キャビア日記 2001年 8月
8月31日
●SF大会では毎年参加者の投票により星雲賞っていうのが決まるらしいんだけど、今年はCCさくらがコミック部門で受賞なんだそうだ。さくらたんもえすえふなんですか?先日の参院選で自由連合が議席を獲得できなかったのを見て「日本の民主主義にもまだ良識ってものが働いてるのね」と感心したもんだが、SF大会の参加者にはその手の良識ってもんが無いのれすかどーなんですか。来年の星雲賞コミック部門にはおまPがノミネートされることになるらしいが、ぜひガツンと組織票を(8月28日)!!!僕としてはおまPに加えて、メディア部門でZ.O.E Dolores,iに受賞してほしいが、こっちはただでさえマイナーなおまPよりも激しく知名度が低いのできっと無理か。ところで来週のチャンピオンで能田達規がサッカー漫画の新連載。サッカーねえ…とりあえず期待。

●引き続きカウボーイビバップにハマりちゅう。ビデオの1,2巻を借りてきた。ジェットたんの肉無しチンジャオロース…(;´Д`)ハァハァ

■決死の食事
三越のクソ安い定食屋で一膳豆腐定食というのを食べたんだけど、デカい皿に豆腐と納豆とトロロとオクラと生卵とゴマとワカメとかがのってて、ソレをスプーンと小さな泡立て器のようなもので思い切り混ぜまくりダシ汁をかけまわしネバネバのゲル状にしてご飯にかけるのれす。おいしいけど食っても食っても減らなくてどうしようかと思った。
▼死にそうになりながら食い終わって気がついたが、過剰に満腹。今までのパターンからすると、5,6時間後に背中から痛みがきたらアウトだ。そして予想通り、夜半すぎに背中が鈍く痛みはじめた。ここから徐々に胃袋の方へ痛みが侵食してきて明け方には救急車を呼ぶ羽目に…いや今回は薬があるから大丈夫だきっと大丈夫に違いない、と念じながらガスター10(5回分で1000円)と病院からもらった痛み止めを飲んでむりやり寝たらどうにか治ったらしい。ちゃんと食事量の限界を見極めないとなぁ。つーかガスター高すぎ。
▼てゆーかもう限界。肉!肉食わせろ!こってりとしたもの食いてえええええええよこのやろう!というわけで肉を食うことにした。といっても外で食おうとするのは危険すぎるので自炊。

・材料 豚肩切り落とし(100gくらい)タマネギ1コ 長ネギ1本 豆腐一丁
1.肉をフライパンで炒める(油はひかないこと)
2.炒めた肉に、テキトーに刻んだタマネギを加え更に炒める
3.炒めたものを鍋に移し、水とカツオダシを加えて煮る
4.テキトーに刻んだ長ネギと大き目に切った豆腐を加えて更に煮る
5.味噌で味付けして、豆腐に味が染み込んだらできあがり
#卵を落として蓋をして、半熟になったあたりで盛り付けると、なお良し。

▼この材料でだいたい3食分くらい。かなり肉々しい味なので満足。作るの楽だしね。

●今週のGパラコロシアムはミスターの尻が…
8月29日
●どうもこのごろ食事が面倒。どうせ食べるにしても、おなかいっぱい食べたらまたエラいことになるだろうし、不用意に肉とか油物食べるてもエラいことになるだろうし、というわけで肉っ気も油っ気も無いものばかり食べてるせいか食事に満足感というものが無いのれす。麦飯をメインに、ひき肉少量とかベーコン1,2枚とか、あとはタマネギ、もやし、キャベツ、長ネギ、納豆、豆腐、卵、ヨーグルトなんかをぐるぐるローテーションさせる食生活ですよ。ハンバーガーとか牛丼とか食べたらまた病院送りになりそうで怖いから我慢。菓子パンとかポテトチップス、コンビニ食も禁止。外で食べるにしても焼き魚定食とか豆腐定食ばかりだし、なんかもう咀嚼し、嚥下し、消化するという一連のアクションが極めて気の進まない行為になりつつあります。

●レンタル屋でカウボーイビバップを借りてきた。こりゃたしかに夕方の地上波なんかじゃ放映できないような問題表現てんこもりだ。マジックマッシュルームの話とか。いやそれよりも「道化師の鎮魂歌」のほうがマズいかも。マズすぎ。ジェットたん(・∀・)イイ!!とか言ってる場合じゃない。劇場版見に行こうかなぁ。ところでEDテーマの歌声、内藤やす子かとオモタ。

