●なんか出歩いてたら妙に眠い、体がダルい、節々が痛い。コレはひょっとして風邪かしらさっさと帰って寝ないと死ぬ、と思ったので食料とかCCレモンを買い込んで篭城の支度を調えたものの宵の口から熱っぽい体を横たえてぐっすり10時間ほど寝たらスッキリ。大量の寝汗をかいたけどどうやら風邪ではなかったらしい。過労?そんな疲れることはしてないはずなのに。そうするとアレか、知恵熱か?魔法の塔解けねえよ畜生!と考え込んでたのが原因か?でも熱まで出したおかげでクリアできた。
■マーティン・スコット「魔術探偵スラクサス」(ハヤカワFT)【5】
魔法都市トゥライを舞台に、中年太りで大酒飲みで向上心に欠け、魔法の腕も鈍る一方な私立探偵スラクサスがふとしたことから都市国家全体を揺るがす陰謀に巻き込まれる話。
▼イイ!萌えツボを激しく突きまくられてもう達してしまいそうです。スラクサスのダメ中年ぷりがもう辛抱たまらんですな。クソ暑い最中に太った中年オヤジが汗ダラダラになりながら、借金の取りたてに焦りつつなんとか金を稼ぎ出そうと奮闘するあたりが。ダメ中年の魔術探偵といいながらも、魔術よりむしろ剣の腕のほうが立ち、敵の喉笛を容赦無く掻き切ったりするあたりが。かつての戦友と酒を酌み交わして暑苦しくホラ吹き合ったりするところが。オヤジ最高。
▼それに加えて、スラクサスの相棒であり下宿先の酒場で働いてる武闘派美女マクリがイイ!エルフ・オルク・人間の混血で、社会全体からまんべんなく蔑まれる立場であり元奴隷剣闘士だったものの、夜は酒場で肌も露な衣装で働いて稼ぎ、その金で学校に通い侮辱する奴はサクッと叩きのめすあたりがちょうカコイイ。その一方で妖精湿原でたくさんの妖精たちに懐かれてウットリしてみたり花束送られて涙ぐんでみたり、かなり乙女だったりするのがイイ!ものすごくイイ!(;´Д`)ハァハァ
▼話としてはかなりオーソドックスなハードボイルド探偵小説って感じなんだけど、キャラがこれ以上無いほどツボですよマンセー!アレだね、スラクサスとマクリがお互いを「友だち」だと思ってるのがなおさらイイね。しかもマクリは「たったひとりの友だち」って。(;´Д`)ハァハァ 原書では今のところ五冊出てるらしいので、二人の関係がどーなっていくのかというラブ米な楽しみかたもできそうでありとにかくさっさと続きを訳しやがれ早川書房と声を大にして主張しTai☆
●たまたままんがの森へ行ったら、欲しい本がイパーイあって困った。PCコマンドーボブ&キース1,2巻が平積みになってるし。1冊1200円はさすがにキツくて買えないよママン!他にもほしいのはいろいろあったけど懐事情が許してくれないので、すっと探してたG=ヒコロウ「不死身探偵オルロック」(エンターブレイン)だけ買ってきた。相変わらず無意味にテンションが高くてステキだG=ヒコロウ。でも表題作のオルロックよりもプロフェッサーシャーボの方がヨカタ。「若い娘が情けない!!いたたまれない!!無惨ここに極まりない!!」とか言葉遣いがこうステキなのれす。たまらないのれす。 |