<<地図>>

 

中国編

  

       

23

王の中の王フビライ

大都

24

密命下る

大都

25

カラジャンの大蛇

カラジャン(雲南)

26

百雁の便り

杭州

27

秘密兵器回回砲

大都

28

王家の墓の秘密

紹興

29

揚子江決壊

楊州

30

ジパングの宝

寧波

31

ジパングを討て

慶元→ジパング

32

アクマッドの最期

大都

33

新たなる旅立ち

泉州

 大都(タイドゥ)は元の主都で現在の北京とほぼ同じ位置にある。17年間中国中を旅したというわりには偏っている(笑)が、東方見聞録にはこの他にも多数の都市や地方についての記事がある。そのうちそれらの都市の地図も追加したい。

 

 

シルクロード編・南海航路編

  

    

1

はるかなる旅立ち

ヴェネツィア(イタリア)

2

聖なる油を求めて

アークル(イスラエル)

3

二人の僧侶

エルサレム(イスラエル)

4

さらばネフドの星よ

アルメニア、アララト山の麓(トルコ)

5

悪魔の火

6

砂漠の盗賊カラウナス

7

黄金のパイザ

モスール、イル・ハン国(イラク)

8

バグダッドの幻想

バグダッド(イラク)

9

カスピ海に消えた少年

ギーラーン地方(イラン)

10

暗殺者教団の谷

アラム−ト、エルプルス山脈(イラン)

11

ホルムズの熱い風

ホルムズ(バンダル・アッバース、イラン)

12

じゅうたんに秘めた恋

トルクメン村、ゴルガン平原(イラン)

13

拝火教徒の友情

ヤスド(イラン)

14

反乱

ヘラート(アフガニスタン)

15

まぼろしの谷

ヒンズークシ山脈(アフガニスタン)

16

命の色

ヒンズークシ山脈(アフガニスタン)

17

まぼろしの騎士チャパンドゥ

バダクシャン(アフガニスタン)

18

パミ−ル越えの恐怖

パミール高原(タジキスタン)

19

天山に消えた少女

カシュガル(新疆ウイグル自治区、中国)

20

悪霊の砂漠

タクラマカン→ロプ(新疆ウイグル自治区、中国)

21

燃え上がる陰謀

トルファン(新疆ウイグル自治区、中国)

22

天駆ける謎の旗

玉門関(中国)

34

南海の嵐

南シナ海

35

巨象の怒り

チャンバ(タイ)

36

魔の海峡マラッカ

マラッカ(マレーシア)

37

密林の秘密

スマトラ島(インドネシア)

38

ラジャの遺産

スマトラ島(インドネシア)

39

宝石と陰謀の島

セイロン島(スリランカ)

40

洞窟寺院の奇蹟

コモリン岬(インド)

41

父と子の絆

カリカット(インド)

42

大いなる旅路

ホルムズ→ホラーサン地方(イラン)

43

想いは東方を駆けて

ヴェネツィア(イタリア)
  

 

 #第5、6話のギョレメ渓谷は地図では確認できなかったが、トルコとイランの国境附近ということなので、大体のあたりをつけた場所を示している。#第9話も同様。

 #第12話のゴルガン地方も地図で見つけることはできなかった。話の順番からいけば11話と13話の間にあるはずなのだが、見ての通り必ずしも地図上の行路と作品の舞台の場所の位置は一致しない。そのため12話の位置は表示していない。

 #第5話、6話に関して (99.11.16.追記)

 カラウナスとの死闘、シャリフの死という名場面のある5,6話だが、その正確な位置を地図上に確定しようとすると、ロマンアルバムと文化出版局の「マルコ・ポーロの冒険1」で大きく違っているうえに、どちらも上記のルートからはずれている。そのため、地図に表示は載せないことにした。

