ラジオの周波数 ラジオの中波帯(いわゆるAM)の周波数が、10kHz間隔です。日本でも昔はそうでした。詳しくは覚えていないのですが、世界的に増えてきたラジオ局に周波数を割り当てるため、今から15年くらい前に、10kHz間隔から9kHz間隔(9kHzセパレーション)にしたはずなんです。例えば、かつて1240kHzだった東京のニッポン放送は、現在は、1242kHzになっています。どうしてアメリカは、10kHz間隔のままなのでしょうか。どなたか、そのあたりの事情に詳しい方いらっしゃいませんか? それと、超短波帯(いわゆるFM)の周波数も、日本よりかなり高いです。90MHz〜110MHzあたりの、日本では1〜3chのテレビ向けの周波数帯が、FM放送に使われています。 日本からラジオを持ち込もうと思っている方は、ご注意ください。なお、短波帯(1,600kHz〜30MHzあたり)は、世界共通です。NHKの世界向け日本語放送を聞くこともできます。 紙のサイズ 日本では、A4版(297mm×210mm)が、よく使われる公式なサイズの用紙ですね。こちらでは、いわゆる「レターサイズ」といわれるものになります。大きさは、8 1/2インチ×11インチ (215.9mm×279.4mm)です。A4よりちょっと縦が短く、横が広い、いってみれば「寸胴」サイズになります。 ファイリングするのも、日本は2つ穴ですが、こちらは3つ穴です。資料を保存するのにいろいろと買ってしまったんですが、日本では転用できそうにないです。 休日 アメリカには、相当数の祭日がありますが、祭日=休日ではありません。祭日(holiday)は、あくまでその日を祝うためにあるのであり、日本の様に無理矢理休むためにあるのではないのです。また、その日を休日にするかどうかは、州ごとに異なります。もちろん、会社、団体、組織によっても異なります。 私がおじゃましている会社の休日は、土日以外では、
いわゆるサマーバケーションというのは、ヨーロッパの風習の様ですね。こちらでは、この他に年に2度ほど、1週間程度の休暇を取ることが多いそうです。多くの人は、夏とクリスマスあたりに持ってくるようです。日本人が働き者だというのは、遠い遠い昔の話ですね。年末年始休み、ゴールデンウィーク、お盆休み、それに、数多くの祝祭日・・・ああ、日本がうらやましい。 もちろん、学生さんには長い長い夏休みがあったり、その他にも学期間の休みがあったりするようです。 車の保険 補償額が相当低いです。車同士の事故ならまだなんとかなりそうですが、人身事故をおこしたら金銭的に相当困るでしょう。保険の加入の相談にいくと、驚くほど低い補償額のプランを平気で提示してきます。よく数字を確かめず契約してしまうと、あとで後悔することになるかもしれません。日本のように「無制限保証」というのはないかと思います。 掛け金も、ドライバーの年齢、運転経験、載っている車種、登録地域、保険会社、保険の内容などによって、ずいぶん差がありますが、ここは軒並み安いです。それは、ここが田舎だから、保険会社がリスクは少ないと判断しているためです。大都市では、涙がでるくらい高いそうです。 アメリカ人は、あまり高い保険はかけないようですね。恐ろしいです。 中古車 アメリカには日本のような車検がないこともあり、信じられないようなデザイン(笑)の車がよく走っています。それに広大な国土を持っているので、車の依存度は高く、累積走行距離は相当です。100,000というのは、距離計が1周する数字ですが、日本がkmであるのに対し、アメリカはマイルです。100,000マイル=約160,000km走った車もざらにあります。私の車もあと数100マイルで、距離計は「新車」になります。 その様に車の需要が高いからだと思いますが、日本では廃車になるような車でさえ、高額で取り引きされています。中古車を買うときの「年式」なんてほとんど当てにならず、数年で10万マイル近く走る車はざらです。知人には、5,000ドル以下の車は買わない方がいいと勧められました。いつどこで壊れるかわからないからだそうです。その忠告に従わなかった私の場合、走行中にマフラーと排気パイプをエンジン下の部分から、まるごと落としてしまいました。原因は、錆です。いい体験ができました(負け惜しみです)。 新聞と雑誌 新聞は、スーパーなどで購入すると、1部50セント程度ですが、数ヶ月分の宅配を頼むと、相当安くなります。私は地元紙をとっていますが、6ヶ月間先払い、配達料込みで、56.70ドルでした。他の新聞については知りませんが、配達は、日本の様に早朝届けられるというものではなく、平日はほとんどお昼前に届けられているようです。逆に土日の配達は早いみたいです。 雑誌も1年分とか2年分とか先払いすると、半額くらいになるものが多いです。これは郵送による配達となります。 いずれにしても、先払いの割引率は日本では考えられないほど高いです。これで、経営が成り立ってしまうんですからね。日本の企業は、何をしているのでしょうか。 ウインカー 車を運転していて、左折や右折するとき、ウインカーをあげない人が非常に多いです。まあ、これだけは、日本でも地域的に見受けられる現象だから、まだ許せますが、アメリカの場合、常にウインカーがついた状態で走っている車もけっこう見かけます。いちいち修理しないのでしょう。逆に、数100m手前から、延々とウィンカーをあげつづけ、遙か向こうの交差点でやっと曲がるドライバーも見かけます。「曲がるのかな」と思って、路地からメインストリートに出たりすると、曲がらずに直進してくる車がそれらに該当します。危険です。ウインカーを信用してはいけません。その車が曲がるかどうか完全に確認してから、自分の行動を決めましょう。 雨の日でも傘をささない このあたりは、アメリカの気候区分でいくと湿潤地帯になります。夏も日本の梅雨ほどではありませんが、雨が結構降ります。雨の日、外にでると、傘をささない人が非常に多いです。 銀行の営業時間 朝7:30頃から夜7:00ころまで営業しているところが多いと思います。仕事へ行く前、あるいは仕事が終わってから銀行で用を足せます。土曜日もたいていは営業しています。日曜日に営業している窓口も知っています。ATM (Automatic Teller Machine) は、24時間利用可能です。日本とアメリカの銀行システムの違いはよく知りませんが、非常に素晴らしいことだと思います。なぜ、アメリカでは、こういう営業形態が可能なのでしょうか。 注:シカゴのダウンタウンの銀行は、土曜日は閉まっていました。このあたりのような田舎町だけ特有のことなのかも知れません。 扇風機 夏場、あまりに暑いので、扇風機を買ってきました。そのスイッチを見てびっくりしました。つまみを回して、電源をONにし、3段階の風力調節ができるのですが、OFFの状態の次がいきなり " HIGH " になり、そのあと順次 " MID "、" LOW " となっていました。リビングについているエアコンのスイッチもそうです。 アメリカ人は、きっと " HIGH " しか使わないのでしょう。3段階に調節できると何となく高級品に見えてしまうので、お飾りで他の風力がついているのでしょうか。 それから、扇風機の風力を" HIGH "にしても、全然、風が発生しません。モーターの音がうるさくなるだけです。羽の設計がおかしいのでしょう。上に書いた電源OFFの状態からONにすると、いきなり風力最大にしている理由がここにある気がしてきました。 |
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Dec. 1, 97 更新分 Feb. 7, 98 更新分 いろいろな生活情報にもどる 最終更新日: February 7, 1997 |