●今週のキン肉マン二世、デストたん大ピンチ!負けてもいいからせめて死ぬな!つーか、ツノから電波を放射して敵を探知ってスゲえ無茶な能力だなデストたん。しかも効果音は「パワワワワ」かよ。

●2chが無くなるとZOEの画像をキャプってもらう手段が無くなるので困るにゃ〜。サメジたん人気も盛り上がってきたことだし、せめてあと2ヶ月はなんとか持ちこたえてほしいわ。
8月27日
●新星堂にドラムマニア3&ギターフリークス4のサントラを買いに行ったものの影も形も無くてガカーリ。このやり場の無い怒りはどうすればいいかしら、と悩んだ末、DM4&GF5に収録されているthe least 100 secの元ネタと言われてるEL&P「2nd Impression」が入った『恐怖の頭脳改革』を買うことにした。直輸入盤は安くて良いね。ついでに『展覧会の絵』も欲しかったんだけど売り場に見当たらずまたもやガカーリ。でも恐怖の頭脳改革は激しく当たりなアルバムだたーからイイや。

●パーマンのビデオが無いのはしょうがないので、仕方なく文庫版のパーマンを買いに行ったが見事に無い。エスパー魔美は揃ってるのに!ふざけんなって!パーマンも入れろって!購入意欲が空回りした一日だったということですよ。

●アルフレッド・ベスター「虎よ、虎よ」(ハヤカワSF)読みちゅう。おもしれええええ!

●そーいえば今週のキン肉マン二世は落ち着きの無いデストたんが激しくラブリーだった。

ママモナーちゅきちゅき
ちゅきちゅき!
8月25日
●TVKで再放送中のカウボーイビバップにハマりちゅう。ジェットたんイイ!と思ってたら13話「ジュピター・ジャズ(後編)」で放映終了。ヒドいよ!ちゃんと全26話放映してくれYo!ちなみにお気に入りは、謎の宇宙生物の話。

●今週のパチスロ貴族銀は電波スロッターが出てこなくてガカーリ。つーか新機種「夜櫻セブン」ってナンデスカ?なんかこう、巧みに視聴者のツボを外してくる展開から目が離せないね。

■Z.O.E Dolores,i 21話「北北西に進路を取れ」
サメジたん(;´Д`)ハァハァ
サメジたんと少女

今週はストーリーの進展無し。国連地球軍のLEV隊がバシリアへ向けて侵攻、それに対抗する無人ラプター隊と一般兵の操縦するOFがスフィアの中で激しい戦闘を繰り広げた。戦闘に巻き込まれ逃げ惑う一般人とか、女の子をかばって果てるはぐれラプターたんとか、もう良すぎ。
▼つーかはぐれラプターたん死んじゃたーよ。頭部にアイアンジャイアント仕様のへこみがついたラプターたん…死ぬ前にドロレスの太股に顔をうずめられて良かったのか悪かったのか、ってロボじゃねえええか!
▼しかしそれより今週はサメジたんが!いいかげん本部長にはうんざりな表情のサメジたん。「日和ったこと言ってるとアンタも宇宙に放り出すわよ!」とか言われちゃてーるよサメジたんかわいそう!
▼本部長は避難しようとしている市民を集めて尋問大会。おじさま達が何処へ行ったのかを聞き出そうとする。そしてはぐれラプターたん&ドロレスに助けられた女の子が本部長の毒牙に!本部長は何も喋ろうとしない女の子の酸素マスクを毟り取ったァ!サメジたんは鬼畜な本部長の手から酸素マスクを奪い取り、突き飛ばして女の子に酸素マスクをつけてやる。サメジたんちょうカコイイ!サメジたんサイコー!サメジたん…(;´Д`)ハァハァ
本部長「サメジ、アンタ何やってんの!このアタシに逆らう気!?」
サメジたん「本部長!こんな子供になんてことするんですか!」
本部長「うるさい!この顔に傷をつけたジョン・カーターを捕まえるためなら火星人が何人死んだってかまやしないのよぉ!」
と、いきなり市民に向けて豪快に発砲する本部長。肩や足を撃たれる人々を見て、サメジたんの腕の中で怯える女の子(*´Д`)ハァハァ
本部長「アンタが言わないとあたしゃまた撃つわよぉ。今度は死んじゃうカモ。どーするの?」
と脅迫する本部長に、女の子はおじさま達が地下へ行ったことを話す。

▼やー、本部長の悪役っぷりとサメジたんのいいひとっぷりが堪能できた回だったわ。次回予告はなんか本部長がLEVで出撃して大ピンチっつーか死亡?そしたらサメジたんはどーなるのさ!?と、激しく気になるカットが。どーするどーなるあと5話しか残ってないよ!

