050715申請書をめぐって

2005年10月2日 市民フォーラム開催

さいたま市史跡指定記念

「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」

-見沼をのぞんだ縄文むら-

事務局の予想を超えて、約200人の方におこしいただきました。ありがとうございます。

午後のシンポジウム。左から、江原、阿部、工藤、斉藤の各氏と司会の宮沢さん。(さわらび通信より)

シンポジストの話に耳を傾ける参加者。手元には、当日の配付資料。

当日の模様を伝える10月04日の埼玉新聞

個人的感想

私の担当は、午後1時からの、「現代の見沼文化--アートの世界」で映像と音楽を見ていただくことだった。昼食の後は眠い人もいるから、ゆったりと音楽でも聞いていただこうという趣向だ。かつて、緑におおわれていた頃の小室山の映像にあわせて、「小室山のテーマ」を電子ピアノ演奏した。7分の映像は、緑の山が消えていく・・・というところで終る。

しんみりした会場の雰囲気を盛り上げようと、今度は、「月光仮面」に登場していただいた。ぺ−ト−ベンの「月光」と「月光仮面」のテーマを混ぜこぜにした曲を弾いてから「月明かりの小室山に月光仮面が・・・・さて、その正体は・・・ジャジャン・・・・人呼んで小室山のスナイパー、鈴木正博さん」とやった。そして「月光仮面が立ち向かうどくろ仮面の正体は・・・さいたま市の文化財保護行政。月光仮面の武器は、紙爆弾。次々と要望書を提出し、多い日には1日に2回も要望書を出した。月光仮面が曰く、まだ、盛土遺構の中心部が残っている、発掘調査は終ってない。対するどくろ仮面は、組織防衛バリアーをはりめくらせて、紙爆弾をよける、無視する・・調査は終ったのだ!・・・」

会場の方には笑っていただいたが、後で、参加者から「さいたま市の文化財保護課の人もきてますよ。どくろ仮面とか言ってた時もメモとってましたよ」と聞かされて、ドッキリ。午後のメインのプログラムは「寺野東遺蹟」と「シンポジウム」だったが、その時には文化財保護課の方は眠っておられた。私は、「さいたま市の文化財保護行政はどくろ仮面」という冗談しか、市には報告されないのではないかと思った。

翌日、文化財保護課に出向いて、後援事業の結果報告用紙をいただきながら、「さいたま市の文化財保護行政がどくろ仮面だというのは、冗談です」と改めて山崎さんに伝えた。

昔、「月光仮面ごっこ」をやったとき、みんなが月光仮面になりたがって、どくろ仮面の役がきまらない。ある子にどくろ仮面をやらせたら、「いちやめた」と言って帰ってしまった。どくろ仮面にはみんな、なりたくない。でも、どくろ仮面がいないと月光仮面がヒーローになれないんだ。

「これまで」の経緯へ