地域のニュース ばんばおむろ山

2004年10月3日  

小室山の出土品も展示

10月5日(火)まで 大宮駅西口 DOM 1Fで

 9月30日をもって小室山の発掘調査はタイムリミットのため終了となりました。学術的にはもっと調査をするべきだ、とのことですが開発するアイダ設計の事情で工事を急ぐ必要があるようです。10月3日、山の周囲にロープが張られ工事が始まりました。
 さて、小室山で出土した石器類が大宮駅西口のDOMで展示されていると聞き、10月3日、見てきましたので報告します。

正面パネルには「小室山」出土の遮光器土偶と 「の」の字形石器があしらわれていた 「の」の字形の石器

会場には、さいたま市内の4、5ケ所の遺跡から最近、出土したものが展示されていました。入口のパネルのデザインには小室山出土の「の」の字形石製品と「遮光土偶」の写真が使われていました。「の」の字形石は薄く、繊細で石器という感じがしません。金属で作られているのではないかと思われるほどです。どのように使われたのでしょうか。

小室山から出土した石剣、石棒、石鏃などの石器類は、ケースいっぱいに並べられています。写真パネルには石剣の出土状況や土器の出土状況の写真とともに、発掘現場を見学した三室中学生たちの写真もありました。

作成 飯塚邦明

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