「ねえ…… 口でしてあげようか?」
「え? いいよ……」
「何今更カッコつけてんだよぉ! しゃぶらせろ〜」
 なんか、責められ続けだったんで、反動で悪戯っぽい気分のあたし。ガバッと起きて、タオル ケットを捲り、ベッドの上を膝でドスドスと体勢を変える。靖之のお腹の横に跪まずき、ビキビキに そそり立っている靖之のものを手で掴む。
「をいッ! やめ……!」
「へへ〜んだ」
 顔に掛かる髪の毛を左手で掻き上げ、先端をペロリと舐めた。
「う!」
 軸を握る右手にドクドクとすごい拍動を感じ、表面の硬さも増した。靖之も感じてるんだ……
 おずおずと口を開きながら、亀頭部分だけをパクッと口に含む。歯が少しでも当ると痛いらしい から、慎重に唇だけでカリ周囲を包む。口の奥に引っ込めていた舌をそーっと伸ばし、先端の 粘液を舐め取るように、チョロチョロと小刻みに動かす。彼の体がビクビクと痙攣する。
 ……いいみたい……
 チョロチョロをしばらく続けていると、溢れた粘液とあたしの唾で、さきっぽがびちゃびちゃに なってきたので、一旦口を離し、ゴクンとその粘液混じりの唾を飲み込んだ。
 再びパクっとくわえ、今度は舌の広い面積を使ってざらりと亀頭を舐め上げた。
「あうっ!」
 今、横から舐めてるので、今度は舌を亀頭の上面に這わせ、そっちばかりベロベロ舐めてみる。
「ぐ! んっ!」
 結構気持ちよさそう。今度は反対に舌を回し、カリの張り出しが一周して接合する合わせ目 を舐めてみる。
 無言でビクビクする彼。
 人によるのだろうけど、靖之はこっちがツボみたい。

 ねぶりまわすように舐めていると、ぐわっと口がしょっぱくなった。ぐへ〜。にがい。しょっぱい。
「ごめん」
 申し訳なさそうに靖之が言う。ゴクリと飲み下してから、
「あたしがするって言ったんだからいいよ、へへへ」
 って笑ってみせた。
 彼があたしの口でイッたことがちょっと嬉しかった。なんとなく新技を会得したような気分で。

 先端からまだドロリと溢れて来る白いものを舐めとって、
「お返し!」と言って靖之とキスした。
「ぎゃー!!」
「わはははは!」

 二人してうがいして、ひとしきり笑い合ったあとで、その日はもう寝てしまった。

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