がんばれ辻本!
がんばれ辻本!(辻本議員秘書給与流用問題)
昨日、(3月26日)社民党辻本清美議員が辞職した。
野党の論客の先鋒として鈴木議員の疑惑問題で話題を集めた矢先に、浮上した
辻本氏自身の秘書給与流用疑惑。あまりのタイミングの良さに誰かに刺された
と考えざるを得ない。
今週発売の週刊大衆は自民党が司法、警察などをフルに使って調査し、週刊新
潮に書かせたのでは?としているが、私もほぼ同意見である。
ただ、反宗男キャンペーン展開中の新潮が、何故、ここで辻本氏を刺したのか
疑問と疑惑(圧力またはバーター?)はプンプンである。
私は、今回の件でのメディアの論調も例の横並びでうんざりしている。
辻本氏が自らの進退を26日まで伸ばした事に対し、多くのメデイアが社民党
内部からも怒り爆発などと書いていたが、この問題の本質は何かを、冷静に考
えると、もっと違った書き方が出来るのではないだろうか?
それは、当時一年生議員だった辻本氏に、公設秘書の名義貸しを入れ知恵した
人間は、必ずいたわけで(辻本氏本人も最後の会見でその事実は認めたが)
それは、おそらくは悪しき慣例として、社民党内部で複数の議員が行なってい
たから、また社民党内部でもその罪の意識が無かったから、それを奨めたので
はないだろうか。
だとすると、辞職勧告を急いだ社民党内部は、自分たちのお尻に火が点く前に
辻本氏を辞職させ、社民党全体の追求を免れたいという考えが、多数を占めた
のだろうし、辻本氏が独断でテレビ番組に出演するのを嫌った理由も見える気
がする。
辻本氏は確か日曜朝だったと思うがマスメディア各社に向け、FAX を送ってい
る、そこには、同じような事をしているであろう議員の個人名が書かれていた
といわれる。
しかしこれを、ほとんどのメディアが黙殺した。何故?
辻本氏がテレビ出演した際、あるコメンテーターが他人の事はいいから、まず、
自分の責任を、と言及したが、辻本氏が辞職した今、そのFAX の議員の問題に
果たして手を付けているのだろうか?
この問題をさぐると、社民党に限らず、与党、野党共に巻き込んだ大政治スキ
ャンダルに発展するのではないか?それは、あまりに大きな社会的リスクを
伴うスキャンダルなので、政治家はもちろん、メディアも手を付けたくないと
思っているのでは?
しかし、今回も、トカゲの尻尾きりで終わらせたら、情けない限りである。
辻本氏にも言いたい。
最後に土井さんと何を話したか知らないが、「議員を辞めても社民党員です」
なんて言わずに、社民党も辞めて、本当の事を言いきって欲しい。
おそらくあなたは、知らないで手をそめてしまったのだから、
社民も自民も巻き込んで一度、大浄化作戦の爆弾をなげて欲しい。
その上で、無所属で再出馬して、頑張って欲しいのだ。
私は応援している。「がんばれ辻本!!」
2002/3/27
ご意見、ご感想をぜひメールでお寄せ下さい。hishida@gol.com
Back to MainPage