キャビア日記8月 |
なんとなくまんが喫茶に入ったはいいが読むものが無いなあ、と棚を見回していて目に入ったのが悪女。そーいえばずいぶん前にドラマ化されてそこそこおもしろかったような気がするので手にとって読みはじめたら止まらなくなってしまった。全39巻。罠ですかこれは?16巻くらいまで読んだところでなんとか脱出できたけど。 ▼話の筋は、大会社になんとかコネで入社した田中麻理鈴が社内で偶然見掛けたT.Oさんにひとめぼれして、T.Oさんに告白するためには立派な女にならなきゃダメだわ出世よ出世!と有り余る体力と純真さ、そして鈍感さであれよあれよと出世していく、って感じ?脳内革命か良かった探しか、とにかく度を越えたポジティブシンキングと都合の良すぎる偶然でサクサク話が進んでいくので一気読みには大変に適した話だと思います。 ▼それにしてもキャリアの長い漫画家のわりに絵が下手なような気がしてならないんだけどとか、どっかで聞きかじってきたような政治経済用語を不適切に使ってて見苦しいとか、いろいろツッコミどころはあるものの軽いノリで何も考えずに読ませてくれるのでノー問題。 ●最近のミスターはたしかにおいしいけどいまいちな役を割り振られているようで哀しい。ベルトだよ!無理矢理ベルト3本巻いてなきゃダメなんだよ!田中に比べればマシだけど。 |
●フレドリック・ブラウン「天使と宇宙船」(創元SF)を読みかけだったんだけどなんだか部屋のどこかに埋もれてしまったらしく見つからない。まあ探し出してまで読むほどおもしろくはなかったのでいいんだけどそれにしても、70年代の創元文庫って新潮文庫みたいにしおりの紐がついてるのね。こりゃあ便利だと思って紐を読みかけの部分に挟もうとしたら、紐が千切れた。本の上背(?)の部分がやたらと灼けててページもバラバラになりそうなほど保存状態の悪いものだったけど、紐もダメになるんだね。ハラショー紫外線。 ●今読んでるのがアシモフ編の「クリスマス12のミステリー」(新潮)なんだけど、最初に載ってるレックス・スタウト「クリスマスパーティー」がなんだか。探偵ネロ・ウルフものってそういえば読むの初めてなのはまあイイとしてウルフと助手のアーチーがちょう怪しい!怪しすぎるのでハヤカワHMで出てるらしいネロ・ウルフシリーズも古本屋で探すことに決定。ああなんだか最近めっきり古本マニヤ道な感じ。 ●PRIDE10、カシンが負けて「カシンはVTイケるよ!」と信じきっていた人がどうなってるんだか大変に気になるところです。いいじゃん何も出来ずに負けても見た目はかっこいいんだしコメントもおもしろいんだから。 ●欠格さんの8月28日付大日本観戦記は駿馬大好きっ子的にたまりません。 ●さくららんさんが2ヶ月ぶりに!そこはかとなく漂う人妻臭が萌え。 |
なんとなく2ちゃんねるラーメン板を見ていたところ、「ラーヲタ」という言葉を発見。どんなジャンルにもオタクというのはいるもんだと思いつついろんなスレッドを読んでたんだけど、「○○って店の■■さんがいなくなってから味が落ちた」とか「○○の■■さんが独立してできた▲▲はうまい」とか当然の事のように書きこんでいるのを見て、ラーメン屋の店員の名前っていうのはどうやって知るんだろうかと気になりちゅう。 ▼まさか「めちゃウマいっすねココ!ところで貴方のお名前は?」とでも聞いてるのかしらそれとも名刺交換でもしてる?てゆうかそもそもラーヲタってなんだかエジプトの太陽神大好きっ子みたいだ。 ●fbatlでのウチのタイトルが魔鳥湿原に変わってた。変更してもらった方がいいかと思ってたんだけどわざわざありがとうございます今や殆どプロレスネタが無いサイトですが。 ●ところでアンディ・フグが急性白血病で死んじゃったってね。てっきり練習中に心不全で、とかだと思ってたよ。それにしても白血病ってドラマチックだわイメージ的に。カコイイ! ●最近お気に入りの日記。大阪のゲームショップの店長さんがやってるサイト、店長の囁きがいい感じです。ゲーム好き的に。 ●今月分の日記から、ログの格納場所を変更。ついでに日付毎にアンカーを入れることにした。利用したい人はなんかテキトーにアレしてみてください。 |
