キャビア日記 2002年 4月
4月27日
●ブクオフで太田垣康男「MOONLIGHT MILE 1〜3」(小学館)購入。絵が濃すぎ。ファックしすぎ。でもおもしれー!特に2巻の「ロボットの時代」はちょう燃え。ところで吾郎たんの髪型は、何かこだわりとか主張があってのものなのかしら。

■D.R.クーンツ「ライトニング」(文春文庫)【4】
クーンツは安臭くてイイわー。ローラの孤児時代のエピソードは赤毛のアンというかV.C.アンドリュース「屋根裏部屋の花たち」シリーズみたいでステキ。ダニーはサメジたんぽくて萌え。内容に関しては「クーンツです」という以外特になし。

■クリフォード.D.シマック「都市」【3】
なんか名作と言われているらしい連作短編集。なにがどう名作なんだかよくわからん。犬の社会は行き過ぎたベジタリアンっぽいなとか、ロボットの頭脳はやはりポジトロンを採用してますかとか、そんな感じ。つまり古すぎ。SFの古典だからしょーがない。

さかたさんのトコからこちらへ。畜生やられた!なんでこんな単純なことに気がつかなかったんだ。
4月26日
■デイヴィッド・ブリン「ポストマン」(ハヤカワSF)【4】
第三次世界大戦で世界が壊滅した15年後、北斗の拳みたいな惨状のアメリカで、一人の浮浪者が偶然郵便配達のジープを見つける。奇跡的に無傷で残っていた郵便配達員の制服と15年前の郵便物を持って、彼は生き残った集落を廻り、いつしか彼は合衆国復興の象徴となる。
▼前半は期待してた通りの展開でイイ感じだったのに、後半はちょっとなんだかだってなんだか。郵便配達がつなぐ希望!みたいな心温まる話だと思ってたのに。いやハッピーエンドではあるけどそんな改造人間とか出されても…サクサク読めておもしろかったが。ケビン・コスナー主演で映画化されてるらしいです。

■津原泰水「蘆屋家の崩壊」(集英社文庫)【4+】
30過ぎて定職にも就かずぶらぶらしてる「おれ」と怪奇作家の通称「伯爵」が豆腐を食べたりこんにゃく食べたり怪異に遭ったりする連作短編集。
▼地味に本屋を回って探してたんだけど、全然見つからなくてちょうムカ。10件くらい空振りだった。苦労した甲斐あって非常にイイですよ手放しでおすすめ。小泉八雲っぽいかも。
4月25日
●全く心当たりがないんだけど、右のかかとが痛い。歩く時、右足を地面につけると痛い。かかとを掴むと痛い。すごく痛いわけではないんだけど確実に痛い。なんだろうなにかしら。とりあえずポジティブシンキングということで、成長痛だと思ってみるテスト。成長するような年齢じゃねえだろ。

■床屋と胆嚢
先日、スーパーをぶらぶらしていたら肉売り場で一盛り500円トレイが目に入った。あまりにも安いので深く考えずに買ってしまったが、豚ひき肉300g味付けカルビ700gねぎ塩カルビ200g豚生姜焼き400g合わせて1.5kgあまりという大量の、しかもおつとめ品なのでトレイに赤い汁がたまっているようなモノをどうやって処理すればいいのか。冷凍庫に余裕もないのに。
▼とりあえずひき肉は、塩胡椒味噌唐辛子などでそぼろにして、タッパーに入れて少しずつ食べればいいとして、残りはどうすれば…ねぎ塩カルビはとりあえずそのまま焼いて一気に食べたが、なんだか消化に時間がかかっているような感じでヤな予感。このままのペースで肉を食ったら確実に発作が起きて大変なことになりそう。というわけで、味付けカルビは茹でて食べることにした。味気ないよママン!食べる時にはレモン醤油につけて食べるとよし。そして5日くらいかけてようやく豚生姜焼きまで辿り着いた。トレイの中はすごい量の汁が溜まっててすごくイヤだ。でももったいないから食う。きっとよく火を通せば大丈夫。茹でれば油が抜けて大丈夫。
▼連日肉を食べているせいか、どうも胃がもたれるというか、胆嚢のあたりに鈍痛が。油断してたらいつあの激痛が襲ってくるかわからなくて不安。
▼それはそれとして、床屋へ行ってきた。左のうなじに剃刀を当てられるとちょう感じるンですがそれは僕だけでしょうか。おそらくソコを剃られる瞬間、スゴい勢いで鳥肌が立ってるだろうと思われるので理容師のひとに「おやおや感じてるンかここが気持ちイイのンか?」と思われてそうで恥ずかしいわけですがべつにそんなこともどーでもよく、いつのまにか気がついたら椅子の背からグッドバイブレーションが伝わってくるわけですよ僕の背中に。ちょうど鬱陶しい鈍痛のあるあたりに心地よい振動が。みるみるうちに痛みが薄れていくような気がしますスゲえや昨今の床屋椅子は。
▼しかし床屋とか歯医者の椅子は、こんだけ多機能になってくると緊急脱出装置が内蔵されてても不思議じゃないね。ていうか内蔵されてないわけがないね。これでいざ鎌倉!って時にも安心だね。
4月23日
●漫画喫茶でめ組の大吾を一気読み。サンデー連載時にリアルタイムで読んでいたものの、まとめて読むとちょうスゴ。イき顔多発というかアクメ→弛緩→発情→アクメ→(以下繰り返し)といった具合で大変です。スピリッツで連載中の昂もこんな感じだけど、ひょっとしてシャカリキもそーいうまんがなのかしら。甘粕と大吾の関係があまりにもナニで気が気ではなくいろんな意味でドキドキ。オヤジマニア的な視点で見ると、中央消防署レスキュー隊の白石隊長がステーキだと思いマシータ。あと忍足さん萌え。

