西太后の死により、溥儀は、まだ、母の懐が恋しい3歳で皇帝に即位。辛亥革命後も 紫禁城での生活は変わらず、そこだけを世界のすべてとして成長するが、イギリス人の 家庭教師ジョンストン(ピーター・オトゥール)は、そんな彼に外界の風を吹き込んだ。 やがて、クーデターにより紫禁城を追われた溥儀(ジョン・ローン)は、中国に 侵攻した日本軍をバックに満州国皇帝に。だが、歴史は大きく動いて、日本軍は 崩壊し、彼は戦犯となる。
アカデミー賞9部門を受賞したこの作品は、特に紫禁城でのロケがすばらしい。 皇帝溥儀が3歳で即位した場面は、重厚・壮麗で見ごたえ十分。 音楽もすごく良い。東洋的で神秘的でそしてとても感情的な音楽で その場面に溶け込める。さすが、坂本!!。