■サメジたん
ところで僕の脳内設定(痛ッ)では、サメジたんには腹違いの妹がいて、妹の母親が火星人。そんなわけでエンダーを毛嫌いする本部長の発言に眉をひそめることが多い、ってことになってるんですが。ついでにサメジたんのフルネームは鮫路ひろゆき、年齢32歳ってことになってるのれすが。サメジは名字なの。ついでに妹は雪江で20歳。地球ー火星間の感情悪化で母親と一緒に火星へ戻っているが、本部長と一緒に火星のTVに出たサメジたんを見て「あ、お兄ちゃん…昔からなんでもそこそこできたけど、貧乏くじ引きがちな人だと思ってたのよね。よりによってあんな特大の貧乏くじを…」とか言ってたりする妄想が頭の中でぐるぐる廻ってるんですが僕の萌えはいったいどっちの方向を向いてるんでしょうかじぶんでもサパーリわかんねえ。
▼先日は、サメジたんを駅で見かける夢を見た。酸素マスクらしきものをつけたサメジたんが改札を抜けるのを見て、追いかけようと切符を買ってる間に見失っちゃったんだけどアレはワイヤードを愛抜けして逃亡するところだたーのかしら。だから僕の萌えはどっちのほうに!?
8月22日
■VOICE ANIMAGE
ボイスアニメージュに玄田哲章&桑島法子のインタビューが載ってるらしいので、死ぬほど恥ずかしいが八重洲ブックセンターへ立ち読みに行った。アニメ誌や声優情報誌などが並んでるコーナーをしばらく探して発見。なんだか平積みにされてるブツがレポート用紙に半分隠れてるんですが?Why?棚の前にうずくまって、電話帳のように分厚い何かのリストから一心不乱に抜書きしているファットで不潔そうなguyはなんですか?
▼売り物を堂々と、さも当然の行為であるかのごとく書き移すそのストロングスタイルっぷりに視線はもう釘付け。彼の傍らにはヨレヨレになった二つの紙袋が。うわ、なんか菓子パンとか入ってる。
▼漂ってくるsourな香りに撤退を余儀なくされました。シット!

●TVKで再放送中のカウボーイビバップはなかなかステキ。レンタル屋で借りないで得したわ。しかしSF設定が胡散臭くて如何なものか、いや設定は重要じゃないというのはわかっているが鼻持ちならないSFヲタとして、これだけは言っておかなくてはならないのだそういう決まりなのだ。たとえキン肉マン二世だって宇宙船が出てきたら(だって本当に出てきたんだもん)設定を想像しなくてはならないのだそういう決まりだから。それはそれとして、ジェットは36歳なのに老けすぎ。

■簡単料理
材料:タマネギ、挽肉、卵
1 挽肉を塩・胡椒で炒める
2 テキトーに刻んだタマネギを加えて更に炒める
3 水と醤油を適量加え、蓋をして蒸す
4 タマネギが柔らかくなったら、卵でとじて出来上がり
丼飯に乗せていただきましょう。

●作った奴はマジで頭おかしいと思います。技術とセンスと労力の無駄遣いっていうか。
【衝撃】イギリスで最大規模のサークルが出現!!!(2chニュース議論板)
8月21日
■雑音
僕の電話は通話時に雑音が入る。コードレスでもないのに、ザザザとノイズが入りがち。それ以外にはたいして支障が無いので放置していたが、ここ数日なんだか急にノイズがひどくなり、ダイヤルアップ接続すらままならない状況になってしまってちょうストレス溜りちゅうなのです。
▼ケーブルを圧迫しているわけでもなし、機器の配置を変えたわけでもなし、さっぱり原因が分からないので電話の故障は113番に電話してみたが、ノイズの原因はNTTの回線テストでもわからないらしく、部屋に立ち入って調査しなくてはいけないらしい。それはぜひとも避けたい状況なので断ったが、電話を切った後しばらくするとノイズが弱まったような。いや明らかに弱まっている。…奴らか?奴らなのか!?誰だかよくわかんないけどきっと奴らの仕業だ!奴らの狙いはなんだ!?
▼でもヤパーリ雑音はおさまらない。とりあえずデータは流れるようになったからイイか。