●買いそびれてたガンガンパワード購入。鋼の錬金術師カラー1P+8P+ポストカードのために540円かよ…。大総統閣下カコイイ。

●僕も月の土地買おうかしら。
4月21日
●このごろ、上大岡駅の目立たないところでアコーディオンを弾いてる人がいる。なんか通りすがりにアコーディオンの音色が耳に入るとこう、気分はパリジャン?セーヌ川のほとり?ジュテーム?

■北野勇作「かめくん」(徳間デュアル文庫)【4】
SF大賞受賞ってことで、前々から探してたんだけどやっと発見。カメ型ロボのうすぼんやりした日常を描いた話。ロボなのにパンの耳とかリンゴを食べるノカーとかあまつさえトイレまで行くノカーとかオモタ。世界とかがどーなってるんだかサパーリわからんけど、全体的にせつなさ炸裂で好き。かめくんの三面図イラストきぼん。

■北野勇作「ザリガニマン」(徳間デュアル文庫)【2】
かめくんの姉妹編。わけわかんねえ。いやわからないということはないんだけど「だからなんなの?」っつーか(゚Д゚)ハァ?プールの人面瘡は良かったが。あと、どーでもいいけどキャラの名前がカタカナなのはイヤ。カコワルイ。
4月20日
●鯖復活。で、謝罪メールはまだニダ?

■マイク・レズニック「アイヴォリー」(ハヤカワSF)【5】
キリンヤガみたいなアフリカ物らしいので、なんだよまたアフリカかよげんなりだよもうちょっと他の傾向のを書いてくれよと思いつつ手にとったんだけどこれがもうキタ━━(゚∀゚)━━!!イイですスゴいです泣けた。そして萌えた。史上最大の象牙を巡るスペオペっぽい連作短編集っつーか。特に腐女子におすすめかもしれない。

●伊藤明弘「ワイルダネス(1)」(サンデーGX)購入。サンデーGXを立読みしてたら、オヤジ満載で良かったから購入してみたらむしろお姉さんやお嬢さんが活躍するスラップスティックなガンアクションでありアテが外れた。作品自体は非常にイイとは思うんだけど、男キャラの顔がなんか下手なのはなぜかしら。女の子はかわいいのに。

●能田達規「オレンジ(2)」(チャンピオン)と松江名俊「闘え梁山泊 史上最強の弟子(5 完結)」(サンデー超)を購入。あらー、なんか他にも買ってるような気がするんだけど気のせいかしら。

●北野勇作「かめくん」「ザリガニマン」を一気読み。感想書くのダリー。

名作の粗筋を教えてください(文学板)67がちょう気になる。読んでみたい。

( ´∀`)<ボスのシジチュが成功してヨカタ
4月16日
●CGI関係をまとめて置いてるサーバが激重。カウンターも板も解析もメールフォームもろくに動かねええじゃんか。5分くらいじっとしてれば動くけど。というわけでさっそく苦情の電話をいれてみた。どうもランキングサイトとかその手のアレが原因で重くなってるらしい。「さっさとアカウント停止してやって下さいよもーちょうめいわくー。あ、復旧の目処が立ったらちゃんとメールで告知してくださいねー」「すいませんすいませんいつまでとは断言できないのですが軽くなってきた時には謝罪のメールをお送りいたしますすいませんすいません」って。そんなまるで僕が悪質なクレーマーみたいな…別に「謝罪しる!」とか電話口でわめいたわけじゃないのに!そしてさっぱり軽くならないサーバ。どうなってんだ。

