EYES WIDE SHUT



 
■あらすじ
+++ウィリアム・ハーフォード(トム・クルーズ)は、裕福な内科医。9年前に結婚した
+++妻のアリス(ニコール・キッドマン)、7歳になる娘とともにニューヨークの豪華な
+++アパートメントで暮らしていた。
+++ある晩、知人宅で催されたパーティから帰った後、彼は寝室で妻の意外な告白を聞く。
+++家族で出かけたバカンス先のホテルで視線を合わせただけの海軍士官に心ひかれ、
+++夫に抱かれながら、その男のことを考えていたというのだ。
+++「もしあの人が私を欲しがったら、すべてを捨てて、彼についていったわ。
+++あなたも娘も捨ててね。」
+++妻であり、自分の娘の母親である女が、ほかの男に欲望を抱くはずがないと思っていた
+++ウィリアムは、これまで知らなかった彼女の一面を垣間見て動揺する。
+++担当していた患者が急死して呼び出された彼は、海軍士官の制服を着た男にアリスが
+++抱かれている妄想が、頭から離れないまま、深夜の街をさまよい歩く。
+++そして、ニューヨーク郊外の館で開かれている秘密のパーティに参加する。
+++黒装束に身を包んだ無数の男たち。身につけているのは仮面だけの裸の女たち。
+++そこに繰り広がれていたのは、あまりにも妖しく危険な世界だった。
+++禁断の世界に足を踏み入れたビルが目にしたもの。それは、
+++平穏な日常生活を続けていこうとする男が決して見てはいけないものだった!
 
 
■コメント
+++おもしろかった。ストーリーも映像も演技もよかった。

+++撮影に18ヶ月もかかったということ。徹底的な秘密主義のなかで撮影されたため、
+++内容不明だったこと。スタンリー・キューブリックが監督であり、完成直後死去したこと。
+++そして、キューブリックが「この作品が自分の最高傑作だ」と語ったということ。
+++これらのことから、この映画にかなり多くの期待をした人が多かったようだ。
+++そのため、評価は分かれているようだが・・・。
+++監督は、「幸福なカップルに存在するセックスについての矛盾した精神状態を探り、
+++性的な妄想や実現しなかった夢を現実と同じくらい重要なものとして扱おうとした」
+++とコメントしているという。その伝えたい内容は出ていたとは思う。
+++ただ、やっぱりよくわからんところ(例えば:なぜ、彼女はマスクとともに寝ていたのか?)
+++いくつかあるだよな・・・。

 

99年8月***小松 一郎
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