■スタインベック「ハツカネズミと人間」(新潮文庫)【3】
たまには文学でも読もうかしら、と手にとってみた一冊。頭の切れる小男と知恵遅れな大男が農場を流れていきながら自分達の土地を持つことを夢見る話。後味悪くてイヤん。まぁおもしろかったけど。ちなみに、コクトー「おそるべき子供たち」も読もうとしたが、半分くらいで挫折。

●モジュラージャックの調子を調べるために、多少部屋の整理をしていたところ漫画がザクザクでてきてビビリ。パンチョ近藤「ボブとゆかいな仲間たち」(小学館)は今読んでもおもしろすぎ。ファットで金髪で長髪でヒゲな主人公ボブは、そういえばミスター雁之助そのまんまの容姿だ。

●上大岡赤い風船脇の屋台群が配置替え。たこ焼屋と焼鳥屋に加え、フィリピン料理屋とベトナム料理屋が加わった。フィリピンとベトナムの屋台料理ってそんなに違うもんなのかしら。ていうかなんだか店が一つ無くなったような気がするんだけど…ああ、カレーパン屋か。
8月20日
●ついついレンタル屋へ行ってパーマンを探してみたんだけど無い。なんでパーマンが無いですか!僕のバードマン萌えをどうしてくれるですか!つーか藤子作品はドラえもんしかなくて愕然。ンなTVシリーズ全巻とか劇場版フルコンプとかしなくていいから他の藤子作品を!エスパー魔美とかキテレツとか。しょーがないので他の棚を見ていたところ、Z.O.Eの1巻ハケーン。勇んで借りてきたが、映像特典も何も無くてガカーリ。世の中間違ってる。つーかZ.O.E2167 IDOROを入れてほしいわ。

●煙草代くらいにはなるかと思って、ゲームソフトを売りに行った。幻想水滸伝1・2とワイルドアームズ2の合計三本で3500円。全部ベスト版だたーのに、意外と高く売れるもんだね。お盆明けでRPGの在庫が薄くなってるであろうことを見越して行ったにしても、嬉しい誤算だった。

■梶尾真治「おもいでエマノン」(徳間デュアル文庫)【4】
鶴田謙二が挿し絵。三十億年分の記憶を持つ少女エマノンを軸にした連作短編集。スゲえ久しぶりに読んだんだけど、表題作しか印象に残ってなくてビクーリ。しかしそれよりも、エマノンが規格外な腕力の持ち主であることにビクーリ。逆立ちの状態から腕力だけで天井の排気ダクトまでジャンプするのか!エマノンってそーいう人だったかしら。

本部長「なぜなんですの!?ノクティスで騒ぎを起こしたのはヤツに決まってますわ!」
指令「それよりも、アンティリア事件の真相を探りたまえ。そう、それとその喋り方、どうにかならんのかね。気持ち悪いんだよ」
本部長「グァゥァ…」

サメジたん「指令の言うことにも一理ありますよ。軍を動かすのならばそれに足る理由を出さなくては…」

たしかにあの喋り方は改めた方が良い、というサメジたんの指摘は尤もだね。ていうかサメジたんの高度なイヤミにメロメロ。
8月18日
■Z.O.E Dolores,i 20話「動乱」
サメジたんご機嫌斜め
サメジたんご機嫌斜め

今週も情報量が多すぎて飽和状態。まずドロレスの建造目的が明らかになり、火星の独立を宣言したバフラムは軍事クーデターを起こし、ナフス・プレミンジャーの正体が明らかになり、とかもう何がなんだか。
▼先週ボコボコにやられてめそめそ泣いてたレベッカたんは、なんとか復活したらしい。包帯萌え(*´Д`) そして先週群からはぐれてついてきたラプターたんがドロレスとイイ雰囲気に。ロボはロボ同士仲良く。
▼ていうかサメジたん!サメジたんサイコー!ついに本部長に口答えするようになったサメジたん。本部長に襟首捕まれた後、憮然とした表情でネクタイを直すサメジたん萌え〜。目が離せませんな。ところで「その喋り方気持ち悪い」と上司っぽい人に言われた本部長、今まで誰にも指摘されなかったのかしら。
▼今週は作画が微妙にヘタレてる感じで、おじさまにはサパーリ萌えられなかーた。その代わり燃えたけど。雪を降らす演出の細かさとか燃えすぎ。

