*名古屋弁(敬語バージョン)ギリシア語原典→古典的正統名古屋弁主の祈り
by エラスムスさん

天におりゃーす うちんたぁのお父様
おなめゃーは 聖とされやーかー
おくには こやーかー
ご意志は 成りゃーかー
天でのように 地上でも
うちんたぁの毎日のパンを
きょう うちんたぁにちょーせ
ほんで うちんたぁをその負債から
ゆるいたってちょーせ
うちんたぁが負債者んたぁを
ゆるいてまっとるように
ほんで うちんたぁを
試みん中に引き入れんと
悪から解き放ったってちょーせ
王国・威力・栄光は
代々にお父様のもんですでよ
アーメン
    

<作者による注釈>

こちらは、ギリシア語原典から直接に名古屋弁に翻訳 したものです。もちろん、こちらの方が原典の主の祈りには 近いです。

「お父様」の呼びかけの次、つまり2行目からの「おなめゃー」 「お国」「ご意志」の三つに対しての動詞が、日本語訳とは大きく 異なります。

原典では3人称への命令形という、英語や標準の日本語には 馴染みのない文法が使われていますが、名古屋弁だと、そんなに 不自然ではないと感じたので、三人称の命令を使いました。 「やーかー」がそれに当たり、単純な命令ではなく、話者の強い願望が 現れている形であり、ギリシア語の三人称命令形のニュアンスをよく 伝えることができたと、自己満足しています。