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はじめに


副題に「こだわり派のための」とありますように、このサイトでは上方落語に入った歌舞伎、あるいは文楽の引用について徹底的にこだわりたいと思います。そのため、解説や分析はほとんどが細かな科白の単位で行っています。ですから、まづ申し上げたいのは読む前に実際の噺を聞いてくださいということです。
落語というのは難しいものではありません。予習などなくても噺を聞けば素直に愉しめます。決してここで書いているような予備知識が必要ということはありません。なくても面白く笑えるのが落語です。予習する場合でも、いわゆる落語のガイド本で大まかな筋を読むだけで充分だと思います。いや、むしろこの解説を最初に読むと、かえって落語が「つまらない」ものに思えてしまうでしょう。「落語とはこんなに七面倒くさいものなのか」と。予備知識はせいぜい粗筋くらいにして、高座を聴くか、テレビを観るか、CDやビデオを掛けて、まづは笑ってください。
落語を聴いて一通り笑った後、ちょっと引っかかるものが出てくるかも知れません。たとえば登場人物の科白が妙に芝居がかっていた、とか、何か解らないがお囃子が気になる、とか。あるいは、何かのパロディらしいことは判るのだが元ネタが判らない、とか。このサイトはそういう疑問を持った時に、いくらかなりとも参考になるように作りました。最初は無心に笑って、次に細かな部分を鑑賞する。一つの落語を二度愉しむための参考になれば幸いです。
もう一度繰り返しますが、落語を愉しむため、くれぐれも噺を聴いてから読まれるようにお願いします。

2001年11月16日 席亭敬白


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