●ニーヴン「インテグラルツリー」が死ぬほどつまらなくて困った。

●TVKで月〜金夕方5時からカウボーイビバップ再放送ちゅう。悪くないんだけど、ちょっと微妙。

●なんだかバードマンで頭がイパーイなのれすが。
8月15日
●読んだ本に5段階評価をつけてみることにした。多分1とか5は滅多につけないだろうけど。評価基準は僕の好み。

■ダン・シモンズ「夜の子供たち」(角川文庫)【3】
やっぱこーいう展開なのね、とガカーリするようなクーンツ的ラストが萎え。いやクーンツは好きだし、本書もおもしろかったんだけど、しょっぱなの重苦しくて硬派な雰囲気のまま地味に展開させてほしかった感じ。

■オースン・スコット・カード「地球の記憶」(ハヤカワSF)【4】
半分くらい読んで気がついたんだけど、コレって「帰郷を待つ星」五部作の第一巻なのね。しかも二巻までしか邦訳が出ておらず、それ以降は出版予定が無いとか。買うんじゃなかった…かなりおもしろかったけどさ。
▼モルモン教の経典を下敷きにした、抹香臭いお話。出エジプト記みたいな感じかしら。

■C・J・チェリィ「リムランナーズ」(ハヤカワSF)【3】
女流ハードボイルドの主人公がスペースオペラの世界に突っ込まれたような話。序盤の、職を求めてふらつく悲惨な状況とかスゲえ好きなんだけど、宇宙船内のキャラクターがなんだか把握しづらいっつーかイメージできなくてやや萎え。

■マイク・レズニック「キリンヤガ」(ハヤカワSF)【4+】
テラフォーミングされた小惑星を丸々使い、失われようとしているアフリカキクユ族のユートピアを実現させようとする祈祷師の老人を軸にした連作短編集。エラい読みやすくてどんより重い読後感。絶望的なイデオロギー闘争とでも言えばいいのかしら。必読。

●今書店に並んでいる文庫版パーマンでは、バードマンが版権問題により「超人」となっているらしい。なんだかいやん。というわけでバードマンちょうプッシュなパーマニアの指定席。小説がスゲえ。そしてシンエイ動画のパーマンは500話以上放映されていたという事実に驚愕。ところでアイアンジャイアントのケント・マンズリーたんとバードマンが僕の中で同じカテゴリに入っていることに気づいた。

●鍛えられたニャンまげは大人二人、子供五人くらいまでなら飛びつかれても平気らしいゾ☆

●病状は回復傾向。
8月14日
■胃痛
死にちゅう。再び救急車に乗って横浜中央病院へ。点滴二本と痛み止めの筋肉注射三本でようやく痛みが落ち着いたが、入院を勧められドキドキ。強引に帰ってきたけど。ストレッチャーの上で痛みに身悶えしたりレントゲン室で胃液を吐いたり大変だった。筋肉注射&点滴開始より一時間ほど経ってもさっぱり痛みがとれなくて悶えっぱなし。痛み止め二本追加して一時間くらい経ったらようやく痛みが治まり、というか薄まり、というか眠くてなにもかもどーでもよくなりいつのまにか寝てた。
▼薄れる意識の中で印象的だったのが
看護婦A「少しは痛みとれましたかねえ」
看護婦B「動かなくなったから大丈夫なんじゃない?」
まだ痛い!けどそれ以上に眠い。ということを主張しようと思ったが、面倒なのでやめた。つーか動かなくなったから大丈夫って、おもしろすぎです。
▼それにしても、ちょっと油断してマヨネーズ使った菓子パンを食ったらこの体たらく。いやパン食った二時間後にメシも食ったけど。もうこってりとしたものは食べられない体になってしまったのかしら。もう三日ばかり、お粥しか食べてません(三日で二食)。腹減ったけど、食べると痛いんですもの。ああ肉食いてえ。酒は飲めなくていいから肉食いてえ。ああ歩くだけで胃のあたりに響く。
8月12日
■Z.O.E Dolores,i 19話「再会の時」
おじさま
怒られたら即消しまっす

