リストカッターのあなたへ
自分の体に傷つける事(リストカットについて) あなたがもし、自分の体に傷をつける、リストカットの癖を持って いたら・・・私は悲しいです。その傷をあなたは、体だけではなく、 ココロにもつけているのだから。 あなたは、逆だと言うでしょう、「ココロが傷ついたからリストカット したのだと、 でも、その、原因になった心の傷は、意外に早く癒えるのではないですか、 あなたが傷つけた体の、その線よりも・・・ 繊細で、孤独を感じているあなた(決して孤独ではないのに) 嫌な気分や、さびしい時、一時的に気持ちが良くなるかもしれません。 自分のこころの痛みをアピールしたい、「私を見て!!」そう言いたいの かもしれません。 後になってみると、その傷は、決して勲章にはなりません。 弱くなっている時には、その傷を見ると、また、甘い誘惑になり、 同じ事をしたくなり、その行為に、依存しようとします。 恋人が、はじめてあなたの体の傷を見た時、とても悲しくなります。 恋人の前でしたら、もっとです。 家族も傷つきます。 リストカットは、あなたはもちろん、だれの幸せも呼びません。 だから、止めませんか、 違う事で表しませんか? たとえば、文章で、 あなたは、自分は、文章が苦手だと、思っているかもしれません。 でも、その文章は、自分の思いの丈を書けば、それでいいのだから、 文法がおかしかろうが、しり滅裂だろうが、いいのです。 大切な事は、自分の気持ちを何かに表すと言う事です。 唄でもいいでしょう。絵を描く、ギターを弾く、とにかく、 何でもいいから、自分の想いをぶつけてみましょう。 私は、十代の頃、精神的に不安定な時に、ピアノをたたいていました。 弾いていたなどと言える代物ではなく、本当にたたいていたと言う 形容があてはまる演奏でした。私の母は、「あっ、また始まった」 と、思ったそうです。 わたしは、それだけで、ずいぶん楽になった気がします。 あなたも、なにか、表現を始めませんか、 私は、あなたのような人が大好きです。 何故って、鈍感に生きていないから、人としての大事な部分をもって いるから、 やがて、あなたの感性は、人の痛みを理解しようとできると思うから、 だから、どうか、自分の体を傷つけるのは止めて欲しい。 それで本当に死んでしまったら・・・ あなたは、もう誰からも見られなくなるのですよ。ご意見、ご感想をぜひメールでお寄せ下さい。hishida@gol.com
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