●今月も鋼の錬金術師のためにガンガン購入。大佐があんなひとだったなんてそんな…そしてマイホームパパなハクロ将軍が、今回は頑固な上官として再登場。ナイスミドル萌えだね。本の虫なメガネっ娘シェスカたんには萌えるの禁止。アレは明らかに罠。オタがコロリと萌えてしまう属性まみれだからダメだ絶対に許しちゃダメだ。それにしてもアルは毎回イイわーデフォルメされた顔が犬っぽくてちょうかわいい。単行本2巻は5月22日かー。
4月14日
■バリントン・J・ベイリー「カエアンの聖衣」(ハヤカワSF)【4】
服飾SF。服装がなによりも最優先であり、着る服によって性格まで変えてしまうカエアン文明が生み出した最高傑作、フラショナルスーツが、ある仕立て屋の手に渡った。仕立て屋はスーツの力でめきめき立身出世していくが…。
▼たしかこんな話だったような。平行していろんな本を読んでると、内容が記憶に残らなくて困るわ。おもしろいことはおもしろいんだけど、スゲえおもしろいわけではないというかおすすめしにくい。

■ダン・シモンズ「カーリーの歌」(ハヤカワNV)【4+】
詩人・編集者のルーザックは、8年前に死んだ詩人ダースの新作を求め、インドのカルカッタへ妻子を連れて向かう。貧困やら暑さやら邪教集団やらでヒドい目に遭うルーザック。
▼シモンズはイヤなことをこと細かに描写させたら天下一品だとオモタ。中盤あたりは、イヤなことが起きそうな予感で読み進むのが苦痛だったくらいにイヤ。そのわりにラストは拍子抜けでありガカーリ。やはり作中で殆どカレーを食べる場面がなかったからではなかろうか。一度だけカレー味の炊き込み御飯食べてたけど。

●シマック「都市」、レズニック「アイヴォリー」を平行して読みちゅう。

●ボスが…。

●先日、同人やおい女に遭遇というか「ハガレンのアルの萌え絵きぼんぬ」と要求したら「私、生粋のやおい者なんで…」と断られた。ヒカル×塔谷名人らしい。真性です!激しく真性です!森下九段×和谷たんはどうでつか(;´Д`)ハァハァっていうか「鎧姿の」アル×エドをきぼんぬしてみた、しかもその場で「こんな感じで4649!」と臨場感溢れる演技までつけて。死のう。
4月6日
●ミニテレホマンキモい!キモい!クチャイ!というメールが来てちょうショック。こんなに愛らしいのに!かわいいのに!

■ロバート・J・ソウヤー「ターミナル・エクスペリメント」(ハヤカワSF)【4】
脳をスキャンして、人格をコンピューターにそっくりそのまま再現できる技術が開発された。主人公のオサーンが実験台となり、3種類の複製が作られたがそのうちの1体が殺人を犯す。犯人はどれだ?って感じのSFミステリ。その他に臨終間際の人の脳波を調べたら魂らしき波長が頭蓋を出て行くことが観測されて全世界騒然とか、魂、精神と肉体についての思索なんかもわかりやすく語られており非常にヨカタれす。読みやすいし。それにしても英語圏の小説らしい、安易な着地点が惜しいような。これはこれでイイのかもしれないけど。

■アキフ・ピリンチ「猫たちの聖夜」(ハヤカワNV)【4】
頭のいい猫フランシスが、飼い主と共に引っ越してきた早々、近所の殺猫事件に巻き込まれ捜査に乗り出す猫ミステリというかハードボイルド?猫かわいい。つーかフランシスの辛辣でいて暖かみのある視線とか飼い主のダメっぷりとかフランシスの友だち青髭が非常にイイれすよ。猫好きなら一撃で死亡間違い無し、ミステリとしてはわりと凡庸かもしれないけど。とりあえず青髭×フランシス。

■フレッド・ホイル「10月1日では遅すぎる」(ハヤカワSF)【3+】
もー翻訳モノは前半ダルすぎる場合が多すぎ。後半はサクサク読めておもしろいんだけど。架空戦記みたいな話でした。面倒だからこれでいいや。あークラシック大好きっ子にはおすすめかな。

萌えろちっく・ラブコメディっていうのはヒエログリフとかもかかってるのではないか。
4月4日
■貴志祐介「13番目の人格 ISOLA」(角川ホラー文庫)【3+】
なんかもうタイトルだけでゲンナリなので敬遠してたんだけど、思ったよりも良かった。阪神大震災、エンパス、多重人格っていう題材の組み合わせが良かったのかしら。でもありがちすぎるラストがちょっと、いやホラーとしてはわりと王道なんだろうけどすごく陳腐に思えてしまうのはなぜかしら。

