Madhuの結婚式の模様(日記からの抜粋)


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12月11日(金)
今日はMadhuの結婚式(写真はここ:相当重いので注意)があった。まず、簡単にインドの結婚式の式次第を説明しておこう。

インドの結婚式(当日のこと。これに先立って、婚約式とか色々な儀式がある)は、大体が夕刻に行われる(シク教徒は日中)。結婚式の日取りは星占いなどで縁起が時が選ばれる。

当日の儀式は花婿一行の行列で始まる。白馬にのった花婿が、楽隊、電飾隊と一族郎党に先導されて、結婚式場へ向けて行進するのだ。楽隊がボリウッド映画の音楽やナンヤカヤをにぎやかに鳴らし、電飾隊がランプやむき出しの蛍光燈などを担いで行列に付き添う。行列の中ほどには、一族郎党が音楽に合わせて思い思いに踊りながら進んでいく。

一方、花嫁の方は式場(式のアレンジ全般は花嫁側の負担で、招待状も花嫁側から出される: 伝統的には花嫁の家に花婿が「嫁迎え」に行ったことの名残とも)の一角で家族と花婿の到着を待つ。花婿が式場内の壇上に到着したところで、花嫁が壇上に向けて歩き出し、壇上で二人がそろったところで、首にかける花輪が交換され、みんなが花びらなどを投げかけて祝福する。その後、家族、友達などが次から次へとお祝いの言葉を述べつつ、御祝儀袋やお祝いの品を渡していく。その間、ひっきりなしにビデオや写真の撮影が続けられる。

これが一巡し、星占いで定められた縁起の良い時刻になると内輪で結婚の儀式が行われる。これは、ヒンドゥーの僧侶が取り仕切る儀式で、火の周りを衣装を結び付けた花婿花嫁が七回回り、火の神アグニを証人として、七つの誓いを立てるもので、その七つの誓いとは、

「お互いうそをつかないこと」
「お互い隠し事をしないこと」
「お互い...

と、書き出して、残りが何だったか忘れてしまった。勿論、今のところ自らのこととしてインドの結婚式を経験していない僕にとっては覚えたところで使いようがないことなのだが、来週にでもオフィスの既婚者に聞いてみることとしよう。さてみんなどれくらい覚えていることか?

これが終わると、花婿が花嫁の首に結婚をした証の首飾りをつけて儀式はおしまい。 その後、花嫁は花婿の家へと(伝統的にはdoliと呼ばれる輿に乗って、最近は車で)出発する。結婚の儀式が何時に行われるかにもよるが、大体これが終わるのが真夜中である。

さて、Madhuの結婚式の招待状には、19:30に花婿の行列が到着し、23:00に花嫁の出発ということになっていたが、大体花婿の行列の到着は遅れるものなので、結婚式に招かれた場合には適当に遅れていくのが利口だ。僕は20:30に現地に着くように家を出て、丁度20:30に現地についた。案の定、花婿の行列は到着していない。この日の式場は、デリー南部のファームハウス(郊外の別荘地のようなもの)を借り切って野天の下行われたのだが、僕が着いた時には、専ら花嫁側のお客さん達が気温10度を切ったかと思われる寒空の下、所々に焚かれた火を囲んで花婿の到着を待っていた。21:00位にやっと花婿が到着し、10分程して花嫁姿のMadhuが静々と壇上に進み、一連の行事が始まった。

伝統的な結婚式では、花嫁は式ではニコニコしたりせずに出来るだけ無表情を保つのが美徳とされる。ところが、この日のMadhuは始終幸せ一杯といった様子で、ニコニコしっぱなし。普段ならちょっとからかってやるところだが、彼女のお祝いに免じて止めにした。因みにMadhuと花婿のAvinashは数年越しの恋愛の後の結婚との由。

順繰りにお祝いをいって、御祝儀を上げてしまうと、実のところ我々参列者にはもうあまりやることはなくて、専ら準備された食事を楽しむこととなる。この日の参列者は恐らく500人程、この大人数の食事をどう作っているのかと思って、キッチンテントに行ってみた(写真はここ)。20人程のスタッフが働いており、配膳係のボーイ達が行ったりきたりしており、いかにも舞台裏、といった感じで忙しそうだった。その後、オフィスの女性たちのサリー姿(こういった場以外では中々見られない)を写真に撮ったり、子供たちの写真を撮ったりした後、もう一回Madhuにお祝いを言いに行って帰宅の途へ。家についたのは23:30頃だった。