ニコライが残していった資料から、レイチェルが軟禁されている場所を突き止めたリンクス一家。ノクティス基地に侵入する前に、ドロレスのプログラムへ潜りこみイシスの戦闘能力を開放しようとする。ドロレスの心象風景はまるで童話の世界。おじさまはウサギの着ぐるみの姿に、ドロレスは人間サイズ、しかもリボンとドレスでおめかししている。(;´Д`)ハァハァ 着ぐるみのおじさまサイコー。キャプチャーしてもらえたのでさっそくPCの壁紙にしたYO!
▼開放されたイシスの能力で、ノクティス基地のラプターは全てドロレスの制御下に。しかしおじさまの前にレベッカたんの操るOFが立ちふさがる。なんとか撃退したあと、リンクス一家とレイチェル感動の再会、と思ったらレイチェル渾身の右ストレートがおじさまの顔面に炸裂。レイチェルママンはそーいう人だったんデスカ?
▼ともあれようやく一家全員揃ったし、残り7話はクライマックスまで一直線かしら。火星マンセー教育を受けて育ったレベッカたんがどうなるのか、サメジたんと本部長にちゃんと見せ場はあるのか、エンダーと地球の関係は回復できるのか、などなど目が離せませんな。それにしても今回は良かった。話も良かったし作画も良かった。サメジたんが出てれば100点満点だったのに。
8月10日
■キース・ピータースン「傷痕のある男」(角川文庫)
創元推理文庫から出てた新聞記者ジョン・ウェルズのシリーズが良かったので購入。う〜ん、一気に読めたしおもしろかったんだけど、どうせならホラーにしてほしかったような。意外などんでん返しとかいらないからホラーに!

●ダン・シモンズ「夜の子供たち 上下」(角川文庫)読みちゅう。チャウシェスク政権崩壊直後なルーマニアの凄みがある描写とか、遺伝子治療の最前線な描写はすごく好きなんだけど、なんだかスッキリしない展開になりつつありややゲンナリ。僕の好みを微妙に外されてる感が強いわ。

●今週のパチスロ貴族銀は、ドクロベエ声の「プロフェッサー」と呼ばれる老人が出てきた。パチスロは全て確率とタイミングだ、と科学的なスロット術を説くのは別にどうでもいい。ボタンを押す時に「ポチっとな」と言ってくれたので万事OKだ。

●朝日の読者投稿欄ってスゴいのね。それにしてもいきなり見覚えのある文章が出てきてワラタ。

●おにぎり党の公約ちょうカコイイ。

●昨今の教科書問題やらなにやらを見ても全くピンとこないのでいろいろ調べてみたが、ますます何がなんだかわからん。つーか絡んでる要素が多すぎ。とりあえずコレはとても真っ当な意見だとオモタ。

テレホマン!僕もテレホマン!
8月6日
足が熱くて眠れません(2ch生活板)
面倒じゃなければ風呂場で足を冷水につけるとイイね。

●タウ・ゼロを読み返したが、もう宇宙ヤバイとしか言えん。未読の人はぜひこの機会にどうぞ。

■フレドリック・ブラウン「火星人ゴー・ホーム」(ハヤカワSF)
ZOEは火星が舞台、ということで今更ではあるが読んでみた。って全然火星と関係無い内容って気もするけど。ある日突然「火星から超能力でテレポートしてきた」と主張する何十億体という緑色の小人が地球人をからかうことに血道をあげ、地球全体がてんてこまいになる話。あらかじめ筋はなんとなく知ってたけど、さくっと読めておもしろかったかな。

●そーいえば今週のコスモウォーリアー零は意外におもしろかったような。なんか目元がメーテルな副長だかなんだかの頭が固い青年はどう見ても違和感バリバリだけど。ひょっとしてアレは美青年のつもりなんだろうかそんな無茶な!それならいっそのこと、ニューフェイスの小悪魔的美少女賞金稼ぎにちょっかいを出すヒゲの筋肉男にやきもちをやく素振りを見せたりしたらいかがか。年季の入ったやおいスキーの目には自動的にフィルターがかかり美青年認定が!とか無理矢理想像しないと楽しくないっていうのはこうシスプリ並にダメなアニメだと思うんだけど。それにしてもトチローの体型ってフリーキーだわ。

●なんとなくTVを見てたら、TVKで2000横浜ジャズフェスティバルの模様が放映されてた。演奏してる人たちはスゲえ楽しそうだけど、音楽が前衛的すぎてサパーリわからん。演奏して楽しい曲と聞いて楽しい曲っていうのは必ずしも一致しないのかしら。もしかしてCDアルバムに必ずといっていいほど何曲か入っている、何度聞いてもどこがイイんだかわからない曲は演奏して楽しい曲だったのか。そういえば最近、ゲーセンでギターフリークスをやる時は音楽だかノイズだかわからんような曲ばかり好んで選んでるが、つまりそーいうことだったのかしら。

