千葉紗子ちゃん
「ROCK TO THE FUTURE」のローラ役に




 西城秀樹主演で大ヒットしたロック・ミュージカル「ROCK TO THE FUTURE」が1997年再演される。
 今回の再演のポイントはヒロイン・ローラ役をオーディションで決定するということ。そのローラ役に南少卒団生(4期生)で、FEELのメンバーでもある千葉紗子ちゃんが選ばれた。
 公演は東京20ステージ、大阪15ステージが予定されている。


STORY

 西暦2096年。”TUNE”と呼ばれるコンピュータ音楽によって、人々の感情がコントロールされ、鉄壁の管理社会が築かれた時代。エリート工作員・キッズは体制への反乱分子を一掃するため、タイムマシンに乗り込み、2016年へと向かった。彼の使命は、過去へ遡って、反乱軍を組織した人物を暗殺することである。しかし、2016年に到着したキッズは事故に遭い、重傷を負ってしまう。キッズを看護したのは、20世紀のスーパースター・ヒデキの娘・ローラであった。だがローラこそ、やがて”TUNE”の支配に抵抗し、反乱軍を組織する伝説の女性だったのだ。
 キッズは素性をいつわり、ローラ暗殺の機会をうかがう。が、キッズの行動を見張る者があった。ローラの弟・テツヤである。なかなか任務を遂行できないキッズ。しかし、ヒデキや、アンダーグラウンドのクラブ”EDEN”のミュージシャンたちとふれあううちにキッズは音楽を知る。そしてローラと行動をともにするうちに、彼の中にはいつしか感情が芽生え始めていた。だが、それは2096年の人間にとって踏み込んではならない禁断の領域だった。やがて、2096年から、任務を遂行できないキッズを追って、処刑のエキスパート・ターミネーターズが派遣される。
 未来を賭けた壮絶な戦いの火蓋が切って落とされた。