キャビア日記 2003年 2月
2月28日
■デイヴィッド・ブリン「知性化の嵐2 戦乱の大地」(ハヤカワSF)【5】
あーもう理屈抜きでおもしろかった。前巻に引き続き、惑星ジージョをめぐる冒険。いよいよ「スタータイドライジング」から引っ張り続けたストリーカー号のその後が明らかになったりもして大変れす。つーかもう、どうでもいいからさっさと続き出せやゴルァ!!「SFの殿堂 遥かなる地平1」に番外編が載ってるらしいので読まなきゃ。

●読むものが切れたけど、黒豹スペースコンバットを読むのはヤだからSFマガジンでも買ってこようかしら。ついでに鋼の錬金術師の小説版も気が進まないけど買っておくか。

【リー・アーメイ】ハートマン軍曹に罵倒されるスレ【FMJ】
芸術的な罵倒っぷりに(;´Д`)ハァハァ
2月26日
■デイヴィッド・ブリン「知性化の嵐 1 変革への序章」(ハヤカワSF)【5】
下巻を先に100ページくらい読んでしまいへこたれたが、ジタバタするなよってことで気を取りなおしてちゃんと上巻から読んだ。話が進まねえとか言われてたけど、僕としてはストリーカー号がどうなろうとかまわないのでちょう楽しめますた。惑星ジージョ博物誌みたいな感じでステキ。ブリンの書く異星人はなんだか萌えるね。イーたん萌え。

●引き続きすごい勢いで「戦乱の大地」読みちゅう。おもしれー!今回はイルカがあんまりウザくなくて良し。

●ミニストップのホットドッグがウマすぎ。ドトールのホットドッグよりウマい。コンビニも侮れないね。

●オレンジをたくさん積んだ大きな壷に乗って、アメリカの川を下る女の子の夢を見た。棹を川底に突き立ててジャンプするわ壷を傾け浸水させて急ブレーキをかけるわ、ありえないスピード感だった。
2月24日
●「週刊石川雅之」購入。2話目のパパンていうか紳士マスクちょう萌え。7話目のミルコたんの(゚д゚)な顔萌え。忍者ワショーイ!!最近こういう安直な萌えで漫画を買うことが多いな。話としては、ニワトリが良かったかしら。

■ロバート・シルヴァーバーグ編「ファンタジーの殿堂 伝説は永遠に 1」(ハヤカワFT)【3+】
キング「暗黒の塔」以外はわりと良かった。カードの「アルヴィンメイカー」は抹香臭くてイイな。熊かわいいし。熊さいこう。

●ブリン「変革への序章」読みちゅう。完結するまで待とうと思ってたのにな。つーかそんなことよりも、エラく難解で読み進むのが苦痛。50ページくらい読んだら、サクサク読めるようになってきたけど。と100ページくらい読み進んだところで何気なく表紙を見たら下巻だった。処女的衝撃!

●殺人リカちゃん人形に殺されかけたところで目が覚めた。間一髪。
2月22日
■ロバート・J・ソウヤー「フラッシュフォワード」(ハヤカワSF)【4】
鉛原子核同士の衝突実験のせいで、全世界の人間の意識が2分間だけ21年後に飛ばされてしまう。意識を失っていた間に起こった飛行機事故などの大惨事、そして人々が見た垣間見た未来の光景、この出来事が予の中にどんな影響を与えたか。そして未来は変え得るのか。
▼終盤のサスペンス&アクションでハラハラしますた、なんかぎこちなくて。更に、またもや悩める中年が。うーん。ソウヤーってそつなくおもしろいけど、なんか微妙に物足りないのよね。

■山岸真 編「80年代SF傑作選」(ハヤカワSF)【3】
90年代のと比べると、なんかこう全体的に古臭いというかダメな感じ。ベアの「鏖戦」は読んでてダルかったれす。

■ロバート・シルヴァーバーグ編「ファンタジーの殿堂 伝説は永遠に 3」(ハヤカワFT)【3】
時の車輪外伝はどうにも読めなくて投げ出しますた。テリー・プラチェット「ディスクワールド」はちゃんと読んでみたいれす。つーか既刊は全部絶版かよ!タッド・ウィリアムズ「オステンアード・サーガ」はわりと好み。ゲド戦記はダルかったから、本編は読まなくていいや。

