2001 AUTUMN

 秋の気配を感じ始める頃、九州の奥地に、タルボ・サンバに乗り出かけてみました。


熊本県井無田高原にて。阿蘇山のはるか南に位置する台地です。非常に気持ちの良いところでした。



大分県の耶馬渓のうち、裏耶馬渓にある「立羽田の景」です。       右は阿蘇の草千里。野あざみが風にそよぐ。

おなじく草千里駐車場。平日の素晴らしい、私たちだけのホリデー。転がっているのは牛の糞です。草千里ならぬ糞千里。

誰も来ない、誰もいない昼下がり

No one knows this afternoon in kyushu kumamoto imuta highland.


10年後のモノローグ この旅を企したのは、この頃、認知症の初期段階に悩む母を連れ出して、南九州に思い出を訪ねる旅に出かけたかったことがあります。瀬の本峠に泊まった後、鹿児島の市木方面を目指し途中で通った風景が今でも忘れられません。鹿児島に遅く着いた朝、米が世界貿易センタービル破壊の報復で、ビンラディンがいるとされるアフガンを空爆したニュースが、旅先の空気を切り裂きました。急いで仕事が気になり帰る途中で、タルボサンバは接触事故を起こしてしまいました。世界の感情の構図が、憎しみに変わったあの日の朝、大好きなクルマを傷つけたことに、強いショックを受けたことを、決して忘れることはできないでしょう。

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