アマデウス


製作:ソウル・ゼインツ
監督:ミロシュ・フォアマン
出演:F・マーリー・エイブラハム/トム・ハリス


▼あらすじ

    1823年の冬、かつてオーストリア皇帝ヨゼフ二世のもとで宮廷音楽家
    として栄華を誇ったアントニオ・サリエリ(エーブラハム)は、年老いて
    自殺に失敗。突然、”モーツァルトを殺したのは私だ”と意外な告白を
    始める。
    1781年、若いウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(ハルス)
    に初めて会ったサリエリは、その軽薄下劣な彼が生み出す美しい音楽の
    落差に驚き、打ちのめされて神を呪う。さらに自分の音楽をからかわれ、
    婚約者のオペラ歌手に手を出されたとき、サリエリは復讐を決意した。
    ところが、モーツァルトは父親の死をきっかけに衰弱をしはじめ、
    サリエリひとりが看取る中、突然死する。その理由は、サリエリだけが
    知っていた。

▼コメント

    モーツァルトの時代の雰囲気がよくわかり、とてもおもしろい。
    160分以上と結構長いが、音楽も良いので、思ったほどは長く感じられない。
    終始、サリエリの視点からのストーリーの展開。サリエリを演じた
    エイブラハムもモーツァルトを演じたトムハルスもとてもうまい。
    アカデミー賞で作品賞/監督賞/主演男優賞/音響賞他8部門を受賞した
    名作だ。

97年10月 小松一郎
映画紹介<あ行>へ