日本から持ってきた方が便利なもの

家庭の医学の様なもの

英語が十二分に達者な人、英語の医学用語ばりばりの人、お医者さん、健康すぎて困っている人などには不要です。それ以外の人は、やっぱりあった方が安心でしょう。小さなお子さんを連れていらっしゃる方は、特に必要かと思います。これは、こっちに来てから「持ってくればよかった!」と後悔した物の一つです。 田舎町なので、日本語の通じるお医者さんはいないでしょうから(未確認です)。

なお、同様に英語の医学用語辞典のようなものも必要かも知れません。病気のこととか症状のことを英語でなんて言うか知りません。さらに、病院にかかるという事は、具合が悪いわけですから、頭の回転も鈍くなり、タダでさえ不自由な英語がなかなか出なくなると思います。


スリッパ

ネイティブのアメリカの家庭のように、靴のまますごす人には不要です。自分の部屋の中くらいは、靴を脱いですごしたい人 には、必需品です。海外旅行を経験された方は、お気づきかと思いますが、例えばホテルにスリッパがおいてないのと同様に、スリッパに関しては、日本くらいの品数や種類がありません。一応スリッパは売っていますが、日本のものとはずいぶん違います。タオル地の素材を使ったものがほとんどで、はき心地も違います。日常的にはいていると、耐久性も劣る気がします。

それから、デザインとか模様とか懲りたい人は、特に日本から気に入ったものを持ってくることをおすすめします。あとで輸送してもらったりすると、重量の割にかさばりますし、高々数百円から数千円のものに、それ以上の送料をかけることになります。こちらへの滞在期間次第ですが、大量に 持ち込むことをおすすめします。


日本語のソフトウェアー (Feb.3.98 加筆と修正)

ハードウェア(要するにパソコン本体)の方は、もちろんこちらのものでOKです。ただし、OSを含めて、ソフトウェアだけは、日本から持ってきた方が便利です。このあたりのショップでは、日本語のソフトなど売っているはずもありません。でも、いったん日本語環境でインターネットにつないでしまえば、フリーソフトなどをダウンロードできますし、通信販売などで購入したりすることもできます。

日本語OSもソフトも総て忘れてきてしまった!という人は、英語版Windowsで動く一太郎V6.3というのがあるそうですから、英語による通信販売で入手することもできるかと思います。

それと、日本で売られているプリンターの英語製品をこちらで購入して、プリンタドライバだけ日本語版にすると、中には日本語が印字できるものがあります。たぶん、Windows95で使う分には問題がないでしょう。フォトインクが使いたかったので、Canon BJC-250(英語版)を購入して、日本語ドライバーで動かしてみたら、うまく動作しました。電源も100V〜240Vまで対応のACアダプター式だったので、電圧変換器を通す必要がなく便利ですし、このまま日本でも使えます。しかしながら、そういう場合に故障しても、メーカーはサポートしてくれないでしょう。

インク式のものは、製品の型番が若干異なるものの、インクカートリッジは、こちらのものが使えます。私が使っているキャノンのバブルジェットプリンタのインクのパッケージには、日本語さえ表記してありますので(要するに、パッケージの中身は、日本で売られているのと同じなんでしょう)、プリンタ一式を日本から持ち込んでも備品の確保は容易です。レーザー式とか昇華型のものは、私自身が持っていないので何ともいえません。


日本語の本

普段本なんか読まない人でも、結構、恋しくなるものです。日本人奥さんたちの間では、数年前 の日本の雑誌が、大切に回し読みされていたりします。日本語の情報自体は、インターネットを使えばいくらでも入手できるのですが、「本」というのは、 独特の味わいがあります。蛇足ですが、「ペーパーレス環境」を推進しようとしても、なかなか実現しない背景には、本の様な紙を媒体とした情報の入手方法の特徴が影響しているかと思います。モノクロプリンタが、次から次へと性能アップして発売される理由もここにありますね。

