ブレードランナー


監督:リドリー・スコット
美術:シド・ミード
出演:ハリソン・フォード/ショーン・ヤング
・・・・ルドガー・ハウアー/ダリル・ハンナ






▼あらすじ

    21世紀の巨大都市は、数百階の超高層ビルがひしめきたち、酸を含んだ雨が絶えず
    降り続くため、上空も地上もうっとうしい薄暗い闇に包まれ、巨大でけばけばしい
    ネオンサインが、無意味に街を照らしていた。異様な交通渋滞で、高度なコンピューター
    を装備したパトロールカーが空を走り、遺伝子工学がすさまじいまでに発達、惑星での
    戦争と開発に備えて、人間そっくりの人造人間=レプリカントが大量生産されていた。
    レプリカントは全てが人間と同じだが、情緒が不安定なため地球では、生産工場を
    除いて使用が禁止されていた。しかし超高級レプリカント4人が脱走して、地球に
    やってきた。それを人間と識別し、抹殺する使命を帯びた特別な警察官が
    ”ブレードランナー”である。
    ハリソン・フォード扮するブレードランナーは、レプリカントを抹殺することは
    できるのか・・・。

▼コメント

    SFエンターテインメントの最高傑作として名高いこの映画だが、SFXや美術だけで
    なく、ストーリー的にも非常におもしろい。レプリカントとして作られた者の感情と
    ブレードランナーの感情のぶつかり合いは、GOOD。
    最近は、CGの発達でかなり本物っぽい近未来映画(フィフスエレメントなんか)が多いが、
    この映画は、例えて言うなら、「実写の近未来映画」という感じが強く、
    違和感が少ない。だから何度見ても飽きないのではないか、と考える今日このごろです。

99年4月 小松一郎
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