福島県福島市で美容治療(シミ・シワ・ホクロ・たるみ・ニキビ・レーザー脱毛)を行なう、皮膚科・美容皮膚科・整形外科・リウマチ科の紺野皮膚科整形外科にようこそ。当院は平成17年に紺野整形外科から紺野皮膚科整形外科に名称変更し、医師2名で診療するようになりました。
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皮膚の病気Q&A
いしいぼ、石いぼ(疣贅、ゆうぜい)について

年齢、季節を問わずに発生します。
主に手のひら、足の裏、指に現れますが、からだ中どこにでもできます。
ウオノメとそっくりなため、見のがされていることが多いです。
中学生まででウオノメができることはまれなので、青少年であれば放っておかずにいしいぼを疑ってください。

いしいぼQ&A 目次

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○原因は? ○感染しないようにするコツ ○プールに通っても良いのか?
○どこで感染するの? ○いしいぼができてしまったら ○いしいぼのかたまりが取れた
○治療しなくてもいい? ○やってはいけないこと

○いしいぼがなくなった気がする

○治療方法は? ○液体窒素が痛くて続けられないとき   ○治療終了のタイミング
○いしいぼは自然になおる? ○週1回は来院できないとき
○大人には感染するの? ○水ぶくれや血まめになったら

 

 

原因は?

いしいぼは、ウイルスの感染症です。
石のように硬いいぼなので、いしいぼと俗に呼ばれています。
ウオノメやタコと見た目が似ているので放置される事が多く、それが感染源になっています。
 
 

どこで感染するの?

足の裏か足の指に感染することが一番多い事から考えると、はだしで歩くところが一番怪しいです。
・水場(プール、お風呂、温泉、脱衣所)
・スポーツ施設(剣道や柔道の畳、体育館、更衣室)
・学校(畳、体育館、更衣室)
・自宅(家族の誰かがいしいぼを持っている場合)
の床にウイルスが付着していると思われます。

手の指・体・顔・頭にも感染する事もあります。
恐らく、ドアノブや壁に付着したウイルスを触って、その手で体を掻いてしまった事で感染するのでしょう。
 
 

治療をしたほうが良い?しなくても良い?

いしいぼは、自然治癒する事がある病気ですが、可能性は低いです。
普通は放置すると大きくなり、数がどんどん増えていきます。

今までに、合計15個くらい手足にいしいぼが増えた方を見た事があります。
こうなると、見た目が悪くなるので日常生活や仕事に支障が出ます。
また、直径3cmぐらいまで大きくなった物も見た事があります。
ここまでくると、手術で一気にいかないと、完治までの道のりは程遠くなります。
やはり、なるべく早めに病院で治したほうが良いでしょう。
 
 

治療方法は?

1、液体窒素…週1回で液体窒素で凍らせる治療をします。早くて3回程度、平均して十数回程度で治ります。しかし、1年以上かかることもあります。結構痛いので、みずいぼと並んで不人気な治療の1つです。しかし、これに優る治療は今のところありません。

2、クロロ酢酸液…週1回で強酸性の液体を患部に塗る治療です。皮膚を溶かすような酸なので、足の裏以外には普通は使用しません。液体窒素よりかなり効果が落ちるので、どうしても痛みで液体窒素ができない時に使用するか、液体窒素と併せて一緒に使用します。塗るだけで簡単な治療ですが、強酸性で危ないので処方する事はできません。

3、ヨクイニン(漢方薬)…飲むだけの治療なので簡単です。しかし、あまり効きません。顔に出る平らないぼ(青年性扁平疣贅)には結構効くので、この時は積極的に使用します。

4、手術…1個だけのどうしても治らないいぼがあるのなら、手術するのも一手です。また、できものと区別がつきにくいいぼは、手術して細胞検査をしたほうが良いです。ただし1回の手術で完治するとは限らず、注意して経過を見ないと再発します。

この他にもビタミンD3軟膏を家で塗る方法や炭酸ガスレーザーで焼く方法など治療法はいくつかありますが、保険がきかないので自費になります。

いぼ取りシール(スピール膏)を貼る治療法もありますが、かえって悪化する事が何回かあったので、今は当院では使用していません。

その他の腐食法(グルタールやフェノール)もあります。誤って飲んだりこぼしたりすると大変危険なので、今のところは行っていません(将来は行うかもしれません)。

抗癌剤をいしいぼに塗ったり注射したりする治療法もありますが、保険が効かないし値段が非常に高いので、今のところ行う予定はありません。

なおドライアイスは簡単に手に入りますが、試した限りではあまり効きませんでした。
 
 

いしいぼは自然に治る?

自然に治ることもまれにあります。
しかし、普通は放っておくと大きくなって数も増えて大変なことになります。
痛みやかゆみはあまり出ないので放置する事もできますが、感染源として他の人に迷惑をかける事になるのでできるだけ治療してください。
どうしても病院に行きたくないとか行く時間がない場合、漢方のヨクイニンとスピール膏を薬局で買ってみても良いかもしれません。
しかし、かえって悪化して、よけい治療に時間がかかる事もあるので注意してください。
 
 

大人は感染しないの?

