ヒューマンドキュメンタリー映画 『花はんめ』とは・・・

川崎のさくらもとに住むはんめ(在日のおばあちゃん)たちの、せつなくも、まぶしい物語。

舞台は、神奈川県川崎市桜本界隈。
在日韓国・朝鮮人が多く暮らす街。
そして描かれるのは、在日のおばあちゃんたちの「今」。
言葉では語り尽くせぬほどの苦労を重ねてきたおばあちゃんたち・・・
カメラはただ寄り添うように、ひたむきに生きる彼女たちの「今」を映し出します。


おばあちゃんたちの「今」は、どうってことのない日常かもしれません。でも80才をすぎてやっと手にできた温和な日常は、人生の中で一番輝きを放っています。
そして、過去も未来も全てうけいれたおばあちゃんたちの日常の中にこそ、これまで語られることのなかった「はんめたちの歴史」が刻み込まれているはずです。

タイムスリップしたような懐かしさの漂う路地裏。「清水の姉さん」とみんなから慕われる、孫分玉さん(86)が住むアパート。ここが映画の舞台。
その小さな部屋に、いつもいつもやって来るおばあちゃんたち。他愛もない話に笑い、自分史を語り合い、涙を流します。
そして想い出の歌をうたい、踊る・・・おばあちゃんたちはこの小さな部屋で、置き去りにしていた青春を取り戻していくのです。
もうひとつの舞台は、「トラヂの会」という名の応援団。在日二世や三世たちが中心となり、おばあちゃんたちの豊かな老いを支えます。
『花はんめ』は2004年の今だからこそ
描くことの出来た映画であり、
今だからこそ日本中で見てもらいたい映画です。