インターネットの大きさ(東芝問題)
インターネットの大きさ
ほんの数日前から、このページのアクセスが急激に伸びた。
それは、うれしいかぎりなのだが、本人の知らない所で動いていた事なので、
唯一メールをいただいた方にリンク先を伺った。東芝問題の掲示板からだった。
7月16日、ニュース23の筑紫発言をオンエアで見て、TBSに対してと、自
分のホームページの中で、私の考えを述べたのだが、それが、さっそくリンク
されたからだった。
この事で、あらためて、いろいろと東芝問題のリンクを見たり当事者の現在の
ページを見たりして感じた事があった。
7/22 本人は、「東芝のアフターサービスについて」のページを引き上げた。
その理由の一つに、「反響のおおきさに、日常生活を維持して行けなくなった」
と、コメントされている。ネットニュースの情報では、8000件の苦情や、いや
がらせのメールが、彼の元に届いたと言う事だ。
確かにそれでは、日常生活の維持は難しいだろう。
今回の自分のページのアクセスでも感じるのだが、インターネットは、もはや
テレビを超えた巨大メディアの機能を持っていると言う事だ。
460万ヒット、8000件の苦情。この数字は企業で管理するのも難しいもの、
いくら発信者と言えども、当初予測する事はできなかっただろう。
企業なら、会社から出た管理者は、プライベートな生活に戻る事ができるが、
個人のHP管理者は、そうはいかない。その上個人的な情報までも掲示板に掲
載され、丸裸にされる。
これも、本人は想像できなかっただろう。
個人が、自分の意見を発表できるすばらしいメディアのインターネットは、諸
刃の剣で、個人の生活を破綻させる事も簡単にできてしまう。
そこで、最後に何が必要なのか、当たり前の事になってしまうが、一人一人の
モラルなのではないだろうか。
発信者のひとりとして、注意深く考えていかなくては、と思う。
1999/7/23 M
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