●電信柱に迷い猫を探してる旨の貼り紙があった。それを見て、行方不明のペットを探す貼り紙を装いネットで拾った死体画像をプリントアウトして貼り付けるといういたずらを考えたんだけどどうか。 |
●せっかく滅多に行かない新刊書店だし、というわけでコンビニでは立読みできないというかそもそも置いてない雑誌を立読みしたりするわけですが、そういえばコミッカーズには永野のりこの1Pまんがが載ってるんだっけと手にとってみたところやたらと重く分厚くなっていて驚いた。コミッカーズは主にイラスト描いたりする人のための季刊ムックであり、いろんな漫画家とかイラストレイターのテクニックが図解入りで載ってたりする雑誌だと思ってたんですが1年ぶりくらいに見たらテクニック講座というかむしろ画集みたいな作りになってた。とりあえず吉田明彦の特集があったので貪るように読んだというか見たんだけどつまり率直に言ってベイグラントストーリーちょう欲しい。 ■P.K.ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」 第3次大戦で世界は死の灰に包まれ、地球上には殆ど人が残ってないわけです。人類は死の世界と化した地球を見捨て、月とか火星に移住したものの未だに地球に住み続けてる人々もいて、例えば物好きだったり、放射能でDNAに損傷を受けたために正常な生殖機能が失われた(マル特)ために移住の権利を持たなかったり、知能テストで基準以下の結果しか出せなかったり(ピンぼけ)、といった人たちが地球に残って生活してます。地球では生きている動物を飼う事が一種のステータスになっており、動物を飼ってない人間は白眼視されたりするので、みんな馬とか羊とか猫とかウサギを飼ってます。デカい哺乳類とか絶滅しかけの鳥を飼ってると自慢できるので稼ぎの大半をペット購入のローンに充てたり、ペットを購入する金の無いひとは本物そっくりの模造動物(タイトルの電気羊とか)を飼ったりしてます。 ▼他の星に移住するにあたっては開拓に必要な労働力としてアンドロイドが使用されてるんですが、ユーザーの希望によりアンドロイドは人間と見分けがつかないほど精巧なものとなり、機能的にも人間を上回るほどになったのはいいけど自我に目覚めたアンドロイドがユーザーを殺害し、地球へ逃げてくるといった事件が多発するようになったため、地球では警察の組織した賞金稼ぎが脱走アンドロイドを狩るわけです。 ▼ぶっちゃけた話、主人公である賞金稼ぎリック・デッカードがアンドロイドを狩る話です。おすすめ。共感ボックスとかムードオルガンとかバスター・フレンドリーTVショーとかマル特、ピンぼけなんかのアイデアもいちいちステキ。 |
●グインサーガのあまりにヒドい現状に憤り嘆く人の多さに驚かずにはいられない2ちゃんねるライトノベル板グインスレッド。なんて素晴らしいスレなのかしら。つーかマルガサーガがそんなにスゴいんならちょっと、いやさすごく読んでみたい。 ●そーいえばFMWのパイ投げマッチ、6人タッグで負けたチームが抽選で選ばれた客にパイを投げつけられる試合らしいけど特定のレスラーが集中して被弾するとかそーいうことはないのか。田中とか田中とか田中とか。 |
●ふと思い立ってコジャレ系と呼ばれるところのサイトは今どうなっているのか見て廻った。やたら細かいフォントとかどこも似たり寄ったりな品揃えのリンク集もあいかわらずアレだがコジャレ用芸風テンプレートの存在を確信させる似たような芸風の文章をいっぱい読んでやるせなくなったりした。 |
●グイン74巻「試練のルノリア」読了。いいかげん僕もグイン買うのやめようかしらだってもう我慢ならないくらいにヒドいんですもの。わざと開いてるんだか単に変換し忘れてるのかわからない平仮名の多さとか喉を潰されてかすれた声を出すのもやっとであるはずのナリスが延々と喋り続けてたりヴァレリウスがすっかりダメな人に成り下がってたりもはや読むのが苦痛で仕方が無いんだけどいつになったらグインが出て来てくれるんだか気になって気になってきっとこれからも買い続けちゃうんだろうなあ畜生こうやって贔屓のキャラを人質に取られている人が断腸の思いで買い続けているおかげで栗本薫が舞台を続けていけるというわけか。シット! ●なんか見て廻った日記とか掲示板に「G1健介優勝」とか書いてあるけどみんなそーいうネタ好きだよね。