トイレのドアの前に立ったとき、ちょっといやーな予感がした。トイレに
入ってショーツを下げてみると、やっぱりネットリと濡れていた。
たったあれだけのキスで?他に刺激されたわけでもないのに?
いやだなぁ。
さっさと小用を済ませると、もう一度湿気たショーツのクロッチ部を
指で触り、ちょっとしかめ面しながらそのままぐいっと穿いた。
ちょっと冷たい。
今日は不幸にもポーチの中の予備のナプキンを切らしているのだ。
憮然とした顔で席に戻ると、
「今日、うちに来ない?」
と靖之が言う。
「何しに?」
知ってて嫌みな質問をする私。
「キスだけしに」
「キスだけぇ?」
「うん」
「またずいぶんとかぶれたわねぇ」
「さっきのイヤだった?」
「うん」
「そうかぁ」
「そりゃいきなりこんなとこでされれば当然でしょ?」
「ちょっと驚かしたかっただけなんだけどなぁ」
「いいよ。 行くわよ。 キスだけしに。 お手並み拝見ね」
靖之んちでショーツ替えよう。
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