●「伝説は永遠に 1」を読みちゅう。キング「暗黒の塔」つまんねー。

●平行してレックス・スタウト「ネロ・ウルフ最後の事件」読みちゅう。キャラはいいけど話に乗れないよネロ・ウルフ。

●今週の「ORANGE」は三木たんステキすぎ。ちょうさわやかさんで萌え。萌えた勢いでピース電器全24巻を読みなおしてみた。7巻収録「戦慄のバレンタイン」は最強のアイたん萌えエピソードれすよ。小悪魔ワショーイ!!

●コンビニのレジにバガボンドが平積みになってて驚き。そんなに売れるのかしら。
2月17日
■ロバート・J・ソウヤー「スタープレックス」(ハヤカワSF)【4】
人類、イルカ、異星人2種が乗り組む学術調査船スタープレックス号の冒険。ソウヤーは安定しておもしろいれすね。ところでソウヤーといえば「中年の危機」らしいけど、たしかにこれはかなりの中年の危機っぷりですた。つーかイルカに知性があるんなら、鯨とかシャチにもあるんじゃないのかしら。ていうかイルカよりもシャチきぼんぬ。あとブリン「知性化戦争」に出てくるテナニンのコールト並に萌える異星人きぼん。ジャグはちょっとねえ…。

●引き続きソウヤー「フラッシュフォワード」読みちゅう。

焼肉食いに来て「私、サラダ」とか言う女
食の鬼は神。間に挟まるレスもステキ。

797 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:03/02/16 20:11 ID:cmnjYCaR
俺、こういう「板違い・・・じゃないか……?」的ギリギリ感覚のスレが好きなんだ。

798 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:03/02/16 20:13 ID:L8iuBwId
うん。この他人事感がたまらない。
2月16日
■カート・ヴォネガット・ジュニア「スローターハウス5」(ハヤカワSF)【4】
UFOに誘拐されて、動物園で美人女優と番ったりする話。こーいうのって不条理文学とでもいうのかしら。おもしろかったけどさ。

■ジェフリー・ロード「青銅の斧」(創元SF)【4】
イギリスのスゴ腕秘密情報機関員リチャード・ブレイドが、マッドな科学者の発明のせいで異世界に飛ばされて大活躍、というシリーズの第1作らしい。決闘あり謀略ありお色気ありと、痛快な娯楽ファンタジーれすね。毎回いろんな世界に飛ばされては最後に帰還、異世界の知識を持ちかえり、斜陽のイギリスを復興させるんだそうな。能天気でイイ!しかしこんなシリーズ、古本屋で見かけたことがないんだけど続きは手に入るのかしら。翻訳作品集成によると14冊出てるらしいけど。

●今月もガンガン購入。「鋼の錬金術師」は師匠キター!!肉屋ワッショイ!次回はいよいよママン錬成の詳細が明らかになるのかしら。しかしあの師匠、わりとイイ歳だろうに、ドレッドつーのは如何なものか。今回のカラーは配色がイイ感じれすね。

●能田達規「ORANGE」7巻購入。メチャ燃え。燃えすぎ。というわけで、国内サカ板スレの過去ログを参照しながら1巻から読み返してみた。ぬおお燃え!だけではなく、いろいろとニヤニヤできますた。代表の練習試合で三木にベタベタされるムサシと、テレビでそれを見てプルプルしてるコジローとか(その後張り切りすぎて負傷)。オレンジから奈良に移籍して、片岡に強く当たる二人組(「俺たちが目をかけて大切に育てていたんだ」ですってよ、奥さん!)とか。更に三島と酒井とか。ダメ!こんな真っ当な作品でニヤニヤしちゃダメ、ゼッタイ。まあ僕としては、控えにまわってしまったGK田村たんの活躍を激しく期待するわけですが。
2月11日
■カート・ヴォネガット・ジュニア「猫のゆりかご」(ハヤカワSF)【3+】
わりと読み終えたばかりなのに、もうあらかた内容を忘れております。たしか、カリブ海かどっかに浮かぶ、各国に領有宣言されていながらあまりの不毛さに次々投げ出され続けている島。その住民の心をを救うには宗教をでっち上げるしかない。というわけででっち上げられたボコノン教とか、H2Oなんだけど融点が45度くらいだから、水分に触れたらあらかた凍らせちゃうYO!海に撒いたら世界の破滅決定!なアイス9っていう物質とか、こう読んでる最中はそれなりに楽しい気がするけど読み終わって振り返るとなんだったんだろう、みたいな気分になるます。とりあえずハヤカワはこういう本をSFに入れるのやめて。