感染します。
いしいぼは抵抗力(免疫)がつかない病気です。何度でも感染します。
そのため、親子で感染しあってしまい、再発を繰り返す事があります。

家族の誰かがいしいぼなら、まずは家族全員の足の裏を見てみてください。
もし、ウオノメのようなものがあったら、必ず皮膚科で確認してもらって下さい。
 
 

なるべく感染しないようにするコツ

はだしにならない事、外出したら手を洗う事。
ウイルスは目に見えないので、どこに付着しているかわかりません。
痛み・かゆみが出ないので、放置されている事が多い病気です。

足の裏が湿ってふやけていたり、皮がむけている場合は感染しやすいです。
足の裏に汗をかきすぎて蒸れる方は、なるべく乾燥させる必要があります。

手あれがひどい場合も手に感染する可能性が高くなります。水仕事をしている方は手をきれいに保つのが難しいですが、それでもできるだけまめに保湿剤を塗っていしいぼを予防して下さい。
 
 

いしいぼが出来てしまったら

とりあえず液体窒素で治療を始めれば、完治していなくても感染力は低下します。

数を増やさないために、家族や他人に感染させないためにも早く治療を始めてください。

とりあえず絆創膏を貼っておくのも感染を広げないようにするためには一手ですが、絆創膏の中が湿ってふやけていると大きく育ちやすいので注意してください。
 
 

やってはいけない事

絶対に切ったり削ったり爪を立てたりしないで下さい!いしいぼの中身は非常に感染力が高いです。
中身をむき出しにすると周りに増える可能性が高くなります。

ささくれを爪でむしる習慣がある方も止めて下さい。
ささくれの所は感染しやすいです。
ささくれは、清潔な爪切りや小さなハサミ(鼻毛きり用など)を使用して出血しないように浅く切って下さい。
 
 

液体窒素は痛くて続けられない

今のところ、液体窒素が一番確実な治療法です。しかし、痛みが強くて続けられない事もあります。
どうしてもだめな場合はそれ以外の治療(クロロ酢酸+ヨクイニン)でもそこそこの効果はあります。
 
 

週1回は通えない、長く通うことはできない

仕事をしている方は、週1回で通えないためになかなか治らないことがあります。
また、転勤や転職等の都合でなるべく早く終わらせる必要がある場合もあります。

痛みを我慢できるなら、非常に強く液体窒素をすれば回数を減らせます。その場合は治療前に「強く液体窒素をして早く終わらせたい」と申し出てください。強く液体窒素をすると、3〜5日くらい痛みが続きます。また、水ぶくれになったり出血します。それでも1回で治るわけではなく、数回行う必要があります。

手術も治療期間を短くすることができます。ただし、「必ず1回で治る」事を保障できるわけではありません。注意して再発がないかどうか確認して、怪しいところはすぐに液体窒素や電気メスでの治療を加えます。もちろん1回で治る事もあります。手術した所は必ず傷になるので、傷が残るのがいやな場合はお勧めできません。

炭酸ガスレーザーも治療期間を早める事ができます。ただし、保険が効かない上に「必ず1回で治る」事を保障できるわけではありません。
 
 

水ぶくれや血まめになったら

しばらく抗生物質軟膏を塗り、絆創膏を貼る必要があります。

ふくれて邪魔なときは針でつついて水を抜きます。御自身でやられてもかまいませんが、病院で行うほうが滅菌した清潔な器具で安全に水抜きできます。

皮は剥くととても痛いです。無理にはがさないで下さい。
 
  

プールに通っても良いのか?

プールは問題ありません。ただし、他人に感染しないように絆創膏で保護しておいたほうが良いでしょう。
 
 
 

いしいぼのかたまりがポロッと取れた。

かたまりが取れた跡には大きな穴が開くこともあります。それ自体は問題ありません。
ただし、穴の底には大抵いしいぼが残っています。これを放置すると、せっかく治りかけたのに再発してしまいます。
そこからさらに治療を続けなければ完治しないので注意してください。
 
 

見た目では
いしいぼがなくなったような気がする。

見た目でいしいぼがないように見えても完治していない事があります。
くれぐれも自己判断で中止しないように気をつけてください。

いしいぼはウイルス感染の病気です。
ウイルスのサイズはとても小さく、約50ナノメートル(ナノメートルは1億分の1メートル)です。
治ったかどうかを目で判断できるわけがありません。
免疫が働かないので、ウイルスが少しでも生き残っていれば再発します。
 
 

治療終了のタイミングは?

いつ治療を終了するか、これは私もいつも悩む事です。
ウイルスは、見た目で全滅したと証明する事ができません。

いしいぼが見当たらなくなってから、さらに3回くらい治療を加えてみて、それでも問題なければ終了にしています。

しかしそれでも再発してしまう事が極まれにあります。
なので、治療が終了してからもいしいぼがないかどうかご自宅で週1回くらいでチェックしてみてください。
3ヶ月位しても再発がなければとりあえず安心です。

しかし、せっかく治ってもまたどこかで感染してしまう事があります。
1回かかった人は2度3度とかかりやすいような気がします(あくまで経験上の感ですが)。
常に手足を観察して、怪しいところがあればとりあえず病院に来てみるようお勧めします。


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福島県福島市丸子字漆方6−10
紺野皮膚科整形外科