と思ってたら本当に健介が優勝したらしい。素でびっくりした。 ●ものすごく時機を逸した話題な気もするけど伊勢佐木町の松竹跡にパチンコ屋がオープンした。とてもお洒落な感じの建物なのできっと高級げな服とか化粧品とか鞄とか靴を扱うお店になるんじゃないかと思ってたらパチンコ屋。たしかにあの街にはそんなお洒落な店よりパチンコ屋の方が似つかわしいけどそれにしたってこの時期concordeって店名は大変に縁起のいいことだなあと思わずにはいられないというか警備員がやたらと店の回りを徘徊してるんだけどなにか警戒しなきゃいけないことでもあるんでしょうかひょっとしてこれはつまりあの墜落事故が人為的なものだということを暗 ●焼きがちょうごはんちょう旨そう。 ●そーいえば欠格さんの迅速な対応萌え。 |
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●ああお腹が空いた、と街中で立ち尽くし肉体的な欲求としてここは定食屋で米を食って栄養を補給したいところだけど心情的にはマックで安上がりな食事と読書時間を確保したい、と悩んだ末に間を取ってバーガーキングへ行く事にした。バーキンのどこらへんが間なのかよくわかんないけどその時はたしかに間であると思ったんだからしょうがない。なんだかバーキンは期間限定でセットメニューが100円引きなんだそうで、せっかくだからワッパーチーズコンボ100円引きで590円を食べた。それにしてもワッパーは美味いけどデカくて食いづらい。ちなみにお外でレモン文庫を読みのはもうこりごりなのでアシモフの銀河帝国の興亡2を読んでました。 ●前々から思ってたんだけど、洋モノパンクが好きなひとはやたらと自信たっぷりに好きなバンドについて語る傾向があるような。気のせいかしら。 |
●ところで新しいサイト名「魔鳥湿原」は秀さんの提案によるもの。名前に魔鳥と入ってるあたり周知性に優れてるし湿原というつかみ所の無い漠然とした地形が持つイメージもイイ感じなので即決。しかしキャビア日記っていうのはその場の勢いで決めてしまったものの激しく後悔ちゅう。変えないけど。ゲーム別館のタイトルも魔鳥沼にでも変えよう。 ■赤い風船 ハヤカワ・創元文庫の棚が異常に充実している、もしかして日本一の品揃えだったりするかもしれない上大岡赤い風船ビル2Fの大蔵書店が閉店することになった。大蔵書店だけが閉店するのではなくビル2Fのテナントが全て閉店してしまうんだそうで、跡地が一体何になるんだかわかんないけど最近読書傾向がめっきりハヤカワ・創元方面に片寄ってしまっている僕としては古本屋で買ったシリーズ物の既刊がどれだけ出ているのか手にとって確かめられる書店という位置づけだったので大変不便になる。 ▼大蔵書店が無くなるのも大打撃だけど、それに加えて僕が贔屓にしていた翻訳モノがやたらに安い古本屋も閉店することになってしまいちょうブルー。しかし古本屋は新刊書店と違って、閉店セールで投げ売りしてくれるのでそれはそれでちょっと嬉しい。全品半額セールをやってたのでアシモフの「銀河帝国の興亡1〜3」とかA.C.クラークの「幼年期の終わり」とかスタージョンの「人間以上」とかローランド・ブロックの「八百万の死」とか10冊ほど買い込み〆て650円。なんだかじわじわ未読が溜まってきた。 ●FMW次回の後楽園はKurodA(最高)vs周富輝だそうだ。こないだの点心食べ放題マッチで抜群の存在感を見せた富輝がついにリングへ!それにしてもKurodA(最高)ったら最近めっきり色物ね。そしてWEWシングルのベルトに挑戦するのがキャプテンジャックのラップダンサー、スティービー・ジーって人なんだそうだ。キャプテンジャックってDDRに曲が入ってるあのキャプテンジャックだよねえ?DDRっつーか東芝EMIのダンスマニアシリーズ?つまりこれは東芝EMIからFMWに送られてきた刺客であると考えればいいのかしら。 |
