プライベート  ライアン

 




 
 
 
STAFF 

   監督・・・・・・・スティーブン・スピルバーグ 
 
   脚本・・・・・・・ロバート・ロダット 

   音楽・・・・・・・ジョン・ウィリアムス 

CAST 

   ミラー大尉・・・・・・・トム・ハンクス 

   ホーバス軍曹・・・・・トム・サイズモア 
 
   ライベン2等兵・・・・エドワード・バーンズ 
 
   ジャクソン2等兵・・・ベリー・ペッパー 

   アパム伍長・・・・・・ジェレミー・デイビス 

   ライアン2等兵・・・・マット・デイモン 
 

 
 
 
あらすじ

  1944年6月6日。この日、「史上最大の反攻作戦」が実行された。海岸線に殺到する連合軍将兵。
  その中には、ミラー大尉率いる部隊もいた。彼らが乗り上げたビーチでは激しいドイツ軍の抵抗が
  待ち受け、海岸沿いには幾人もの兵士たちの血で赤く染まった。
  そんなミラー大尉たちに新たに出された過酷な指令は「ライアン2等兵の救出」。敵陣後方で
  行方不明となった一人の兵士を探し出し、祖国へ連れ戻せというのだ。  ライアン2等兵は、3人の
  兄たちと共にこの戦いに参加した。しかしすでにその3人は戦死してしまっている。
  任務に向けて選ばれた精鋭は8人。それぞれ個性的な彼らだったが、一体となって敵陣へ乗り込み、
  ライアンの姿を求めた。
  しかし極度の緊張感と恐怖感が続くドイツ軍の奇襲攻撃で連帯感は薄れていく。ついに一人が銃弾に
  倒れたとき、一気に疑惑が浮上する。なぜ一人の救出のために8人もの命を懸けるのか。そして
  ミラー大尉の正体は。やっとライアンを救出したものの、彼の口からは意外な言葉が・・・。
 

 
 
みどころ

  スピルバーグ監督の最新作は、戦争映画。シンドラーのリスト以来だ。アミスタッドの評判が
  いまいちだっただけに、今回は気合いが入っている。
  まずは、冒頭のオマハビーチの戦いのシーン。いきなり延々と30分続くが、記録映画を観ているように
  本物っぽいと言うかこわいというか・・・迫力がある。ずーっと同じようなシーンでバンバン音が
  なっているので頭が痛くなってしまった。

  ま、とにかくすごいシーンだ。このシーンをとるために実際に1週間ほど役者さんは、まったく戦争
  時代そのままの生活を過ごして訓練したそうだ。役者も大変だ。
  その後も引き続きリアリティのある映像が続く。が、それだけではない。たった一人を救うという
  任務を受けた後の8人の兵士たちの心の葛藤が、なかなかおもしろい。

  主演はトム・ハンクス。うまいね、この人は。善人者というか誠実な人間をやるとぴったりきます。
  私はあまり好きな俳優ではないが。フィラデルフィア、フォレストガンプに続いてオスカーを獲れるのか?
  脇役のスペシャリスト、トム・サイズモアはいつもどおりいい味出している。
  いつも私は、マイケル・マドセンと区別がつかなくなって困ってしまうのが玉に傷。
 

 


98年12月
 
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