「あ、失敗」
 と靖之が言い、うなじに通した縄を一回抜いた。縄は股の下に垂れた。
「これが無くちゃね」
 靖之はちょうど股の辺りに当たる部分に結び目を一つ作ると、そこから10cmほど
下にももう一個結び目を作り、再び縄を背中からうなじへ通した。
「痛かったら言えよ」
「?」
 最初意味がわからなかった。ところが、靖之が首の後ろの縄をツーッと引っ張られると、
体の前を縦に通る縄全体が引かれて、股を回って背中を上る2本の縄が次第に密着して、
まだ閉じたままの私の秘所の入り口に、ぎゅっと結び目のコブが食い込んできた。
「あ! やッ!」
 やっとそのコブの役割を理解した私は、一瞬蒼ざめて叫び声を上げたが、そのとたんに
靖之の二本の指が割り入ってきて、左右の花弁をぱっくりと開いた。
 なんの前触れもなくその部分を無防備にくつろげられ、心臓がばくんと高鳴った瞬間、
心の片隅で感じていた最悪の予測に違わず、ごつごつした綿ロープの結び目がまだ勃起の
甘い赤い突起に、ぴったりと寄り添った。
 ところが、そっちに気を取られているうちに、さらにロープが引かれ、今度は後ろの穴、
普段圧迫されることなど未経験のすぼまりに、ゴロリと結び目が触れた。
「ひいいっ!」
 とても普段感じることの無い未経験な2点の圧迫感に、思わず悲鳴を上げた。
「痛い?」
 靖之が聞く。
 ふるふると首を振る。
「痛くないなら続けるよ?」
 首の後ろでロープを一度結ぼうとする。
「あ! ちょっ!」
「え? 痛い?」
「痛く…… は…… 無い……」
 あたしバカだぁ。こんな時こそ『痛い』ってウソつくべきなのに、なぜか正直に
答えてしまう。首の後ろで縄を結ばれると、股にかかるチクチクとした圧力はもう
緩まなくなってしまった

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