それから、小さなお子さんをお持ちで、将来日本へ戻る予定、つもりがある方は、日本語で書かれた絵本や本は、必需品かと思います。こちらに来ていきなり見たことのない、読めない英語の本を与えられても、子供はおもしろくないでしょう。それに、耳と口による言葉と、目からはいる言葉は、 全く別物のように感じます。親たちが日本語で会話すると、聞く話すは大丈夫でも、 文字(お子さんの年齢によって、ひらかなだったり、漢字だったりします)を覚えないことになります。

余談ですが、学校へ通うようになると、子どもたちは一日のほとんどを英語ですごすことになり、たとえ両親が日本語で話していても、英語の方がメインになるそうです。もっとも、子供ですから、日本へ戻ったら戻ったで、すぐに(年齢によると思いますが)日本語がメインになるようですけど・・・・・。




これは、フォーク、ナイフ、スプーンで生活する人には、不要です。当然、普通の店では取り扱っていません。菜箸のようなものは、割によく見かけます。でも、そんなものでご飯は食べたくないですね。

シカゴまで出向けば、どうにでもなると思いますが、スーツケースの隙間に入るくらいのものですし、一応、持ってくることをおすすめします。


和包丁

もちろん、アメリカにも包丁があります。でも、はじめは使いなれた和包丁が便利です。特に、こちらの肉の多くは「塊」(多くの場合、骨付き)で売っていますから、包丁で必要な分の肉を切り落としたり、余分な骨をそぎ落としたりする必要があります。慣れてしまえば、そこは、そういった肉などを専用で捌くための包丁類があるアメリカですから、むしろ、こちらのものを使った方がいいとは思います。


井草の敷物

ここに来るまで、今のアパートの室内の状況を知りませんでして、万が一、板張りだったときのことを考えて井草の敷物を持ってきました。目的は、もちろん布団で寝るためです。結局は、アパートのリビングと2つのベッドルームは、絨毯をしいてあったのですが、本当に持ってきて良かったと思います。これを2つのベッドルームに敷きましたが、夏なんかは、井草の上にいると涼しいのです。

2人の子供たちは、寝ている最中にごろごろと転がって、一番涼しいところを探し当てます。結局は、井草の敷物の上で寝ているんです。寒い季節の時には、 寝相が悪くとも布団からはみ出ることはありませんでした。まるで猫です。もう、10ヶ月ほど使って、出入り口にあたるところは、ほころびていますが、まだまだ、井草の良い香りもします。

ごろんと横になって背伸びするにもいいです。ほんとに持ってきて良かったと思っています。


炊飯器

アメリカでも買える場合があるかと思いますが、やっぱり、使い慣れたものが一番です。カリフォルニア米は、日本の米と少し違うので、 水加減を以前と同じにするわけにいかないのですが、いろいろと試行錯誤するときに、以前の水の分量を基準として、私たちにとって最適の水分量を見つけだすことができました。

欠点は、他に電圧変換器が必要なことです。炊飯器用ですので、大容量の物が必要です。私は、成田空港で購入しました。変圧器を通しても、日本で使っているよりも寿命が短くなるそうなので、どうか帰国するまでは故障せずにもってほしいと、祈っています。


布団乾燥機

井草の敷物の所でも書きましたが、私たちは布団をしいて寝ています。夏は相当汗をかきました。エアコンをつけるには電気代がもったいないし、体に良くない。窓を開けて寝る勇気もない。 ということで、私が眠る直前にはエアコンを消して、窓を閉めて寝ていました。そのせいで布団乾燥機の存在は、非常に頼もしかったです。

これは、ベッドで寝る人には不要ですね。ただ、1日中はいている靴を乾かしたり、ちょっとした半乾きの洗濯物なども乾かせるし、便利かも知れません。そうそう、ベランダに洗濯物を干すことは、アパートの規則で禁じられているんです。


家庭の医学の様なもの

スリッパ

日本語のソフトウェアー

日本語の本



和包丁

井草の敷物

炊飯器

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最終更新日:
February 3, 1998