■貴志祐介「黒い家」(角川ホラー文庫)【4】
生命保険の支払い係である主人公が遭遇した異常な事件。こりゃおもしろいです。ていうかかなりイヤ。そしてやっぱりラストが陳腐でやや萎え。読んで損はない作家だとは思うんだけど、こう一味足りないと言うか。天使の囀りは非常にツボだったんだけど。

●つーか火星夜想曲がいくら読んでも終わらねえ!いったいどうなってるんだこの本。とりあえず次はソウヤーの「ターミナル・エクスペリメント」でも読んでおくか。ファラオ様の感想は多分秀さんが書くので僕はいいや。
4月3日
●なんかこう微妙に調子悪い。ヤパーリ油がイカンのか。ロッテリアでハンバーガーも食えないのか。それともアレか、近所の中華料理屋のランチがイカンのか。たしかに中華料理は油っぽくてイカンような気もするがでもデザートの杏仁豆腐がザル豆腐のように柔らかくてほのかに中華っぽい香りがして甘さ控えめでありちょう(゚д゚)ウマーなんだけどこれ以上病院に金つかうのヤだから質素な食事に戻そう。というわけで納豆とか漬物とか味噌汁ばかり食べよう。切ない。

●赤美潤一郎「妖幻の血」(ガンガンコミックス)を購入。沙村広明とか冬目景っぽい絵柄で画面のやたら黒い耽美っぽいグロ漫画っつーかなんでコレがガンガンに載ってるんだろ。1000P overな頃のアフタヌーンっぽい。とにかく吸血人形のばらと肉吸人間ぼたんが萌え。もうちょっと昭和初期っぽい雰囲気を出せればイイのに。意外にギャグがイってて良し。

●さりげなくミニテレホマンを飾ってみる。ちょうかわいい。
4月1日
●ワショーイ!!canecoさんがプレステ2をくれたYO!DVD部分が壊れてるらしいのでプレステ2のゲームができないプレステ2。つまり読み込みが速いプレステ?修理すればマトモなプレステ2になるらしいけど。つーかディスクが空回りしない上に読み込みの速いプレステはちょう快適。とりあえずリンダキューブアゲインをやってました。RPGの虚飾を剥ぎ取ったようなRPG。主人公のカップルが野営したらティッシュが減ったり、怪しげな博士が「ほら、アレの薬だよ。アッチの方に効果絶大だよヒヒヒ」とアレの薬をむりやり押し付けてくるようなそんなRPG。声優がやたら豪華で喋りまくり、過剰な演技力でイヤな演出もイヤさ100倍増しでちょうステキ。もう「サチコはどうだぁ?サチコはどうだぁ!?」とサチコさんのスカートをめくり上げたり股間に頭を突っ込んだりする中年男のムービーが目に焼き付いて離れない。

●そーいえば先日の入院中、隣のベッドに運び込まれてきた青年が始終苦しげに唸り続けていて怖かった。ベッドの脇に両親揃い踏みで、手とか握っちゃっててもう見てらんない。看護婦が「熱も41度出てるし、熱さましの座薬を入れた方が楽になると思うのよ」と言ってるし。41度って下手したら子種、子種死んジャウ☆つーかひょっとしてインフルエンザとかの移る病気なのかしらそんな外科病棟なんだから考えにくいことだけどひょっとして!SAVE THE 子種!僕の子種がピンチ!と思ったがどうやら移されたりはしなかったようで一安心。

●20世紀SFとか世界の中心で愛を叫んだけものとかファラオ様最新刊とかいろいろ読んだけど、感想書くの面倒くせえ。そして火星夜想曲がいくら読んでも読み終わらない。

●4月バカということで、何かウソでも書こうかと思ったが馬鹿らしいのでやめた。

●詳しいことは長くなるので書かないが、ジャイアンと和田アキ子はリサイタル、北島三郎はギグ、という結論に達した。

アメリカ人の部屋に住みたい
僕も住みたいれす(;´Д`)ハァハァ テレ東月曜深夜にやってる裸のシェフみたいな感じで。料理しつつ無意味にバスケットボールをゴールに投げ込んだり。ていうかマジ?裸のシェフ終了デスカ?ガカーリ

■■■■痙攣もX-SPORTSですよね?■■■■
100歩譲ってスポーツ、紛れもなくエクストリームだと思います。

■ギコアイコ
 ∧ ∧∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 (゚Д゚≡゚Д゚) <  ああ、見える、見えるわ
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というのを思いついたんだけど既出かしら。