2〜3日はお互い仕事が忙しくって、メールさえしない状態だった。いや、今まで なら2〜3日間が開いてもそんなことすら気にならなかった。メールが無いのは元気な 証拠、お互い忙しいんだよねって以心伝心のつもり。

 あ、またメールだ。
 彼からかな?と思いながら開けては、仕事の連絡ばかりでちょっと鬱。

 げ。ビンゴ。靖之からだ。
 ど、どうしてこんなにドキドキするの?

『いつもの「鳥まる」に6:30ね』
『あいあーい。りょーかいだよ〜(^_^)/』
 自分で定型文の返信をしてから気が付いた。
 あいつも定型文だ!きっと。
 その後の仕事が手に付かないほど、なんだかウキウキしてしまった。
 あたしどうしちゃったんだろう。
 ぜったいヘンだよ。
 ちょっと待って。彼からのメールには定型文のあとに続きがあった。
『今晩はお泊りのつもりで(^〜^)』
 ボーン!
 何の音って…… 血が頭に昇る音。

 大胆なこと言ってくるメールにもあきれたけれど、 そのメールを見て濡れ始めた自分にもびっくりした。急いでドキドキを収める。
 よーし。
 よーし。
 濡れ始めたといっても着替えるほどじゃない。
 仕事に集中だ。

 そして終業。

「待った?」
「そうでもない…」
「どうしたの?また叱られた?」
「ううん……」
「なんか、らしくねぇなぁ。 ひょっとしてこないだのこと?」
 自分じゃあれだけドキドキしたくせに、靖之の前だとなんだかトーンが下がっちゃう。
 んなプラトニックなわけじゃないのに。
「えー? ……うん」
「あーもう飲め。ずんずん飲め」
「うん!」

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