●引き続き、ヴォネガット「スローターハウス5」読みちゅう。すげえおもしろいような気がするけど、もっとこうSFしいものを読みたいわけで。しかし読む本のストックが尽きてしまったわけで、そういえば黒豹スペースコンバットを読みかけのまま何ヶ月も放置していることを思い出したりするわけで…。

( ´_ゝ`)流石だよなSFな俺ら(´<_`  )
SF板では珍しく活発なAAテンプレネタスレ。おもしれー。僕としては227231が激しくワラタ。
2月9日
■タニス・リー「白馬の王子」(ハヤカワFT)【4】
なんでかさっぱりわからないけど、いつのまにか白馬に乗ってさまよっていた王子様。名前も思い出せず、人々から救世主呼ばわりされ、流されるまま真鍮のドラゴンと戦ったり気の狂った魔女にこき使われたりしつつ旅を続けるユーモアファンタジー。
▼タニス・リーらしからぬ、軽い話なんだけど王子のヘタレっぷりがステキ。最後まで嫌々ながら冒険してます。そして旅の道連れである馬=ライオンがものすごく賢くて分別臭く喋るので萌え。更に途中で仲間になるゲマントたんが、なんで萌えるのかわからないけど激しく萌え。ヘタレマンセー。骨の城の掃除係してるバズルたんも萌えますた。

■カート・ヴォネガット・ジュニア「プレイヤー・ピアノ」(ハヤカワSF)【4】
機械によって生産性が高まりすぎ、職を奪われた大半の人々は軍隊や道路補修(ドジ終点部隊)の仕事をしていなければならなくなった。自分が必要とされている、という感覚を失い生き甲斐を無くした人々と、ヒエラルキーの頂点にいる技術者たちが漠然と抱える不安をコメディータッチで描いた作品。
▼クローナーパパン萌え。フィット・フィット!

●不覚にも今まで気づかなかったんだけど、スペリオールで連載中の「先生がいっぱい」ちょう萌え。ラビ先生(;´Д`)ハァハァ ビジュアル系暴力体育教師、つーかうさぎたん!うさぎCawaii!! 蹴られても肉球だから痛くなさそう、いや痛くても喜んでしまいそう。
2月5日
●どうも読む本が無いな。

■ジェフリー・アーチャー「12本の毒矢」(新潮文庫)【3-】
■ジェフリー・アーチャー「12枚のだまし絵」(新潮文庫)【3】
読む本が無いので、なんとなく買ったいかにもイギリスな短編集。SFでもFTでもホラーでもミステリでもないので、読んでてイライラしますた。なんつーかイヤな感じの上昇志向も鼻につくし。わりと読めることは読めるんだけど、とにかく俗でいやん。萌えないし。

●今週のサンデー「史上最強の弟子ケンイチ」は、ほのかたんキター!!出会って早々アパチャイを乗りこなすほのかたん(;´Д`)ハァハァ ヒロインの影が薄くなってから、どんどんおもしろくなってきますた。

●なんかお買い得なPCはないものかしら、とヤフオクやらオンライン通販サイトを巡っているのれすが、ショップブランドはやたら安いれすね。OS無しだけど36800円でCDRW付きとかあるし。それにしても、VSPECのサイトは狂ってるとしか思えない。例えばこんなの↓
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確かに安いけど、こんなところで買っても大丈夫なのかと不安になるような煽り文句がcool!cool!cool!cool!cool!cool!