5〜6月はキャリアチェンジ(1)のような状態でした。私の後がまがいつ決まるのか誰にもわかりませんでした。 インターネットで色々な求人サイトを見て、どう考えても私の後がまを探しているのだとわかる求人を見るのはとても切ないことでした。 特にTOEIC800点以上で、エグゼクティブの秘書の経験が3年以上なんていうのを見た時には、 『その程度の点数なの!?今どきTOEICを900点とる人はザラだし、経験3年だなんて、何てトンチンカンな求人を出しているんだろう。』と腹が立ちました。
私は昨年の10月に机一つからスタートし、今日に至るまで、少しずつ積み上げて来ました。 自分が苦労して作り上げて来た作品を新しい人に横取りされるような気持ちでした。 すでにレールが引かれている上に乗っかって仕事をやっていくのは楽だろうなと思いましたし、 正直言って面白くはありませんでした。その時点では、まだ社長秘書のポジションには執着があったのかも知れません。 全てはタイミングが大事でした。新しい人が決まっても、私が行く場所がなかったら困るし、 私が行くところが決まっても、新しい人が決まらなかったら私のボスが困るからです。
しかし、失業していた時神様から学んだ「希望は人やものにではなく、イエス様御自身に置く」が心に入っていたので、 信頼して明け渡すことが出来るようになりました。 主は与え、主は取られる。全てのことは主のお許しの中で起ること。 主は、私達のもっともふさわしい時に、もっともふさわしいことをなさるお方です。 結果が素晴らしいことは間違いないとわかるのですが、その「時」がいつかわからないので人間は悩むのです。 でも、神様は、その期間を良き訓練の期間として下さり、神様に対する信頼と信仰をより高く引き上げて下さいます。
社長秘書とは言え、私のジュニアセクレタリーがいないので、雑用も全てしなければなりません。 でも、外人のボスに付いたら、プライベートな家の用事でも頼まれるので、 特に嫌いなボスではなかったら、そんなサービスも仕事のうちと苦にはなりません。 でも、6月13日のどしゃぶりの日はいつもと違っていました。 6月14日に日記で、「女の幸せは結婚よね・・」と言っているのは、 どしゃぶりの中、二度もお昼を買いに(一回目は自分の分、二回目はボスの分)外に出ていて、 二回ともびしゃびしゃに濡れて帰って来た時で、 『いつまで、こんなこと(おつかい)をやっているんだろう・・・。ボスに仕えるより、 ベターハーフに仕えたい。』と思ったからなのです。(^_^;;
他のプライベートな問題で悩んでいた私でしたが、ボスの出張中、色々なことが落ち着いた7月の或る日、 ふと自分の仕事のポジションのことを思い出し、HRのヘッドに私の後がまは見つかったのか聞きました。 「言っても良いのかなぁ。」と口ごもっていたので、私は「現実的な話、引き継ぎがありますから、 前もってハッキリ言っていただかないと・・。」と言いました。 8月には私の後がま、7月中旬にはスタッフィングのマネジャーが入社することになっていることを知りました。 彼がハッキリ言えなかったのは、私の行き先が決まっていなかったからでした。 そして、今だったらどういうポジションがあるのか聞いたところ、 オフィスマネジメント(いわゆる総務)か人事のスタッフィングだということでした。 このスタッフィング(採用)こそ、私が密かに興味を持っていた仕事だったのです。
私はHRヘッドに言いました、「それ、私にやらせて下さい。この歳で一から始めるのは大変ですが、 こんなチャンスは願ってもないことです。私は修業するつもりで頑張ります。」と喜びを隠し切れないほどでした。 主は私の、ものごとを集中して考えてしまうという、長所でもあり短所でもある性質をも用いられたのです。(^_^;; つまり、仕事のことよりも大きな問題になっていたプライベートな問題のお陰で(?)、 他に余裕がなくなり、問題を神様に完全に明け渡した状態でいられたからなのです。 私の肉の思いや執着など神様の御業を邪魔するものがなかったので(苦笑)、 神様は本来の目的のとおりに御計画を全うされたのです。 『主よ〜!あなたのタイミングは本当に素晴らしい!』と思いました。
神様の御計画は素晴らしいと思いました。貿易事務を長い間やっていた私を秘書にし、 実に様々な上司の元で「従う」ことを徹底的に学ばされた思いです。 神様に仕えるように上司に仕えることを実践させられました。 それが、性格の良いボスであっても悪いボスであっても・・です。 私は、数社で社長秘書をやって来ましたが、もう卒業です。 「もう、Maedchen fuer Alles(何でもやる雑用係のような「女の子」の仕事)じゃなくなるのよ!」とRに言ったら、 彼は「オメデトウ!」と喜んでくれました。欧米では、「セクレタリー」は日本の会社の「女の子」にすぎないからなのです。
失業したときに、人材派遣に11社、人材バンクに10社登録し、たくさんの面接を経験しました。 それが、私のこれからの仕事に役立つのかも知れないと、ふと思いました。 経験したことで無駄になることはひとつもありませんね。 私の辞書に、「始めるのに遅すぎることはない。」というのがあります。(笑) その通り私は、29才でピアノを始め、30代で秘書になり、ドイツ語を始めたのもそれくらいでした。 又、この歳(結婚するまで歳は明かさない(笑))で新しいことを始めます。さぁ、私は、来週は引き継ぎですが、その後、「HRコーディネーター」としてスタートすることになります。
(おまけ):田崎牧師先生の掲示板に「ベターハーフに仕えたい・・」と書いたら、 「ふーむ、ベターハーフ・・・。バターナイフならば、2本でも3本でもあげられるのに・・・笑」とレスされてしまいました。(笑) 彼はどうしても私を「お笑い系」の仲間に入れたいようだ。(^_^;;;;