プジョー309 GTi その2
309の走りについて
309GTIのエンジンは、205GTIと共通の1900cc/120psのSOHC。国産車は、「高性能=ツインカム」というツインカム信仰が強く、いまどき軽自動車でさえシングルカムエンジンなんて無い。しかしこの309のエンジンは、シングルカムなのにとても高性能、中途半端な国産ツインカムよりもよっぽどよく回ります。
アイドリング時は「カラカラカラ」とプジョー特有の軽い乾いたエンジン音ですが、アクセルを踏むと「ゴオォーッ」というけたたましい音を出しながら、6000回転きっちりまで、ガンガン加速します。3000回転付近からのタコメーターの動き方を見ていると、設計の旧いシングルカムエンジンとはとても思えません。
また、309には遮音材なんてあまり使われていませんから、エンジン音がモロに車内に入ってきます。
スピードメーターは230km/hまで刻まれていますが、カタログ上では最高速度200km/h出る事になっています。実際は…200km/h出したら恐いでしょうね。
309も205も、車体がとにかく軽い。(309GTIは970kg)。それほどハイパワーエンジンでないんですが、あれだけの加速ができるのは軽さのおかげ。また、エンジンはオールアルミ製のシングルカムだから、ツインカムよりもボンネントが軽い上、サスペンションも硬いので、旋回性能はかなり高い。コーナリングも安定しています。
車にとって「軽い」ことはよいことはあっても悪い事はありません。80年代に設計された車の、あのライトウェイトなドライブ感覚は、衝突安全性と快適性を高めるために重量が増した現在の車では体感することができないでしょう。
BMWじゃないけど、「駆けぬける喜び」って感じですね。埼玉県さいたま市に巷に「駆け込み寺」と呼ばれているプジョーのスペシャルショップ、「オート・ポワ・ルージュ」(通称APR)があります。今までもプジョーに乗っていな
プジョーの駆け込み寺 オート・ポワ・ルージュ
がら行った事はなかったのだが、いろいろとお世話になる事になりました。
さいたま市にあるAPR
というのも、カーナビを309に取りつけたかったのですが、309や205には「車速センサー」というものが付いてていません。カーナビはGPS衛星の電波で自車の位置を測定するのですが、トンネルや高架の下など、GPS電波が入りにくい場所ではナビゲーションが動かなくなってしまいます。その為に、「車速センサー」から出される車速パルスにより、車がどのくらいの速度で動いているかを判断します。
80年代以前の設計の車にはこれが付いていない事があり、対策としては、カーナビメーカーが出している車速パルス発生器を車に取りつける方法があります。
ただし、メーカーにより、作っていない場合があります。
私の場合もメーカーオプションに車速パルス発生器がなかったので、、オート・ポワ・ルージュに相談し、プジョー605の車速センサー取り寄せ、309に取りつけてもらいました。しかし、こんな方法を知っているとは、さすが!
スタビライザーリンケージの破損
APRで車速センサー取りつけの作業をお願いした時、車を工場内に移動するのに5mほど動かしただけで、「左前輪ガリガリ鳴ってるるけど、スタビライザーリンケージじゃないかな?また時間のある時に来て下さい」と指摘されました。
いや、実は音が気になっていたのだが、これは近所のエスパートで見てもらおうと思っていたのでAPRには言わなかったのです。
その足で横浜のエスパートに309を持って行き、調べてもらうと、確かに左側のスタビライザーリンケージが破損しており、交換すると音はピタリと止まりました。しかし、5m動かしただけで問題点を言い当てるとは、さすがAPRだねえ!
ちなみに私は「スタビライザーリンケージ」という部品の名前をこの時初めて知りました。
バッテリーケーブル断線!!
セルモーターが時々動かなくなる事があった。セルモーター自体の寿命かと思ったが、時々なのでそのまま乗っていた。そのうち、ライトを点灯する時などにバッテリー警告ランプがチラチラ点灯しだした。「おかしいな」と思っていると、ある時、茨城県内のレストラン「とんかつ・かつ太郎」の駐車場で全くの停電状態になった!!
手前がプラス側のケーブル、接点付近が断線した
こまった時の見方のはずのJAFを呼んだのだが、ボンネットを開けてバッテリーケーブル付近が焦げているのを見ると「これは危ない」といってケーブルを外しただけで、「ちょっとこれは自動車屋に見てもらって下さい」と言い残し帰ってしまった!自宅までレッカーを頼んだが、マンションの駐車場では狭くてレッカーできないと言われ、断られた。ちょうどお盆休みでディーラーも整備工場も休みで、JAFに教えてもらった工場も電話は通じず、結局レストランに頼んでしばらく置かせてもらうことになった。
お盆の最終日、横浜のエスパートに電話したら営業していたので、店長に相談すると、「多分ケーブルが劣化して断線しているだけだから、皮を剥いて繋げば動くはずだ」と言われて、自分でやってみるとエンジンがかかった!!(良かった〜)。しかしこの時のJAFの対応は??ですね。とんかつ・かつ太郎の店長にもお世話になりました。ちなみにここのとんかつはとてもおいしいですよ。
今度は冷却水リザーバータンクが破裂!!
バッテリーケーブルは自分で応急処置しただけなので、APRに見てもらおうと車を持って行きました。APRに着いた途端、なんとボンネットから白煙が!!
ボンネットを開けると、冷却水タンクの底が割れて、緑色の冷却水が吹き出していた!!冷却水がすぐ下の熱したマフラーにかかり、白煙が出ていたのだ。
いやー高速で止まらなくて良かった…しかもAPRの前で壊れるとは不幸中の幸い。
APRの話では、左ハンドルの309や205は、マフラーのすぐ上にリザーバータンクがあるので、マフラーの熱をもらって痛みやすく、割れる事が多いとか。そういえば以前乗ってた205も知らない間に少しずつ液漏れしてたけど、同じ原因だったのだろうか?さらに思い出すと、以前、東北道のSAで、ボンネットから白煙上げて、冷却水を垂れ流して止まっている205GTIを見たことあるけど、まさに同じ事が起こってたんですね。あの時、205に乗ってたカップルはボンネットを見つめて呆然と立ち尽くしていたが、あの二人、どうなったのでしょうか…
やはり私の309も以前から少しずつ液漏れしており、知らない間に冷却水が減っていたので、時々水を足してました。もしこんな兆候があったら、要注意です。突然バキッとタンクが割れて冷却水がなくなっちゃうんだからたまらない。
さて、APRで、タンクを新品に交換することを奨められたが、車を預かる事になると言われたので、中古部品をお願いしてつけてもらいました。右ハンドルの205のタンクで、さすが右ハンドル、きれいなものでした。
バッテリーケーブルですが、やはり劣化により断線する事があるとか。しかしこのケーブル、APRによると純正部品は生産中止らしいので、接点を交換するだけで済ませました。その後は特にトラブルもなく、”セルモーター不動”現象もなくなりました。
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