二つ目の会社の時もそうでしたが、貿易事務の仕事はヒヤヒヤのしどうしでした。輸出の船積みをかかえていると気が気ではありませんでした。特に船は、雨が降っただけで入出港が遅れたりする為納期が遅れたり、輸入の時も輸入通関が切れる切れないで顧客への納入が遅れてしまうので緊張でした。いつも運を天に任せるような状況で、気になっていると夢の中ででも仕事をしていたりするので、つくづく自分は仕事人間だったなぁと思います。
その中でも極めつけは、アメリカのアミューズメントショーの時でした。絶対絶命の危機にみまわれました。私の会社の製品を、そのショーに出展することになっていました。生産の関係で出荷が遅れてしまい、大きいシュミレーションゲームは本来ならば船に積むところですが、間に合わないので急きょエアフレートで出すことになりました。バタバタしましたが、何とか飛行機に乗せることが出来ました。船積みしてやれやれと思ったら、アンカレッジあたりの火山(名前は忘れましたが・・)が突然爆発し、その為に飛行機が空港でストップしてしまいました。
私ばかりでなく上司達も当然焦りました。そのゲーム数台分のスペースは相当広いスペースで、広大なスペースが空っぽの状態になってしまうわけなのです。何度もエアラインに問い合わせましたが、何しろ自然現象ですから、何日空港に足止めされるか予測がつかないとのことでした。私は、こういう不可抗力の事態は、自分ではどうすることも出来ませんから、イエス様に必死で祈るだけでした。「いったいどうしたらいいんでしょう。ショーで穴があいてしまったら大変なことになります。どうか、主よ。火山の噴火を止め、飛行機が再び飛べるようにしてください。そして、ショーの出展に間に合うようにして下さい。」と祈りました。
飛行機は、正確な時間はおぼろげですが、十数時間とめられただけで飛び、出展もぎりぎりで間に合うことが出来ました。感謝です。本当に綱渡りのような仕事をしていましたが、そういうことを通して主により頼むことを教えられ、又、主は御自身の御栄光をあらわして下さいました。