 #第8話 バグダッドの幻想に関して

  上の地図ではマルコ一行はバグダッドには立ち寄っていないことになる。では、第8話はマルコの幻覚・妄想だったのか!どうして!?岩村先生(監修)!と思ったら、理由があった!地図は二枚あった!マルコ・ポーロの冒険ロマンアルバムを始め、ほとんどの本に載っている地図は上にあるのと同じものが使われている。この地図の原本は、ベンザー版東方見聞録である。(東方見聞録の原本については後で述べる)校倉書房の「東方見聞録」の後書きによると、この地図は1929年にイギリスのベンザーという人が「ジョン・フランプトン訳本」の東方見聞録を覆刻した上に序論を追加して出版した本に載っていたらしい。この「ジョン・フランプトン訳本」がいつの時代の本なのか、またこの地図もその本から写したものなのか、など、詳しい事は残念ながら書いていない。

 一方、岩村忍・著「マルコ・ポーロ」(岩波書店)に載っている地図は往路が一部異なっている。

 

この地図ではバグダッドをちゃんと通過している。更に、バスラからホルムズまでを海路で行っている。残りの往路及び復路はベンザー版の地図とほぼ同じ。この「マルコ・ポーロ」の地図がどの本を元にしているかは書かれていない。しかし、この地図の通りだと、今度は4、5、6、9、10話が成り立たなくなってしまう。そこまでしてやりたかったのか?第8話のイスラム版牡丹灯籠(爆)。ちなみに、企画書の段階ではバグダッドを舞台にした話として「黄金を食べる王」、「バグダッドの奇跡」の2話が予定されていた。

「黄金を食べる王」とは、モンゴル軍がバグダッドを侵攻した際のアッバース朝のカリフ、ムスタースィムの事である。バグダッド陥落後、このカリフは自らが貯めこんだ黄金の詰まった塔のなかに閉じ込められ、餓死したという。

  #この本には付録として東方見聞録の写本に関する記述があるのでこれについて少しく。東方見聞録には数多くの写本が伝えられているが、その1番大元となったルスティケロが書いた『祖本』は現在では存在しない。写本は大きく分けて大体6つの系統があるが、そのいずれも祖本をそのまま写したものとは思われない。なぜなら、記事の内容(というか量)が本によって違うのである。1番詳しく祖本に近いと思われているのはパリ国立図書館本(F)といわれる本だが、その他の写本にもこの(F)には載っていない記事が多数みられる。ということは、この(F)も祖本の一部を取捨選択して写したものに他ならないということになる。あまりにも写本の種類が多く分類が容易でない事から、岩村忍氏は、東方見聞録の祖本は1つではないのではないか?という意見を述べている。

 また、これはさらに別の意見であるが、『マルコ・ポーロ』という人物が実在したかどか?に疑問を抱く人もいる。もちろん、ヴェネツィアに行けばマルコ・ポーロの住んでいた家墓、遺言書などが残っており、マルコが帰国してから結婚した妻の名前や3人の娘の名前もわかているので、その時代のヴェネツィアに戸籍上マルコ・ポーロという人がいたのは事実だろう。だが、それが『百万の書』(東方見聞録の原題)なる本の作者と同一人物か?ということにして疑問を投げかけているのである。(「クビライの挑戦」杉山正明・著)これにはいろいろな根拠があるが、最大のものは、中国側の資料に一切マルコ・ポーロの名が残っていないことだろう。アニメではこの点は、アクマッドの陰謀でマルコ・ポーロの名が中国の歴史書に残らないように手をまわしたから(笑)と説明されているが、いくらなんでもそれは無理する・・・楊州の知県(知事)を3年も務めた人物の名前をそんな簡単に削除できるものだろうか。第一、アクマッドが死んでからもマルコは10年近く中国にいたわけだし。ということで、マルコ・ポーロの立場がはなはだ危うくなって来た(笑)。が、それを言ってしまえばこのサイトは最初から成り立たない。であるため、少なくともこのAct.1では『はじめにマルコ・ポーロありき』の前提でやらせてもらうことにする。

 

Act1へ HOMEへ