■檸檬 ちなみにFF9は秀さんに借りたんですが、それと一緒に90年代前半に刊行されていた学研レモン文庫というコバルトとかX文庫みたいな少女小説レーベルの本を9冊も貸してもらった。なんでそんなものを借りたのか、というかそもそもなんでそんなものを持ってるんだという感じなんだけどでも森奈津子の本は今の所大半がレモン文庫から出てるんだもの。というわけで今手元にレモン文庫の森奈津子が9冊あるわけです。 ▼さすがに頭の弱いというか人生経験が当然の事ながら極めて少ないというかそんな感じの女子小中学生あたりをターゲットにしているらしいトコの本だけあって一文毎に改行してて紙の下半分がスカスカ、というのは別にまあかまわないんですが。表紙がアニメ絵で派手派手なのもbk1のブックカバーで隠せばいいとして。しかし恥ずかしい挿し絵がてんこもりなのは勘弁してほしいです電車の中で読めませんてゆうか電車の中で読んでたら冷房効いてて涼しいはずなのに全身脂汗が吹き出ました実話です。話自体はまあ少女小説だけあってかなり厳しいんですがでもいかにも森奈津子って感じなのでまあ良しとします。 ■常識と非常識 ブツの受け渡しの際、秀さんに「こないだスナさんとフレッシュネスバーガーに行った時、テーブルの紙ナプキンで洟かんだら『民度低い』って言われちゃってさぁ。紙ナプキンで洟かむことの民度の高低はおいとくとして、『民度低い』って使える表現だよね。」と言ったら「でも君それは合理的な行動だけどたしかに民度低いよ。」と言われた。イエース!民度低いでーす。 ▼ところで僕の中で民度って言葉はかなり優先度が低いというか、そーいう言葉があることは知ってたけど日常会話ではまず出てこない言葉であるので聞いた時非常に新鮮な感じがしたんですが、スナさんに言わせると「常識だよ」ってことらしい。嘘だぁ。なんかものすごく騙されてる気がする。つーかそんな常識と言えないようなことを常識だと思ってるのは非常識さ。 ▼「そーいえば犯罪者は統計的にみて、身長が低い傾向にあるんだってねえ」 「常識じゃん」 嘘だソレ常識じゃないよスナさんは僕を陥れようとしてますカ? ●つーかスナさんお誕生日おめでとうございます。 ●8月5,6日はみなとみらいでSF大会ZERO-CONが行われるので、僕が普段利用している伊勢佐木町あたりの古本屋は荒らされ放題荒らされてしまうのかしら今のうちにめぼしいものは捕獲しておかないと!と思っていたのにFF9にかまけてたらいつのまにかもう当日。なんてこった。 ●とりあえずサイトの模様替えにとりかかろう。 |
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●いいかげん魔鳥のお城とか不定期日記とかあんまりなネーミングにうんざりしてたので8月になったことだし変えた。サイトの新しいタイトルは魔鳥湿原。日記はゴージャスな感じってことでキャビア日記にしてみた。どっちにしろあんまりなネーミングであることには変わりねえじゃんというかむしろますますヒドく?つーわけで今日からこの日記はキャビア日記だ。過去ログも8月分からキャビア日記になるゾ☆ ●遠山が表紙の月刊タイガースを400円出して入手したはいいが読むところが少なすぎて損した気分、というのはまあ許すとして肝心の遠山写真がいまひとつ写りの悪いものばかりで萎え。つーかそもそもテレビで遠山を追いかけても初めて見た時の遠山を超えるステキ映像はとんと見られないのでもしかしてアレはワナでしたか?畜生誰がそんな! ●bk1から出荷完了ってメールが届いてから4日くらい経っても全然荷物が届かねえええええよ!と思ってメールを出してみたところその翌日に届いた。なんか蕎麦屋の出前みたい。それはそれとして先着一万名にプレゼントのブックカバーがなんだかものすごくしょうもないというかデザインとか素材は申し分ないけど450ページくらいの厚さの小説になるともう役に立たなくなるのであんまりだ。ネックストラップも実用性に甚だしく欠けるし。でも無理矢理にでも使おうと思って250ページくらいの武田泰淳「ひかりごけ」をはさんでみた。いい感じ。ちなみに注文した品であるところの永野のりこ「ちいさなのんちゃん」は非常に心温まる育児エッセイまんがで良かったデース。 ●P・K・ディック「電気羊はアンドロイドの夢を見るか」購入。なんか今更感バリバリなんですがついでと言っちゃなんだがフレドリック・ブラウンとかブラッドベリも読みたいんだけどなかなか古本屋ワゴンに無いのよね。 |