●ハングル板おもしれー。半島からの電波は強まる一方らしいがそれはそれとして、ハン板の優良スレ認定って…

●無理矢理WinMXを導入してみた。336モデムなうえHDDの空きが40メガしかないけど、意外と軽快に動くもんだね。
8月4日
●ポール・アンダースンがお亡くなりに。とりあえず「タウ・ゼロ」(創元SF)読み返そうかな。もはや僕の中ではタウ・ゼロ=SFというかむしろSF=タウ・ゼロみたいな感じであり、脳内SFメーターの最大値を叩き出した作品なのれす。ちなみにタウ・ゼロにせまる数値を叩き出したのはクラークの「都市と星」(ハヤカワSF)。

●青汁だのビタミンB群だのこんにゃくの繊維質は(略)だの言ってたら「健康に血道を上げてる人間は面白味が無いっつーか、矮小なのが多かないかねキミィ」なんてヒドいことを言われたりしたが、病院は金がかかるので普段から健康に気を配るにこしたことはない。というわけでごはんを麦飯に切り替えるべく押し麦を購入した。1kg333円。わりと安いのね、麦って。

■Z.O.E Dolores,i 18話「真昼の決斗」
今週はニコライ=ヤンがノエルたんの唇を奪ったりOF同士の一騎打ちでドロレスがイシスモードになったり、とかなり緊迫感のある回だった。ラストはしんみりしたし。でもあからさまに暴走初号機なシーンがあって萎えた。洋画や過去の作品へのオマージュやパロディがあるのはイイけど、シリアスなシーンでアレはあんまりだ。
▼というのはまぁ別にイイんだけど。スタッフもスケジュールがテンパってたのかもしれないし。それよりも祝!サメジたん火星TVネットワークにデビュー!そろそろ本部長に嫌気がさしてきたような、そして諦めきったような表情に萌え。ちなみに今週はノエルたんの乙女っぷりもかなり萌え。特に声がいつもの50倍増しくらいに萌え。
▼それにしてもあのDQN記者はさっぱり役どころがわからん。レオンとくっつくわけ?イヤな部分以外さっぱりキャラが立ってなくて邪魔。いっそのことバフラムに捕らえられて地球のスパイとして尋問されればいいのに。ていうかバフラムの方々におかれましてはぜひあの肉体に火星の現実を教えこんでやっては如何でしょうかハァハァ(*´Д`)
▼来週はついにレイチェルがリンクス一家と再会することになるらしい。しかしそれよりもウサギの着ぐるみを着て人間サイズのドロレスと穴に飛び込むおじさまがステキ。不思議の国のアリスか?着ぐるみのおじさまとお茶会…(;´Д`)ハァハァ
8月2日
■ごはんに醤油をかける
数年前に建て替えたことにより世界一みすぼらしい上大岡三越も少しは小奇麗に生まれ変わったのですが、先日7Fの飲食店街にオープンした激安定食屋のおかげでまたみすぼらしさがワンランクアップしたような気がします。といってもそごうが倒産したりする世の中だし業績が好調らしい横浜三越にユニクロが入るようなご時世、いいかげん世界の三越なんてブランドも通用しなくなってるんだろうなあと思ったりもするわけですがそれはそれとして、上大岡三越の定食屋が最近たいへんお気に入りなのれす。
▼店名は一膳飯屋なんですけど、焼き魚定食が490円で、けっこう大きなサバ又は鮭が出てきてビクーリ。その上ごはんと味噌汁おかわりし放題。というわけでこのごろ秀さんと飯を食う時はココを使っているわけですが、別に魚の食べ方がみっともないのはかまわないけどおかずを全部食べてしまい少しだけごはんが残ってしまったからといって醤油をかけるのはどうかと思います。清水義範も「メシとおかずの配分がなってない、おかずが足りないとかほざく奴は虫以下」とか書いてたことだし。アレですか筋肉少女帯の「日本の米」でも意識してるんですか。
▼という話をしていて気がついたんだが、僕の友人知人には著しく筋少好きが多い。筋少の一般的な知名度の低さと比較すると、筋少好きの割合は異常とも言えるほどだ。…ァゥァ…もしかして筋少好きは僕も含め少なからぬ割合で「筋少を聞いている変わり者な自分」を演出しようとしてましたか!?
▼そもそも個性を演出する上で「○○が好きな自分」を主張するというのは大変ありふれた手段であり、一時期ありふれすぎて逆に没個性と感じられるまでになった椎名林檎好きの群体とスケールは異なるものの、僕もありふれた筋少好きだったというわけですか!そんな!僕の目の前で飯に醤油なんかかけるからイヤなことに気づいちゃったじゃねええかメシの配分もできねえような奴は虫以下だ!畜生みんなイヤな気分になれ!(しかし今でも筋少は好きだ)

