り咲きさえ出来れば、全国的な政策課題にはまったく興味がない、というのが本音ではないか。
以下、98年8月11日以降のJayalalithaの言動を中心としたBJP政権の足取り。
8月13日付 Hindustan Timesの風刺画:
Mr Vajpayeeの「自由」へ向けての闘争。彼は首相として8月15日の独立記念日を迎えることが出来るのだろうか?

これについてマスコミは、「AIADMKのJayalalithaがFERA関連の疑惑を逃れるためにBJP政権に要求し、Cauvery河水利権問題を巡って、独立記念日を前にして連立与党からの離脱をも示唆しているJayalalithaを留めるためにBJPが同要求を呑んだもの」と報じたが、BJP政権側は、「本件異動は飽くまでも定期的な異動の一環であり何ら特別なものではない」、との説明を行った。
(注) 以前からJayalalithaは所得税問題で追及を受けており、担当のIncome Tax Officerの更迭を求めてBJP政権に働きかけた(その結果、担当のOfficerが異動となった)、と言われている。
以下、状況分析。