平成18年10月15日、安養寺第十九世 横田弘雲住職の晋山奉告のため本尊十一面観世音菩薩中開扉法要が営まれました。

御本尊十一面観世音菩薩



【晋山奉告文】

 謹み敬って真言教主大日如来を始め奉り金剛・退蔵両部界会の諸尊聖衆。密教伝来、三国相承、諸大阿闍梨耶、本朝高祖弘法大師、別しては当山本尊十一面観世音菩薩、当山鎮守金毘羅大権現並びに先師尊霊の御照覧の下に職衆諸大徳の証明を仰ぎて仏子弘雲白す。
 某(それがし)、幼(おさな)にして遭い難き仏法に遭い教えを聞き道を修すること凡(およ)そ二十数年。幾度か岐路に立ちて泣き、辛うじて法灯を辿りて此処に生く。未だ不動の安心に徹せざる所有るも、些(いささ)か仏法の不二と教勅を確信す。
 今、仏縁有りて間山仁王院安養寺に先師の法灯を継承す。伏して惟(おも)んみるに当山は用命天皇代、聖徳太子の勅願寺として美作市上相の地に高福寺として創立、その後、寛文三年に仁和寺に付随し宮の法令により仁王院と改め間山安養寺と称す。
 無始以来、初代空真上人より今日に至るまで法灯を守らるる。今、茲にその後継として弘雲、十九世を継がんと發す。
 先師諸大徳の遺業には及ばずとは云え、奮起勉励修行に勤しむ覚悟也。仏法遙かにあらず心中にして即ち近し、真如他に非ず、何んか求めん。迷悟あれば発心すれば忽ちに証す。と、又『法は人によって弘まる』との祖師の言葉を我が肝に命じ、もって祖恩報謝の誠を捧げ、祖風を宣揚し、宗門の発展と檀信徒教化に貢献せんことを誓うもの也。
 願わくば本尊十一面観世音菩薩、宗祖弘法大師、安養寺歴代先師尊霊、速やかに末資隣愍(まっしりんみん)の勝計を廻らし、無比の護念を給わらんことを。
          乃至法界 平等利益
                      維持平成十八年十月十五日
                      真言宗御室派 間山 仁王院
                                安養寺第十九世 弘雲  敬白
                                          (原文のまま)