■野尻抱介「ふわふわの泉」(ファミ通文庫)
軽く読めて満足感のある読後感。やー良かった。すごくツボ。最初の化学実験の部分なんかちょう好き。全体的に萌えないけど燃え。夢があってバカで能天気なハッピーエンドっつーことで激しく僕好みですよ。読み終わった瞬間に再読開始しちゃったくらい良かった。ところで、霧子たんサイトのタイトルはやっぱ「霧子だけど何か質問ある?」れすか?

●サメジたんはキン肉マンにおける噛ませ犬超人と存在が似ているかもしれない。
8月1日_その2
■論点
暑いせいなのか、そこらで大・小・未満なフレーミングが散見されるナァ。いつも読んでいる有里さんの日記ヒラマドさんの日記の間では図書館に関してなにかピントの外れたやりとりが。しかしこれはどうも既視感を感じるような…と思って考えてみたところ、秀さんと話をする時の噛み合わなさと似ているのかもしれないことに思い至った。

魔鳥:だからZOEはメチャ萌えるんだっつーの!サメジたんに萌えろとまでは言わないがレベッカたんあたりに萌えとけ!
秀:いやたしかにレベッカはイイけど。しかしZOEで萌えるか?
魔鳥:ハァ?萌えるっておじさまにもノエルたんにもサメジたんにもレベッカたんにも萌〜え〜ま〜く〜り〜じぇねえかゴルァ!
秀:だいたいZOEの見所というのはおつむの暖かいロボット、ドロレスの相手として意外性のある筋肉オヤジを主人公にもってきたことによって(中略)そういったドラマツルギーが(中略)その流れでいけばサメジたんは死ぬことになるんじゃないかと思うんだが。
魔鳥:ヒドいよ!サメジたんが死ぬなんて可哀相じゃないか修正汁!
秀:だから話の流れから言ってだなぁ…
魔鳥:つーかンなことはどーでもいいから萌えとけっつーの!
秀:ンなこと言われてもオレはオタとして片輪なんだからしょうがねえだろ。

みたいな感じでそもそも立ち位置に絶望的な断層を感じるというか、お互い言いたいことしか言ってない感が似てるような気がするのでつ。

●あまりにも暑いので、夏季限定でサイト名を「魔鳥湿原」→「魔鳥湿原」に変更。「あなたの知らない魔鳥湿原」とか「本当は怖い魔鳥湿原」にしようと思ってたんだけど。
8月1日
●本の感想を書くのダリぃ。最近読んだ本
▼谷甲州「攻撃衛星エルファラド 上下」(中公 C☆NOVELS)
▼アシモフ「サリーは我が恋人」(ハヤカワSF)
で、今読んでるのがドロシー・L・セイヤーズ「ピーター卿の事件簿」(創元ミステリ)なんだけど、内容はともかく巻末の解説がイタい、イタすぎる。そんな作者のイタいというか切なすぎる話なんて知りたくないのに。どうアレなのかは面倒だから書かない。知りたい人は書店で立読みして後悔すればいいと思いまつ。

瀬名秀明氏SFセミナー関連リンク集
とはたいして関係ない話だが。ていうかどーでもいいんだけど最近「これは○○じゃねえ!」というのが僕の中で大ブレイクちゅう。アシモフを読んでは「これはSFじゃねえ!」と思ったり、「取調室といったらミステリだよね」というのを聞いて「ミステリじゃねえ!警察小説だ!」と思ったり、実際半ば本気でそう思ってるんだけどもまだイヤなこだわりを持つマニアを演じることを楽しんでいる部分も残ってるので大丈夫だ。どう大丈夫なのかはわからんけど。本の感想に「これは○○じゃねえ!」と書き始めたら病膏肓なんだと判断して下サイ。鼻持ちならないオタのなりきりスレとかキャラネタ板に立たないかしら。
▼それはそれとして、最近思いついたのが「萌えが理解できないような奴はカタワ」というものなのれすが。オタの両輪は燃えと萌えであり、どちらかが不自由なオタは文字どおりカタワであるという話。語感が無意味に衝撃的でお気に入りなのでつ。